「隣にいさせてください」
ずっと考えてたんだ、この幸せがずっと続くのかを…
🐑「あー、」
目をゆっくりとあける。
月の明かりで目をあける今の時刻はまだ、夜中の2時だ。
深い眠りに付けない。心の奥になにか大きな何かが突っかかって、胸が痛い。
でもまだ眠たいから 深呼吸をし、また眠りに入ろうとする。
🐑「はっ…!」
最悪な悪夢を見てしまった。呼吸が乱れ、冷や汗が止まらない。手の震えも止まらない、
泣きそうだ。この幸せを無くしたくない。
🐑「どうして、こんな気持ちにならないといけ
ないんだ」
俺が見た夢はこの幸せが壊れる夢ばかりだ。
メンバーに悪口、暴言を吐かれたり、ごくまれに殴られたり、俺の心をグサグサとさすものばかりだ。
けして、メンバーはそんな事しないとわかっているけど、どうしようもなく辛くなる。
俺はただ、メンバーと笑いあって、、たくさんお出かけをして、このシアーハウスで幸せに暮らしたいだけなのに。
呼吸を整えて心を落ち着かせる。
🐑「はぁ、、喉乾いた… リビングに行こ」
ザウルス寮にもキッチン、冷蔵庫はある。だけど、何となく歩きたい気分だ。
この気持ちを落ち着かせるためにも、、
みんなを起こさないように静かに歩く。まぁこんなに広いから足音で起きるとかはないと思う。
🐑「どうしてこんな夢を見るんだろう。」
と考えながら、リビングへ歩いてゆく。
考えてるとリビングに着いた。コップ1杯に水を入れ、一気飲みをする。
🐑「はぁ…」
🐑「誰かに相談出来ればどんなに楽なんだろう 」
俺は人に悩みを相談するのは苦手だ。上手く言葉が出なくて喉につっかえるからだ。
一息を着いて、部屋へ戻ろうとする。
部屋に戻りながら、今日撮影があることを思い出す。
🐑「そんなに寝れてないけど、大丈夫かな…」
みんなに心配をさせてたくない。だから撮影でヘマをする訳にはいかない。
部屋に付き、時計を見る、 深夜の4時半だ 。
3時間後には撮影。寝るのもちょっと…
そう考えてると、カーテンの隙間から太陽の光が俺に当たる。
綺麗で眺めようと思い、ベランダに向かう。
ベランダから見る太陽が登る姿はとても綺麗で、太陽が俺を包んでくれる気がした。
俺が太陽に見とれている時背後から優しい声が聞こえた。
🌷「こんな朝からどうしたのですか?」
noさんの優しい声が聞こえ、振り返った。
🐑「あ、noさん…太陽が綺麗で見ていたんです。」
noさんはちょっと心配そうな顔をした。どうしてそんな顔をするのか分からない。笑顔でいて欲しいよ…
🐑「noさんこそどうしたですか?」
少しの間があった。
🌷「少し寝付けなくて、」
noさんも寝付けないのか、俺に出来ることはないのかな?
🐑「悩みとかあるんですか?」
そう聞いた時noさんは少し、びっくりしたような感じがした。話すか迷ってるのか、俺には話せない内容なのか、やはり俺は役に立てないのか?
そう、考えてる時noさんは口を開けた。
🌷「そうでますね、悩み…悩みはありますよ。」
🌷「今のhrくんはどこか辛そうで、今にも消えてしまいそうな感じでちょっと悩んでるんです。」
noさんがはした言葉に俺は言葉を飲んだ。
バレてた、、?それが怖かった。
🐑「俺が消えそう?そんなわけないでしょ笑? 」
そう笑い安心させようとした。でも、noさんにはバレているらしい。
🌷「無理に笑わないでください。僕知ってますから。最近、寝付き悪いですよね?」
どうしてそんなこと知ってるの…?
俺が声を出せずにいると、noさんが口を開い説明をしてくれた。
メンバーと話してる時も撮影の時もあまり元気がないこと、顔色が悪いこと、いつものhrくんとはまったく違うことから気づいたらしい。
🐑「そうなんですね…。」
🌷「もし、寝付けない理由があるのなら僕に話し欲しいです。」
🌷「hrくんのこと受け止めます。何があっても。」
いつものふざけているnoさんではなく、真剣な顔をしていた。
あぁ〜好きだなぁ、、
🐑「お、、俺最近ッ…め…」
なんで?言葉が出ない。声が、、出ないよ…
どうしよう、困らせてる、よね?
呼吸が少し荒くなり、手が震え始めた。どうしよう、、深呼吸をしようとした時、noさんが手を握って強く抱き締めてきた。
🌷「大丈夫です。ゆっくりでいいので、話すことだけ考えてください。」
その言葉に安心をし、足から崩れてしまった。
その時もずっと抱き締めてくれた。
泣きながら、全て話した。何も否定せず。
🌷「”よく頑張りましたね。”」
noさんの体温と声と安心で泣き疲れ、眠ってしまった。正直、記憶はほとんど覚えてない。
🌷「ゆっくり休んでください。」
🐑「うぅーん…」
目を開けると自分の部屋ではなかった。どこだろうと周りを見てると、noさんが近くで寝息を立てている。
ここはマッスル寮のnoさんの部屋でnoさんのベットで寝ていたらしい。
寝てる、noさん、かっこいい…///と見とれてしまってた。noさんの髪の毛を触り、耳にかけようとした時、、
🌷「どうしましたか?ニコ」
🐑「…っっ///」
🐑「なんも無いです!」
noさんは安心した顔をしながら、、
🌷「顔色悪くないですね。夢見ませんでしたか?」
と聞かれ、確かに久しぶりに深い睡眠をした。
noさんと寝ると安心して、深く眠れる気がした。勘だけど……
🌷「もっと寝ててもいいんですよ?」
🐑「そんな!寝るなら自分の部屋で寝ますので、大丈夫ですよ。」
noさんの顔がちょっと不機嫌な顔をしながら、
🌷「僕が嫌です。」
🐑「ふぇ?」
そんなことを急言うからびっくりし、変な声が出た。恥ずかしいっ…//
🌷「僕hrくんがいると安心して寝付けるので、近くにいて欲しいです。」
といいながらベットに入ってきた、ものすごく近い、、、心臓の音がバクバクなってる。きこえちゃうよぉう…
🐑「ちょ…あ、」
声を発する前にnoさんがベットに座ってる俺を寝っ転がし、
🌷「僕と寝て悪夢を見ていないのならお互いWinWinじゃないですか!」
🌷「てことで、しばらく一緒に寝ましょう。」
話が勝手に進んでいく、でもnoさんの言うことも一理ある。でも!好きな人とこんな一緒に寝るのは…///
🌷「笑 すごい心臓なってますね」
🐑「かぁーっ…///」
コメント
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これはまた天才が現れました…👀✨️ 主さんの小説見たのこれが初めてですが、内容と流れが読みやすくて、自分にぶっ刺さりました…🤦♀️ nohrいいですよね、分かります…