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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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〜前書き〜

こんにちは、雪夜です。今回は文ストで初挑戦の”芥敦”です。芥川くんと敦くんのキャラも物語もずっと迷子になっているかもしれませんがそこは大目に見てください…

それでは、本編どうぞ。


〜本編〜

「ん〜っ!良い天気だぁ!」

とある公園で僕はベンチに座り、日向ぼっこをしていた。今日は依頼も少ないし、仕事も少なかった(今迄サボり続けた太宰さんに仕事を分けろと国木田さんに云われた)ので思っていたよりも早く終わった。そして、今は探偵社の皆んなが欲しい物も買うついでに少し散歩する事にした。

「はぁ〜、、、平和だなぁ、、、眠くなってきたかも、、、」

ウトウトし始めた其の時、突然後ろの草がカサカサと揺れた。何だろう、猫かな?気になって覗いてみると、其処には____

「、、、うわぁっ!あ、芥川!?」

「黙れ」

「んむっ!?ん”ーー!!」

驚いて思わず声を上げた直後に芥川がいきなり羅生門で僕の口を塞ぎ、草の中へと無理矢理連れ込まれてしまった。

「んーっ!んんーっ!(おい!離せ!)」

「黙れと云っただろう、喋るな」

「んぅ!?(はぁ!?)」

「バレたら人虎の所為と云って殺す」

そう云って冷たい目で此方を睨んでくる。流石にマズイと悟った僕は大人しくすることにした。じっと誰かを目で追っていて、気になった僕は芥川の視線を追ってみた。其処には一人の男が何やら時間を異常な程に気にしながらソワソワしていた。

暫くすると、其の男の前に見覚えのある三人が歩み寄っていくのが見えた。

あの人達、、、黒蜥蜴の、、、

「来たか、、、邪魔だ人虎、早く帰れ」

「ちょっ、、、!何やってるか位教えてくれたって良いじゃないか!(小声)」

「貴様は知る必要が無いことだ」

「はぁ!?」

「早く帰れ。此処に居たら危険だ」

「え、、、?それって如何いう____」

僕が云いかけたときにいきなり、そう、いきなりだ。辺りに銃声が響いた。僕の右耳の丁度上辺りを、ビュンと風を切って何かが通り過ぎて行った。そして、後ろにある木に小さな穴があく。全身から嫌な汗が出て、サーっと血の気が引く感じがハッキリとした。探偵社に来て、ポートマフィアが関わっている依頼では当たり前に聞いてきた筈だが、慣れない。

「あ、、、あぁ、、、っ」

「だから云っただろう。早く帰れと」

「、、、な、、、んで、、、」

「奴はポートマフィアと取り引きをしたが、対価を支払わずに逃げた愚者だ。首領の命令で”制裁しろ”と、黒蜥蜴が来たのは立原が居るからだ 」

“二丁拳銃”の立原道造、、、確かに、奴なら人一人仕留めるくらい簡単な事だ。目の前には撃たれて動かなくなった男が倒れている。彼奴も抵抗したのだろうか、片手には拳銃が握られていた。

「、、、だからって、、、殺す必要は無いだろ、、、!?」

「必要があること以外首領は命令しない。首領が必要だと判断したからやってるんだ」

反論したかった。でも、芥川がゆっくりと立ち上がり、”動くな”と云わんばかりに羅生門を僕の顔の真横に突き刺す。如何する事も出来ず、僕は唯、黒蜥蜴と合流し、ゆっくりと姿を消した芥川達を呆然と見つめるしか出来なかった。


〜次回へ続く〜

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