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さもさんの恋の距離がおかしい

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さもさんの恋の距離がおかしい

24 - 第23話 エイプリルフール

♥

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2025年03月31日

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「………凸さん嫌い。」

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?

え?は?え?

朝、唐突にさもさんから言われた俺は思考が止まった。

さもさんが…いま…俺のこと…

フリーズしている内に、さもさんは鞄を持って学校に行ってしまった。


「…………………………………………はぁ…」

俺…何かさもさんに嫌われることしたかなあ…

いやでも…無意識の内にしてしまっていたのかもしれない。自分の癖って自分だと案外わからないものだしな…

「……………さ、ん」

はあ…でもどうやったら許してもらえるのかな…

「…!さん!」

さもさんと喧嘩なんてしたことないからわかんないよ…

「………さん、凸さん!!!!!!!!

「うわぁっ!?」

耳元で大声を出されて、俺は椅子から転げ落ちる。

「う、うたちゃん…びっくりするって」

「いやいや、僕さっきから凸さんに話しかけてたよ。」

「そうですよ。10回ぐらいは話しかけてました。」

「え…まじで?」

まじか…朝のあれがショック過ぎて気付かなかった…

「それで…どうしたの?元気無かったけど…」

「実は…さもさんに嫌われたっぽくて…」

『えっ!?』

うたちゃんとニグさんが驚いた声を出す。

「ええ…どうしてそんなことに?」

「わからない…けど朝急に嫌いって言われて…」

「…………………ぁ」

「(?どうしました?)」

「(いや、今日さ…)」

「(あーなるほど…)」

「?どうしたの二人共こそこそ話して」

「なんでもない。」

「まあ、帰ってちゃんと話したらどうですか?」

「…それもそうだね。ありがとう二人共。」


…………

俺はドアノブに手をかける。

…よし!

俺は扉を開ける。

「ただいま!」

「おかえり凸さん!!!!!!!」

………え?

いつものように抱きついてきたさもさんに、俺は困惑する。

「凸さん…ごめんなさい。」

「へ?」

なんでさもさんが謝るの?

「その…朝のエイプリルフール…」

俯きながら小さい声で言うさもさんは、物凄く申し訳なさそうだった。

「…あっ!?」

そうじゃん!今日エイプリルフールじゃん!

「………もしかして、忘れてた?」

「う、うん…色々ショック過ぎて…」

「…ほんとにごめんなさい…」

「いいよ…というか俺が気付かなかったことに驚いた…」

俺たちはとりあえずリビングに入ってソファに座る。

「はあ〜〜〜〜〜…さもさんに嫌われてなくてよかったあ…」

「当たり前だよ!俺が凸さんのこと嫌いになるわけ無いじゃん!」

確かに…それもそうだ。マジでエイプリルフールの存在頭から消えてた…

…けど、ほんとにびっくりした…

……………

「……………さもさん」

俺はさもさんの体を引き寄せる。

「?」

「…んっ」

「!?///んぐ…」

「はっ…///」

俺は唇をさもさんの耳元に近づける。

「…二度とこんなことしないでね」

「ひっ…!///」

さもさんが体を震わせて、さっき俺が囁いた耳を手で押さえて息を荒くしてる。

「………しない///二度としない…///」

…可愛い、襲いたい。

………もういいよね?この前から焦らされたわけだしさ

「…さもさん」

「…?///」

「”今夜は寝かさない”って、どういう意味かわかる?」

「ふぁえ…?///」

うん、取り敢えず歯止めが効かないことは確定したわ

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