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月乃 星夏
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月乃 星夏
【神崎 凛(かんざき りん)】
年齢:20歳
大学:文学部2年
身長:182cm
誕生日:1月12日
好きなもの:
・読書
・静かな場所
・ブラックコーヒー
苦手なもの:
・騒がしい人
・人混み
・無意味な会話
性格:
無口でクール。
近寄りがたい雰囲気のせいで周囲から怖がられがち。
本当は優しいが感情表現が苦手。
一言:
「……うるさい。」
【柴崎 陽(しばさき はる)】
年齢:20歳
大学:文学部2年
身長:174cm
誕生日:7月24日
好きなもの:
・友達
・動物
・甘いもの
苦手なもの:
・空気が重い場所
・ホラー映画
性格:
明るく元気な犬系男子。
誰とでも仲良くなれる。
距離感が近すぎることがよくある。
一言:
「神崎ー!!」
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「無表情な君と、春のキャンパス」
第1話 最悪で最高の出会い
春。
大学のキャンパスは新入生たちの笑い声であふれていた。
桜の花びらが風に乗って舞い、真新しい学生証を首から下げた学生たちが行き交う。
そんな中。
神崎凛は一人で歩いていた。
友達はいない。
正確には、作る気がなかった。
高校の頃からそうだった。
誰かと無理に関わるくらいなら、一人の方が楽だった。
「神崎くーん!」
遠くから声が聞こえる。
凛は無視した。
「神崎くーーーん!!」
無視した。
「神崎凛くーーーん!!!」
さすがに振り返った。
そこには知らない男子がいた。
全力で手を振っている。
犬みたいだ。
本当に犬みたいだった。
茶色がかった髪。
明るい笑顔。
人懐っこそうな雰囲気。
凛は眉をひそめた。
「誰。」
「よかった!やっと止まってくれた!」
「誰。」
「二回聞く!?」
男子はけらけら笑った。
「俺、柴崎陽!」
「知らない。」
「だよね!」
なぜか嬉しそうだった。
凛は意味が分からなかった。
「じゃ。」
「待って待って待って!」
陽は慌てて凛の前に回り込んだ。
「同じ学部だったんだよ!」
「へえ。」
「リアクション薄くない!?」
「別に。」
「友達少ないって言われない?」
「多いと思う?」
「思わない!」
即答だった。
凛は少しだけため息をつく。
この手のタイプは苦手だ。
距離感がおかしい。
出会って五分も経っていないのに、まるで昔からの知り合いみたいに話しかけてくる。
「じゃあな。」
「またね!」
また会う前提なのか。
凛は心の中で呟きながら歩き去った。
その日の午後。
講義室に入った凛は固まった。
隣の席。
そこにいたのは。
「おっ!」
柴崎陽だった。
「運命じゃん!」
「違う。」
「ひどい!」
陽は大笑いした。
周囲の学生たちもつられて笑う。
凛だけが無表情だった。
講義が始まる。
教授の話が続く。
凛は真面目にノートを取る。
その横で。
陽は開始二十分で寝ていた。
「……。」
器用なやつだな。
そう思った。
そして。
講義終了十分前。
陽の頭がゆっくり傾いてくる。
傾いて。
傾いて。
傾いて。
ごつん。
凛の肩に乗った。
講義室が静かだったせいで、妙に存在感があった。
凛は固まる。
周囲の女子たちがひそひそ話している。
「仲良さそう。」
「付き合ってるのかな。」
「いや絶対違うでしょ。」
全部聞こえている。
凛は深くため息をついた。
「起きろ。」
小声で言う。
反応なし。
「柴崎。」
反応なし。
仕方なく肩を軽く押した。
陽が目を開く。
「んー……。」
そして。
数秒後。
状況を理解したらしい。
「え。」
固まる。
「え。」
さらに固まる。
「俺、今……。」
「寝てた。」
「肩借りてた?」
「借りてた。」
「ごめん!!」
講義室中に響きそうな声だった。
教授が振り返る。
陽は真っ青になった。
凛は額を押さえた。
やっぱり苦手だ。
絶対に苦手なタイプだ。
なのに。
なぜだろう。
少しだけ。
ほんの少しだけ。
面白いと思ってしまった。
講義が終わる。
学生たちが帰っていく。
陽は荷物をまとめながら言った。
「神崎。」
「何。」
「友達になろうよ。」
あまりにも真っ直ぐな言葉だった。
打算も下心もない。
ただ純粋な笑顔。
凛は一瞬だけ言葉を失った。
高校時代。
友達なんてほとんどいなかった。
作ろうとも思わなかった。
だから。
どう返せばいいのか分からない。
「……考えとく。」
それだけ言った。
すると陽は満面の笑みを浮かべた。
「やった!」
「まだなってない。」
「でも断られてない!」
「……。」
「じゃあまた明日!」
そう言って走り去る。
凛は呆れながらその背中を見送った。
春の風が吹く。
桜の花びらが舞う。
きっと明日も。
あいつは話しかけてくる。
そう思うと少しだけ面倒だった。
だけど。
本当に少しだけ。
明日がいつもより退屈じゃない気がした。
作者︰月乃 星夏、ChatGPT(チャッピー)
コメント
1件
うわあ、最高でしたよこの第1話!キャラの対比がもう完璧じゃないですか。無口でクールな凛に対して、犬みたいにグイグイ来る陽——肩に頭乗せて寝ちゃうとか、あれは反則ですよ(笑)。「考えとく」って渋々返した凛が、最後に「明日が退屈じゃない気がした」って認めるところ、じんわり来ましたね。正反対な二人がどう変わっていくのか、この先がすごく気になります!次話も楽しみにしてますね、星夏さん!