放課後君との時間は
akpr
ak)ぷーのすけ!待ったー?
pr)ううん、全然 ニコ
最近ぷーのすけは元気がない、
っていうか、なにか思い詰めてるような
気づいたらぼーっとしてるし、
教室でなにかあった?とか
色々考えた
けど、ぷーのすけは
「なんもないよ」しか言わない
ak)ねぇ、ぷーのすけ
ak)なにかあるなら言ってよ、
pr)…
pr)俺お姉ちゃんいるって言ってたじゃん
ak)うん、
ぷーのすけのお姉さんは17歳も年上
歳が離れている姉弟だ
でも、半年以上前にお姉さんは
病気で亡くなってしまった
pr)お兄ちゃんもいるって言ったじゃん
ak)うん、
お兄さんとは20歳も年が離れている
pr)うちの兄ちゃんと姉ちゃんが
ak)うん
俺のほんとの”両親”だった
ak)え、?
pr)半年前に葬式が終わって
pr)お姉ちゃんの部屋にはいったの
pr)お姉ちゃんはよく本を読んでいたんだ
pr)哲学の本とか心理学の本とか
pr)それで、本棚見た時に
pr)本の背丈の高さがバラバラでさ、
pr)お姉ちゃんは、綺麗好きだから
pr)そういうのは絶対揃えるんだよ
pr)だから、作者の名前順とか
pr)題名の名前順とか探してみてたんだけど
pr)全部違くて、
pr)よく分からないけど、全部本棚から
本をだしてみたんだよ、
pr)そしたら本棚の裏に母子手帳があって
pr)その母子手帳には俺の名前が書いてあって
pr)開いてみたら、母親の名前のところにお姉ちゃんの名前が書いてあった
ak)え、それって
pr)そう、俺の本当の母親は
pr)お姉ちゃんだったんだよ
pr)そっから、お兄ちゃんにとかお父さんとかに問い詰めて、分かったことなんだけど
pr)お姉ちゃんは17 歳の時に俺を妊娠して、お兄ちゃんは俺の父で、20歳になる前だった
pr)周りから、産むのは諦めろって
pr)お兄ちゃんですら諦めたらしい
pr)俺はお姉ちゃんにしか産まれることを望まれなかった
pr)でも、そんなお姉ちゃんも死んだ、
pr)なんでもっと早く教えてくれなかったんだ、
pr)俺は一度もお母さんなんて呼べなかった
pr)俺があの時気づかなかったら俺が死ぬまで、
pr)ほんとの母親に気づかなかった
pr)墓場まで持っていくつもりだったんだろうな
pr)俺ってなんなんだろう
pr)俺は産まれることを望まれなかった存在で、
pr)生きている意味って何?
ak)え、えっと、
pr)俺、もうなんのために生きてるのか分からない
pr)俺、どっか遠くで4んでくるよ
ak)え、
pr)もうどっか遠くにいきたい
pr)だから、もうakとはいられない
pr)俺と一緒にいたらきっと、
ak)いやだよ!!!
ak)俺はぷーのすけがいるから、っ
pr)俺といたら親御さんが心配するでしょ
ak)それは、っ
pr)ダメだよ、俺なんかといちゃ
pr)今日で恋人ごっこは終わりね、
pr)明日から学校にも行かないから
pr)じゃあ、 (立 上)
ak)待ってよ! (怒)
ak)なに勝手に話進めてるの?
ak)恋人ごっこってなに?
ak)俺は本気でぷーのすけのことが好きで
ak)本気で彼氏やってきたんだけど、
ak)本気でぷーのすけを守ってきた
ak)なのに、ごっこってなに?
ak)ぷーのすけは遊びで付き合ってたの?
ak)遊びで好きって言ったの?
ak)遊びでキスしたの?
ak)ねぇ、答えてよ!!
pr)俺は、俺だって
pr)本気でakが好き (泣)
pr)ずっと、一緒にいたいよ (ポロポロ)
ak)俺 達、約束したじゃん
ak)一緒にしぬって
pr)でも、っ
ak)いいの、俺はぷーのすけがいるから
pr)、うっ (ポロポロ)
pr)うぁぁ、…ッ (ポロポロ)
pr)ごめん、(ポロポロ)
ak)辛かったね、(撫)
ak )ずっと言えなかったんだね
それから俺はakの胸の中で小さい子供みたいに泣いた
ーーーーー
ごめん、めっちゃ長いね
要約すると、prくんの本当の親が
今までお姉ちゃんお兄ちゃんだと思ってたのが実は両親で、
それを隠すために血の繋がらないお姉ちゃんとお兄ちゃんになりきってたって訳
んで、周りからは産むのを諦めろ
つまり、おろせと言われてるわけで
prくんを産むってことは実の母親しか望んでなかったってこと
でも、実の母親がしんだ今、
prくんは産まれるのを望まれなかった人達と暮らしているのが苦痛に感じている
ってこと!
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