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私は監督生こと佐藤柚羽。こっちではユウ・サトウの方が正しいのかな?ただいまオンボロ寮の修繕を終えて着替え中です。
ここが男子校だと知ってたから私は男装…と言ってもエペルみたいな可愛い子がいるんだから男装なんかしなくても女だってバレけど。
因みに、学園長はこのことを知らない。だって言う前に自分が言いたいことだけ行ってさっさとトンズラしちゃうから。ともかく、私が女ってバレる訳にはいかない。魔力なしの上に女って知られたら学校から追放されるに決まってるからね。
「か、監督生……?」
「お、お前…女の子、だったの?!?」
と、思ってた矢先に即バレた。
これ以上なくバレた。
私を男だと思い込んでたエーデュースが私が着替えをしてる部屋にノックをせずに入ってきた。
え?何?鍵をかけなよって?
オンボロ寮の鍵が機能するとでも?
「取り敢えず、扉閉めてくれない?」
私なんかのラッキースケベを見てもどうと思わないだろうな、何度も一緒に泊まってるし。そう思って恥ずかしがる、とか乙女チックな事を一切しない辺り本当に女終わってんな私。とか冷静?に考えてる私とは逆に、下着姿の私を見てしまった二人はお前達が着替え姿を見られたんか?と言いたくなるくらいの悲鳴をあげて扉を勢い良く閉めた
「本当は逆なんだよな〜」
とか言いながら待たせちゃ悪いかと思って素早く着替え終わる。二人に事情を話して秘密にしてもらう為に部屋を出ようと扉を押し開いた。何かに突っ掛かって開かない。というかゴンッッて凄い音したけど大丈夫か?
何の音だろうと少し開いた扉から顔だけ出して音の聞こえた先を確認する。そこには痛みに頭を押さえながらも床に膝をつき頭を下げるエースと、それはそれは綺麗な土下座を披露するデュースの姿があった
まさかイソギンチャクの時に教えた土下座がここで使われるとは思わなかったな……デュースの土下座教えた私より綺麗なのはなんでだ??んなどうでもいい事を考えてたら先程着替えを見てしまったこと、女だということを気づけなかったことを二人から謝られた。
いや、むしろ私なんかの着替えシーン見さてごめんね。後その次のは謝る必要ないよね?隠してたんだからバレたら困るわ。
そして私が謝んなくていいって言っても二人は謝罪をし続け、ラチがあかないと判断した私はとりあえず大声で聞け!と叫んだ所でようやく謝罪は止まった。叫ぶ前にやめろや。静かになった2人に私の事情を話した翌日、何故か学園中に私が女だということがバレた。何故???????
どうやら”隠してた”というワードに何を勘違いしたのか、エーデュースが学園長に猛抗議したらしい。内容的には
「女子に男装を許容するとか学園長何考えてんすか?」
「女をあんなボロ家に住まわせるなど男として恥ずかしくないのか!?」
「女子に無理難題押し付けて怪我させるとか母親のお腹からやり直しやがれ!!!」
「お前の母ちゃん泣いてるぞ!!!」
etc…..いや女だと隠していたのは私であって学園長は関係ないんだけど。まぁ言えなかったが正しいんだろうけどさ?私が女だということを勿論知らなかった学園長が私に恐る恐る性別を確認してきた。
正直に女だと答えると、学園長は絹を裂くような悲鳴をあげた後、どこかへ飛び去ってしまった。え、どこからその声出したん???
