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「…覚えてない、ですね。相当動揺したんでしょうか。」



叶さんと廊下に出て、そこからが曖昧で… などと 付け足して話してくれた。

「そうですか、」としょぼくれた叶の声が聞こえる、まぁ悔しいだろうし と此方も口を噤んだ。

とは言え社長が無事で良かった。…何がしたくて社長を襲ったのだろう、社長まで殺される所だったんじゃ… とかいう考えが頭を過って、少し悪寒がした。良かった、早くに見つかって。本当に良かった。そんな安堵を零していると、1つの声が聞こえた。



剣持「…あっ! 折角持ってきたのに何で縄切れてんの…?!」


伏見「もちさん! ズハくんが切ってくれたんすよ〜!」


剣持「はぁ?!この僕が走ってまで取ってきたのに…チート過ぎるでしょ!」



カッターナイフを持って少し息を切らしたもちさんが拳を握り締めていた。物凄い焦ってたんだろうという事が伝わってくる。「いやぁ血でナイフってカッコイイですねぇ〜」「ほんまやね〜カッコよかった!」とかほざいてる女子共がいたんで、「あーうるせえうるせえ、」なんて呆れながら言った。

社長の顔色は先程よりも良くなっていた。こんだけ騒がしい仲間達が居たから少しは安心出来たんだろう。はは と多少引きつっているようにも見えるが、いつも通り笑っていた。

するとまた新たな人影が。



甲斐田「あー…やっと着いた…って人多くないっ!!?」


不破「おあ〜…あ、しゃちょー無事だったんすね!良かったですマジで」



とか アホ面やってる2人が居た。この2人と言えば、一緒に社長の部屋行こーとか言ってた奴らだ。甲斐田に関してはなんか疲れて見えるけど…。



葛葉「お前ら何やってたんだよ」


不破「迷子。」


月ノ 剣持 伏見 「ブハッwww」


叶「アー…まぁ広いもんね…??」



なんと賑やかな会話だ、今の今まで社長が命の危険に晒されていたというのに。仕方ないと言うべきか? 確かにここに来てまだ半日くらいだし、半日で全部の場所覚えたらそれはそれで可笑しいか…。

はぁ、と1つ重く溜息を吐いた。心臓に悪ぃんだよ色々と、と言う愚痴を込めて。…取り敢えず社長は休むべきだ。精神もすり減っている筈。



葛葉「社長ー、一旦しっかり休んでくださいよ、捜査はこっちでやるんで。」


加賀美「え、いやでも いつ裁判が始まるかも分からないですし…」


不破「そうっすけど、俺らが教えるんで大丈夫だろ。」


月ノ「わたくし達が守ってあげますから!」



皆して そう社長に訴えた。すると数秒の沈黙の後、嫌々にも見えたが 承諾してくれた。その後、話し合いで 女性3人はまた別れ、ふわっちと 甲斐田は残り時間 社長と一緒に過ごすとの事。

もちさんとガクさんは 俺らについてくると言っていた。そんなこんなで 社長の部屋から離れて、咎人と叶とまたあの部屋へと向かう。



葛葉「…あ、そういや なんで社長見つけれたん?」


剣持「ん? あぁ。そろそろ皆何となく謎が解けて来てる頃でしょ?

1番理解凄そうな社長に聞こうかなと思って部屋を訪ねたんです、

それで全然開かないので 試しにドアノブ引っ張ったら開いたんです。…拘束されてましたけど。」


伏見「その後ろ着いてってたんすけど めっちゃ動揺してましたよ、あの時はオレも必死だったんであれですけど、振り返ったらめっちゃ面白いッスねww」


剣持「なっ、そりゃ あんな目の前で拘束されてる人がいたら ああなるでしょうが!!」



咎人の2人がそう言い合いをしているのを ぼーっと眺めた。叶は仲良いねぇ なんて言って笑ってた。

にしても、何故社長が襲われたんだろう。2人殺せるとでも思ってたのか? そこは聞いておいた方が良いかもしれないな。あの管理人的な…放送をやってる奴に。

そんなこんな考えていると、もう部屋に着いた。そこに覗き込むと、先程と同じメンツ。



葉加瀬「あっ!やっと来た…どうだった?」


葛葉「あァ、無事だったぞ〜」



そう言うと そこの2人は少し安堵したような表情を浮かべていた。そりゃあそうだよな、3人でSMC組だもんな。フフ、と浅く笑みを浮かべた。…死体の前で笑っていいのか、とも思うが。



叶「あっ、そうだそうだ 換気扇…」


伏見「換気扇?」


夜見「換気扇の中になんかあったんだって〜、」



あ、そういや此奴らには言ってなかったな。そう思い出したように目をぱちくりさせた後、要約して内容を伝えた。…見つけてくれたふわっちのことを言ったら 2人して笑ってた。

その間にも、叶は換気扇の中を開けて中身のものを出している。それは何やらボウルのような…。



叶「…?? なんか…普通の水っぽいけど。」


葉加瀬「水? …って、何触ってんですか 毒だったらヤバいですよ?!」


剣持「触ったんですか?!」



ボウルの中の液体に触れて、その液体の様子を眺める彼に 明らかに動揺してそんなことを言っている。まぁ実際危ないので、数分だけ説教があった。








今回の証拠、アリバイ


社長は攫われた際の事は 何も覚えていなかった。


咎人が社長を助けた経緯は 今回の殺人について聞こうと部屋を訪ねて、

なかなか開かずドアノブに手を掛けてみたら 開いた。そして見つけた、という事。


換気扇の中にあったのは水が入ったボウル。

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