コメント
2件
えぇぇ最後!!どうなっちゃうんだ🥹🥹すごく私好みの展開すぎて続きが待ち遠しい〜!!!楽しみにしてます🙌🏻
side w
さむっ
突然ビューッと吹いた風に上着が煽られる。
…元貴、今頃はもう家出てるかな。
帰ろうかなと思いながらも家で遭遇してしまうことが怖くてなかなか足が向かない。
もちろん、今会わないようにしたってメンバーなのだから必然的に会うだろう。
それでも今だけは自分のためにも離れていたい。
あ、涼ちゃん!
そうだ涼ちゃんのところに行こう。
無性に親友のもとへ行きたくなってすぐにメールをする。
少し早い時間だから大丈夫かな。なんて言う心配をかき消すようにすぐに返信が来た。
『い〜よ〜』
さすがにすぐつきすぎると迷惑だからと、小走りで駅に向かう。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
涼ちゃんの家に着くと彼のいつも通りの笑顔に安心して思わず抱きついてしまった。
「おぉ、若井どうしたの笑」
少し驚きながらも俺の表情に気付くと優しく抱きしめて頭を撫でてくれる。
優しい気遣いに涙が零れそうだ。
しばらくして家の中にあげてもらいソファに座っていると温かいココアを持った涼ちゃんが出てきた。
苦い心に温かいココアが染みる。
思わず泣き出してしまった。
涼ちゃんの前だぞ!止まれ!
そう思っていてもボロボロと溢れてくる。
そんな僕を涼ちゃんは初めは驚きつつも優しく背中をさすってくれた。
しばらくしてようやく泣き止むと
「何があったの。若井」
と涼ちゃんが問いかけてきた。
言葉に詰まってしまう。
「多分、元貴の事だよね。昨日家で遊ぶって言ってたし。言いたくないなら言わなくても大丈夫だよ」
どこまでも優しいこの人にだまっておきたくない。
キスされたこと以外は全て話した。
僕が元貴のことをずっと好きだったこと。
最近元貴に好きな人ができたと言われたこと。
それがおそらく映画撮影で仲良くなった女の子だということ。
心臓がひゅんとする感覚の中ひとつひとつ言葉にする。
途切れ途切れの僕の話を涼ちゃんは真剣に聞いてくれた。
突然涼ちゃんに名前を呼ばれ
そのまま抱きしめられた。
「若井、しんどかったね。無理しないで。」
かける言葉を相当悩んだろう。
丁寧に言い聞かせるように発する言葉にまた涙が零れる。
しばらくの間、涼ちゃんの腕の中で泣きじゃくっていた。
その後は忘れたように2人でゲームをしてはしゃいだ。
こんなの久しぶりで、2人で住んでいた頃を思い出して懐かしい気持ちになる。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
午後になると涼ちゃんは申し訳なさそうに用事があるから、と家を出る準備を始めた。
それに合わせて一緒に涼ちゃんの家を出て、我が家へ向かう。
家に帰ると昨日のことを思い出してしまいそうで足がすくむ。
何とか家に着くと、郵便受けに鍵が入っており、電気も消してあった。
よかった。さすがにもう帰ってたらしい。
手を洗い、リビングの扉を開けると誰かに手首を掴まれてバランスを崩すとそのまま床に押し倒される。
怖い。
誰なの?
瞑っていた目を恐る恐る開いて自分のお腹の上に乗っている人を確認する。
元貴…?
なんで…
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
以上です!
長々としてしまったところが多くて読みにくいと思われます。
すみません…
というか仕様代わりました?すこーし慣れない。
全部若井さん視点で書くことが初めてなので情報の加え方が分からない…😭