コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
突然ですが、あなたが考える神様はどんなものですか?
有名な宗教の教祖ですか?
それとも推しですか?
これは天界に住む、とある1人の夢見る女性の物語
夢を見た
私が神様になれた夢
これで、私もみんなに幸せを届けられる
そして、、、
ゆうめいに、、、
「夢か」
ここに来てまさかの夢オチ、、
もう少し夢が見たかったな
そう思いながら部屋を見渡す
「今日面接だから、こんな夢みたのかな 」
そう、今日は大事な大事な、それはもう大事な面接がある!!!
それは有名企業神様グループのオーディション!
神様グループは人間界で言う芸能事務所で、アイドルやタレント、モデルのための事務所!!!
一生に1度は誰もがその事務所に入りたくなるような素敵な場所
まるで宝箱っ!!!!
そんな倍率がエグそうな事務所のオーディション、、、
受かるために血のにじむような努力をして参りました
ガラスが上から降ってきたときの上品な避け方、カラオケで音を外した時のおちゃめな反応、どんな時でも笑顔を絶やさない意識などなど、、、、
今までしてきた努力を思い出していたら、事務所に着いた
(絶対受かってみせる)
覚悟を決めて、いざオーディション会場へ出陣!!!!
控え室にはライバル達がたっくさん居ました
すんごい可愛い子、お上品な子、清楚系にギャル系、ちょいワル系
他にもたくさんの個性を持った子たちが居て、私だけ地味だ、、、
「いや、私はむしろ地味で浮いてる
大丈夫、うん、多分、きっと、、、」
段々自己肯定感も下がってく
周りがちょっと豪華すぎたみたい、
待合席に恐る恐る座る
緊張がやばい、、!!!
焦って頭の中ぐるぐるだし
いやもう絶対絶命!?!?
ほんとに無理、緊張!!!!!
「エントリーNo.10084さん、どうぞ」
呼ばれちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
どーしよ、ほんとに!!!!
「はい、、、、、 失礼ひますっ、、
エントリーNo.10084の神代結月です、、」
もう涙目
はい、詰み
終わり
「年齢はなんですか?」
「124歳です」
「特技はなんですか?」
「盲牌です(※麻雀で使うあの四角いやつを手触りだけで当てるしょうもない技術のこと)」
「趣味はなんですか?」
「寝ることです」
「志望動機はなんですか?」
「誰もが、笑顔になれるコンテンツになりたいからです!
落ち込んだままだと、何もかもが嫌になると思うんです
そんなこと吹き飛ばして、前向きに生きた方が楽しいと思いませんか?」
それから、練習した失敗した時のお茶目なかわし方や上品なかわし方のテストをして私のオーディションは一旦幕を下ろした
(受かってるかな!?
いや、受かってないと困る、、)
次のオーディションはいつやるか分からないから、受かってないと立ち直れない
合否発表は明日だ
早いと思うだろうが、天界は技術が発展しすぎていて計算機能は特に凄まじまい
音速で計算してくれている
もう解説者も訳が分かっていない
「明日なんか来なきゃいいのに」
そんなことを呟きながら、今日の残り時間を抜け殻のように過ごしていた
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