転生したら皆が過保護だった

転生したら皆が過保護だった

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凛「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…まさか…兄貴が帰ってくる日に風邪ひくとはな…」

母「凛､大丈夫？何か必要なものはある？」

凛「大丈夫…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

母「何かあったら言ってね」

凛「うん…はぁ…」

冴「ｶﾞﾁｬ凛」

凛「おかえり兄ちゃん､ごめんね風邪ひいちゃってて」

冴「大丈夫か？ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」

凛「なんとかね」

冴「……」

凛「兄ちゃん」

冴「ん？何かほしいのあるか？」

凛「おかえり」

冴「！」

凛「隈酷いから寝た方がいいんじゃない？」

冴「…凛の方が優先」

凛「でも兄ちゃんが…」

冴「俺の事は心配すんな」

凛「…うん…」

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次の日

凛「ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…36.9…よかった…下がった」

冴「ｶﾞﾁｬ凛､熱は？」

凛「下がったよ」

冴「そうか」

凛「兄ちゃんはいつスペイン帰るの？」

冴「明日かな､今合同合宿やってた奴らが観光しに来てるらしいから案内しろって連絡きた」

凛「そうなんだ」

冴「凛も行くか？」

凛「俺なんかが行ったら迷惑だろうし」

冴「今あいつらに聞いたけど､来ていいってよ」

凛「え」

冴「行くなら行くぞ」

凛「うん」

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カイザー『おい冴遅いぞ』

冴『うるせぇな人に頼んどいて何言ってんだ』

凛「……」

ロレンツォ『そいつ冴の弟でOK？』

凛「ﾋﾞｸｯ」

カイザー『お前がスカウト全部断った奴か』

凛「(最悪だ…目をつけられた…)」

冴『凛に圧かけんな』

カイザー『冴はクソブラコンだな』

冴『ブラコンで何が悪ぃよ』

凛「(ブラコンって認めちまってる)」

冴『おいシャルルは』

凛「(ん？シャルル？)」

カイザー『連絡してるけどクソ繋がらねぇ』

ロレンツォ『迷子でOK？』

凛「(あいつ天邪鬼だからなぁ…)」

シャルル『あ､いた！』

凛「ﾋﾞｸｯ」

冴『テメェどこに行ってんだよ』

シャルル『えぇ〜ちょっと観光してきただけじゃん』

カイザー『勝手にクソどっかに行くな』

シャルル『はーい､？この子誰？』

カイザー『冴の弟』

シャルル『俺､シャルル・シュヴァリエ､よろしく 』

凛『糸師凛､よろしく』

冴『凛､英語できたのか？』

凛『え､うん』

冴『凄いなﾅﾃﾞﾅﾃﾞ』

シャルル『わぁお､ブラコンってやつだ』

冴『うるせぇ』

凛『……』

冴『凛？』

凛『凄いね､皆…まだ子供なのにチームに入って活躍して､有名になってるんだもんね』

冴『凛だってスカウト来てただろ？』

凛『うん…だけど…俺には似合わないって思ったから…俺がいてもチームに迷惑かけるだけだからさ』