ep.12 (last)
目side
ふっかさん改め、辰哉くんと付き合った。
今でも嘘なんじゃないかと思うぐらい嬉しいし、不思議な感覚。
「辰哉くーん」
深「なーにぃ?」
「みんなに、言う?付き合ってること、」
深「おん、言っていいんじゃね?めめの病気も治ったことだしさー!わら」
「確かに、じゃあ次のメンバー仕事の時…話していい?」
深「おん。俺も一緒に言うから、大丈夫だかんな!」
「!、うん。ありがとう」
付き合って1週間くらい経って、メンバー全員での収録があった。
辰哉くんが前日に俺ん家に泊まりに来たから、一緒に現場に行くことにした。
「辰哉くん!」
深「んぁ?…蓮、おはよぉ」
「朝ごはんできた!軽くだけど食べよ」
深「まじ!?食べたーい!わら」
「ふふっ、よかった!支度できたらリビング来てね」
深「はーい」
深side
めめと付き合って1週間が経った。
俺は“蓮”って呼ぶのが恥ずくて未だに照れてるのに、めめは爽やかな笑顔で“辰哉くん!ニコッ”
って呼んでくる。嬉しいけど、下の名前で呼ばれるのに慣れてなくて、いつもドキドキしてる。
昨日からめめん家に泊まって、今日は一緒に現場に行くつもり。
…ちなみに、まだあのキスから進展はない。俺もめめもB型だからお互いのペースがなんとなく分かる。
だから進展がなくても、不思議と焦りはしない。
「準備できたー」
目「大丈夫?俺の服大きくなかった?」
「おん、大丈夫よー」
目「…やっぱり、似合うと思ったんだよねーその服」
「まじ?あんがとー、めっちゃ着心地いいわ、わら」
目「俺も数回しか着てないから、嫌じゃなければあげるよー!それか、お泊まり用に置いとく?」
「じゃ、お泊まりようにしよーかなぁ!わら」
目「ん、おっけー!とりあえず、今日はそれ着てね」
「おん」
目「よしっ、食べよ」
「そーだな」
『いただきまーす』
「んっ!うまっ、染みるわぁ」
目「ふはっ、おじいちゃんみたいだね笑」
「っな!恋人になんてこと言うんだよ!わら」
目「…恋人っ//」
「急に照れんなよぉ!もぉ、わら」
目「嬉しかっただけ!笑 ほら、早くしないと間に合わないよ?」
「!ほんとだ、急げーっ」
目「笑、そうだ、今日収録以外に仕事ある?」
「ŧ‹”ŧ‹”(o´〰`o)ŧ‹”ŧ‹” ぃや?ないと思ふけほ」
目「それじゃ、収録のあと予定空けといてー!」
「ん?なんでぇ」
目「ふふ、まだ秘密」
「、わかったー」
目「昨日さ、レンタカー借りたからさ、俺の運転で現場行かない?」
「んへ、いーの?わら」
目「うん、2人の方がゆっくりできるでしょ」
「ん、そーだな (*´꒳`*)」
目「よし、決まりね!」
「おぅ、あ!ごちそーさまっ、美味かった!わら」
目「よかった〜、じゃあここ出る準備しておいてね!」
「ほーい」
「めめ運転上手いんだねぇ」
目「そぉ?」
「やっぱ免許取ろーかな」
目「どーせ取らないでしょ、笑」
「毎年取る取る詐欺してるかんね、わら」
目「ふはっ、自覚はあるんだ笑」
「おん。」
目「…____________、」
「ん?」
目「いや、何でもない!」
少し笑顔が違かった。
俺とお兄さんを、重ねてるのかな。
もしそうなら、ちゃんと伝えないと。
「…蓮、」
目「ん?」
「俺はお兄さんじゃないよ、」
目「!…っ、」
「絶対、いなくなったりしないよ。」
目「…うん。」
「俺は、蓮のこと大好きだから。絶対俺からは離れていったりしない。」
目「ふふっ、うん//」
目「俺も、辰哉くんのこと好きだよ。絶対、離さないからっ」
「そーしてくれ!離されたら俺が困るっ!わら」
目「そーだね、おじいちゃんだもんね笑」
「違ぇからっ!わら」
目「よし、そろそろ着くと思う!」
「まじ!運転あんがとぉ」
目「いーえっ」
目side
“俺はいなくなんないよ”って言われて、少しドキッとした。
無意識のうちに、辰哉くんと兄ちゃんを重ねてしまってたのかもしれない。
それを言葉にして伝えてくれて、俺の不安を掻き消してくれた。
俺には、すごくもったいないくらい優しい恋人を持ったな、と思った。
「おはよーございます」
深「あれ、誰もいないねぇ」
「うん…あっ、ごめん。家の時計30分くらい早いんだった…」
深「まじ!?どーりで道に人少ねぇなと思ったわー、わら」
「ごめん…」
深「いーよいーよ!わら」
「じゃあさ、今日の夜、何食べたい?お店探そーよ!」
深「お、いーね」
とりあえず、楽屋のソファに並んで座って今日の晩ごはんを考えることにした。
「車だから少し遠くても大丈夫だよ」
深「え、めめ運転疲れちゃわない?」
