テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こんにちは!
さんちゃんです。
お話の感想ください😭
では、見ていってください!
どうぞ!
「そういえば、小さい時雪合戦したよね。僕がお兄ちゃんに当てられて大泣きしてたらまぜちが走って来て応戦して…」
言い終わる前に、けちゃはゲラゲラ笑い出す。
「結局まぜちもお兄ちゃんにボコボコにされたんだよね。家族みんなでクリスマスパーティーしてる中、僕らだけお手伝いさんに手当てされてたっけ。」
「そんなこと忘れろよ。…恥ずかしいから。」
「嬉しかったよ。お兄ちゃんに立ち向かうまぜち、すごくかっこよかった。」
けちゃの、純粋な目に見つめられたら、何も言えない。
「…ありがとな。」
そう言うだけでも精一杯。
雪を丸めて、大きくするだけのはずなのに、もう俺の心臓は限界を迎えそうだ。
バクバクとなり続ける心臓をどうにか落ち着けて、完成したのは、大きな雪だるま。
けちゃの腰の高さまである。
「完成したぞ!」
そう言って、俺が振り向くと、そこには、ガタガタと震えるけちゃがいた。
「うー、寒いー。早く戻ろう!」
その姿も愛おしくて、胸が締め付けられる。
「…戻るか!」
俺らは、足早に庭を後にした。
コメント
1件
うわあ、この6話、めっちゃいいですね…!幼い頃の思い出話が今の距離感にじんわり繋がってて、胸がぎゅっとなりました。特に「嬉しかったよ」ってまぜちを見つめるけちゃの純粋な目と、それに対して何も言えなくなるまぜちの心臓のバクバク…この対比がすごく好きです。寒い外で震える姿すら愛おしいっていうのが、もう完全に恋だよなあって。温かい思い出話と冷たい雪のコントラストも良かったです!
篝火

7,534
まい
62
1,016
#心音