因みに、なんで学園中に知られているのかと言うと、後に我らが担任クルーウェル様に聞いたところによると…トレイン先生、クルーウェル先生、バルガス先生とそれぞれが授業を行っている教室に『かん、かかかか監督生さんがじょお、女性でした!!!これから緊急会議を行いますので教師と寮長は速やかに学園長室まで来て下さいお願いしますね!!!!!!』とお邪魔しますをかます前に教室に響き渡るほど叫んだらしい。
なるほどてめぇが原因か
今夜の晩御飯は烏鍋にするので学園長は覚悟しといてくださいね
そして私が女だとバレてから…………
「草食動物、やる」
「監督生ちゃん、ハイ、どーぞ!」
「……いつも世話になってっから、やる。」
「小エビちゃーん♡これあげる♡」
「監督生!これやるよ!!」
「陰キャに貰っても嬉しくないと思うけど……ま、またゲームやりましょうぞ」
「GoodGirl!いい子の仔犬にはご褒美をやろう。」
何故か皆さん何かしらと理由をつけてる私に物をくれるようになりました。露骨に態度変えてくるじゃんキレそう。
カリム先輩なんかはオンボロ寮改築しようとしてた。やめろ???因みにツノ太郎は緊急会議にもハブられたらしい。ここまで来ると1種の才能だよね。
はい、現実逃避はここまでにしときます。私は寮長会議(副寮長と教師同伴)に参加されられております。因みにリリア先輩が知ってるからツノ太郎居るよ!良かったね!!
「えーっと、なんで女って黙ってたかでしたっけ?」
「そうだ。学園長に言えなくても、私達には言えただろう?」
「そんな事言われましても…追放されると思ったからです。」
「自分は魔力も、戸籍もない、異世界人ですよ?女だってバレて学園に置いて貰えなかったら私は野垂れ死んでしまいますから。野垂れ死ぬくらいなら“都合のいい時使える魔力なしの生徒”として大人しく従ってる方がいいと思ったからです。それに何か問題が?」
「問題しかねぇだろ。お前は報連相を知らねぇのか?」
「言っても対価を払えないので。」
「貴方が言ってくれれば僕は助けました!!対価も何もいりません!」
「そうだったんですか、すみません」
「俺達、そんなに頼りないか?」
「カリム先輩、そんな事ないですよ。」
「あら、そんな事なくても、頼るとは言ってくれないのね?」
「………」
ニコ、と笑った。超鈍感でもない限り分かるであろう、拒絶だ。
「それが監督生の、本音…なのか? 」
「本音、とは?いつも本心ですよ」
「ッなんで!!なんで君は……!!!」
「リドル!監督生に怒るのは違うだろう!」
「監督生さんをここまで追い込んでしまった僕達に非があります」
「いえ、自分が話さなかったので全部悪いです。それで、私はこれからどうすれば?追放するくらいならいっそ殺してくれた方が楽なのですが」
「人の子よ…そう簡単に死ぬなんて言わないでくれ……僕を置いていかないでくれ」
「ツノ太郎…ごめんね。」
「この際だし、全部言います。ここの生活は私にとって野垂れ死ぬより辛い事だった。魔法を使えないから他の生徒に見下されて笑われたり、時には絡まれてストレス解消の道具にされました。知識がないから授業で何言ってるか分からないから毎日図書館に通って調べてました。お金…マドルが無いから節約して暮らしました。まぁ、そんな苦労も知らないグリムが全部食費に変えたんですけど。学園長から言われる“雑用”もこなしました。オーバーブロッドで死にかけながらも解決しました。」
「__なんで女ってわかった瞬間そうなんの」
「学園長は私が女だったてわかったら生活見直してくれるんですか?今まで雑用やら押し付けてきたくせに。食費がかさむとか、仮にも勝手に拉致して保護するとかのたまわってたヤツのセリフじゃないことも言ってるし。」
「やめてくださいよ。今まで私の苦労はなんだったんですか。惨めになるんでやめてください」
「この世界が嫌いです。この学園が嫌いです。」
「この世界が嫌いなように、この学園が嫌いなように先輩達の事も嫌いになりたかった。けど、なれなかった。皆優しいから。私自身を見てくれるのが嬉しかった。皆と馬鹿やるのも楽しかった。」
「元の世界に帰りたい。皆と別れたくない。最近ではずっとそんな事ばかり考えてました。」
「もう、疲れました。なので、殺すなら殺してください。女とバレた以上、ここに居る事なんて出来ませんから。」
力尽きた( ᐛ )こっからどうハッピーエンドに持ってこう……深夜テンションで書いたから後先考えてない(いつものこと)これ出るの多分昼間くらいですけどね( ᐛ )( ᐛ)( ᐛ )パパパァ
書き方少し変えたんですけどどうですかね?見にくいですかね?
最近ネタが思いつかないんで誰かおらにネタをください…それかやる気を分けてくれ………