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『『カンパーイ!』』

時計の針が夜の1時を指す頃、明るいメンバーの声が個室の中に響く。


俺は暇72。「運命を掴み取る最強の6人」をコンセプトにした「シクフォニ」っていうVTuberグループで活動している。


結成から約3年。 今では「俺らが最強だ」と胸を張って言えるようになった。オーディションを乗り越えた奴らがこの6人でホントに良かったと思う。


最初は、


「 こんな奴らでほんとうに大丈夫か?他の奴がオーディション抜けてたほうが良かったんじゃね?」


って思ったりもしたけどな。


今日はライブ帰り、メンバー全員で居酒屋で打ち上げをすることになっていた。今回は珍しくLANのおごりらしい。


いやホントにライブ前の準備だとか後の取材だとかで大変だったわ。まさか夜の12時ぐらいまで拘束されるとは。もうあんなに拘束されることはあってほしくない。


(いやでも拘束されるぐらい興味持ってるってことなのか?むしろ喜ぶべ      きなのか?)


まあいいやあれこれ考えんのも疲れた。


「それにしても今日はお疲れ様ー!みんなも12時まで取材とかされて大変だったでしょ?!今夜はめいいっぱい楽しもう!」


「リーダーがリーダーしてるw」


「こらいるま!リーダーに向かってその言葉は!」


「あぁんLAN、てめえリーダーだからって調子乗んなよ!リーダーだからなんですかー?」


「はあ?リーダーいないとそもそもグループ成立しねえだろ?!


あーあ。またケンカしてる。これだからこのコンビは。


「いやーそれにしてもこんなに取材受けたの初めてじゃない?」


「ちょとみこちゃん浮かれてたの面白かった笑」


「ちょすちくん、そんなことないって!」


「いや誰がどう見ても浮かれてたよ」


「だから浮かれてないって!」


こっちのコンビもうるさいっと。


「うるせえなー。あ、こさめ生一つよろしくー」


「Ok−」


「そういえばなーつーくーん」


「なんだよ変なしゃべり方しやがって。」


「ちょひどくない?!LANくん、なつくんにいじめられたー」


「こさめをいじめたって?」


「いじめてねえし!」


誰かが話した途端誰かの声でかき消されていく。


ホントにうるさい、個室取っておいて正解だったわ。まあライブ終わりだし店内でファンと鉢合わせたりしたら大変ってことで取ったんだけど。個室の中でも俗にいう「奥へどうぞ」の部屋だ。ガチで高い。


前ファンと飲食店で鉢合わせてからはこういう一目を気にする客が来る店で打ち上げをしてる。


ちなみにそのファンにはウインクとサインを口止め料としてここの繁華街によくいることとか、ビジュの細かい部分についてとかを黙ってもらっている。お金じゃなくてほんとよかったわ。口止め料となれば相当な金額になるだろうからな…


バレたらこれからの活動に計り知れないくらい影響が出るから念に念を押して説得したなぁ…


(コンコン)


「お通しでーす!」


「わー!牛すじだー」


「久しぶりに食べるんだよねー」


そこまで騒ぐか…。まあ食べよ。あとこのうるさい個室によく入ってこられるな…あの店員鼓膜大丈夫かな?


(もぐもぐ)


「うまい!」


「似てない煉獄さんのモノマネ乙w」


「いやこれガチでうまいんだって」


「いよーし今夜は飲みまくりだー!ビール10杯は飲むぞー!」


「ちょとみこともう酔ってね?!おい!俺のラップで目を覚ませ! 」


いやそれで酔いが覚めるのか?


1時間後、怒涛の注文したあと後悔しながら来た品を吐きそうになるぐらい胃に詰め込んで食べ終わった。


そういえば注文したものを運んできたのいつも同じ店員だな。なんでだろ。


「みんな、次はちゃんと後先考えて頼もうぜ。」


「そうだね」


お前もな、いるま。何を偉そうに。


それから。なぜかカラオケ大会が開かれた。ったくライブ後なのによく歌おうと思うな。オレは拒否ったが、こさめが歌って歌ってうるさいので歌うことにした。どうだオレのうまさは!シクフォニ1だろ!?


喉が限界まで酷使された後はトランプもやった。なぜかみことが


「パーティー開くなら使うかも」


って思って持ってきたらしい。しかも2組も。そこまで普通準備するか?


まあババヌキとか大富豪とか神経衰弱とか楽しかったけどすちにジョーカー引かされたのは絶対許さん。なにが聖人様だ。クソ。


まあそんなこんなあって。夜明けまで飲み続けて、5時になる頃ようやく店を出てそれぞれ帰路に着いた。


店出る時のレジに行ったときのLANの顔、魂抜けたみたいで最高に面白かったなぁww。


「ふぁーあ。眠い…飲みすぎた…はやく家に帰りたい…」

掴み戻したものはさらに輝いて

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