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バカラッバカラッ
俺は城の門に出た。そこはとても広大な市街地が広がっていた
市民たちはガヤガヤとした雰囲気で門から出てきた俺たちを不思議そうに見る
悠「ここが王都か」
メント「そうか、あなたは起きた時すでに城の中だったな」
市民たち「あいつ、耳が丸いぞ…」「人間か!?」「家畜同然の種族がなぜ陛下の城から…」
俺はエルフたちの反応に堪えながら、黒い光沢のある馬車に乗り込む
カノン「あれ?悠くんじゃん!隣お邪魔するね!」
二人席の馬車の中に”男”二人
嘘だろ、まさかこの人と同席とは、次は金髪に本当に首を切られそうで怖い
カノン「私、エルフとか、人間とか、関係ないと思ってる」
カノン「なんで、人間は食べものになったのか、500年前人間とエルフの間で起こったビッグバンって言われてる大戦争が人間がエルフの食い物になった原因なの」
悠「人類は、負けたのか」
カノン「人間側が降参したの」
御者「そろそろ、発進しますからね。」
クライス達は別々の馬車に分かれて乗り、馬車が発進した
プーププー!
城からファンファーレが聞こえる
市民たち「陛下!ご武運を!」「がんばれー!」「ダイアリーの平和を取り戻してくれ!」
クライスは馬車の窓を開けて、身を乗り出した
クライス「うぉー!!!!」
拳を天に掲げ、雄たけびをあげる
港町ダイアリー PM18
クライス「ダイアリーが見えてきたな」
コロウ「そろそろ停めるか?」
クライス「あぁ」
馬車たちは一斉に停まり、俺たちは馬車から降りた
悠「あれが…ダイアリーなのか?」
遠くに見えるのは巨大な木造海賊船と見るに無残な焼野原の街だった
クライス「いいか、まずダグ、クリス、カノン、メントが奇襲を掛ける」
悠「いきなり大胆に攻め込むのか」
クライス「おそらく、ここまで大胆に攻め込むとは思っていないだろうからな、だったら最初から全力で行く」
クライス「俺の光魔法ダイスの準備ができるまで、海賊幹部たちをできるだけ多く潰してくれ」
クライス「そして、君は馬車で待機だ。いざとなったら世界を繋げて我々を逃がしてくれ、難しかったら上空にゲートを置いて街ごと繋げてくれ」
悠「わかったよ」
クライス「コロウは悠のフォローだ。頼んだぞ相棒」
コロウ「うむ、任せろ」
ダグ「さーて、始めますかー」
ダグたちはストレッチを始めた
ダグ「水魔法 ドルフィンズ!!」
ばしゅーん!ばしゅーん!
水でできたイルカたちが、街めがけて飛んでいく。そして
ドーン!!
イルカが地面に激突し、爆発した
ティード「来たか、我が兄弟よ」
戦いの始まりだ