「大丈夫。助手席に辰哉くんがいるから!笑」
深「嬉しいこと言ってくれんな〜!わら」
「何がいーかな…」
深「おっ、ここは、、」
「!」
スマホから顔を上げたら、目の前に辰哉くんの綺麗な顔があった。
「ご、ごめん」
深「俺も、ごめん、」
お互いの手はスマホを持っていない方で恋人繋ぎをしてる。
自然と、視線が重なる。
辰哉くんの、少しだけ熱を持った瞳に吸い込まれるように、気づいたらキスをしていた。
深「んっ…」
何度も角度を変えて啄むようなキスをする。
「ぁっ……」
深「んっ……//」
「っ……辰哉くん、」
深「なにっ///」
「好きだよ。辰哉くん」
深「俺も、好き。//」
「ごめん…こんなことするつもりじゃなかったのに、」
深「んーん、嫌じゃなかったから//」
「これからもっともっと、いっぱい知ろうね。心も、身体も、全部。」
深「///そうだなっ、(〃ω〃) 」
「…ごめん、なんか…俺も恥ずかしくなってきたっ///」
深「んはっ、うぶだなぁ蓮は、わら」
「辰哉くんもだよー笑」
深「あっ、メンバーの前では辰哉くん呼び無しな?」
「えっ、なんで?」
深「お俺がっ、恥ずいからっ」
「ふーん、分かった。気をつけるね」
深「俺も、一応気をつけるわ、」
「辰哉くんは気をつけなくてもいいんじゃない? 俺のことあんまり下の名前で
呼んでくれないしっ」
深「それは、まだ慣れてないだけだからっ」
「じゃあ早く慣れてもらわないとなぁ」
深「んで!夜飯はどーすんのぉ?わら」
「あー、…じゃあ、鉄板焼きは?」
深「お、ありかも。久々だし」
「よしじゃあ鉄板焼き屋さん探そっと」
深「……お、ここは?」
「美味しそう、、!海鮮もあるの!?」
深「らしいね、少し遠いけど…」
「それくらい大丈夫!俺が行きたいとこもその辺だし、」
深「じゃあここにしよ!」
「うん、…あ、予約できそうだからしとくね」
深「あんがとー」
「ううん、見つけてくれてありがと辰哉くん、」
深「いーえ、俺がめめの食べてるとこ見たいから、わら」
「辰哉くん…俺のこと、結構好き?笑」
深「おん、わら」
「俺も結構好き笑」
佐side
なんなんだ…
5分くらい前に楽屋のドアノブに手をかけたら、ふっかと蓮の話し声が聞こえた。
しかも蓮は、「辰哉くん」なんて呼んでやがる。
2人は付き合ってるのか、?
けど、この前ふっかに蓮のことを相談されたばっかりだし…
阿「何してるの?」
「!?あ、阿部ちゃんっ」
渡「早く楽屋入れよ」
「今はダメだって!」
阿「なんかあるの?」
「いや…、蓮とふっかが、」
渡「なに?荷物重いから入りたいんだけど、」
「なんか空気が?甘いってゆーか、」
向「3人してなにやっとるん?楽屋入らへんの?」
渡「佐久間がめめとふっかがなんかしてるからダメって言うから」
「色々言いづらいんだけどさぁ、あの…」
阿「まぁ、とりあえず楽屋入ってみる?ここ、一応通路だし」
向「いつ人が通るか分からんしなぁ」
渡「もう開けるよ?」
「えぇっ!」
渡「ぉはざーすっ…?」
向「何固まっとんねん」
目「…ん?」
深「はよーっ」
阿「…なんか距離近い、よね?」
ラ「おはよーっ、ん?」
「だから言ったのにぃ」
阿「一回、楽屋入ろう?」
向「そぉやなっ!」
渡「で、その距離感は何?w」
目「いや、普通だけど…」
向「明らかに人1人分縮まったやろ!笑」
「なんかあった?」
深「まあ、それは後で話すから、」
目「うん、後で話す!」
ラ「…うん?」
岩「おはよー」
宮「おはようございまーす」
「……おはよーっ(^^)」
阿「全員揃ったよ、?一応」
目「たt、ふっかさん!」
深「はいっ!」
目「俺らからお話があります…!」
渡「……ん?」
向「…もしかするやつ?」
岩「いひっ、なにぃ?」
目「実は…たt、ふっかさんとつ、付き合いました」
深「付き合いました!わら」
「まーじー!?」
渡「とりまおめでと、」
阿「おめでとう!」
ラ「えっ!?」
向「めめぇっ!(泣」
岩「意外だわ」
宮「おめでとう。」
阿「ん…?てことは、?」
「あっ!」
目「病気も完治しましたー!」
ラ「おぉーよかったね!」
目「全部、たt、ふっかさんのおかげです!」
深「違うから!わら」
深「翔太と佐久間と、康二が色々話し聞いてくれたんだよなぁ〜」
岩「そおだったんだ、」
渡「俺らはなんもしてないって、」
向「そうやでぇ!」
「そーそー!」
阿「3人ともニッコニコだね笑」
ラ「あははっ笑、めめー!」
目「ん?」
ラ「さっきからずっとさ、“たt”って言ってるけどあれはなんなの?笑笑」
目「あーあれは、辰哉くんって呼びそうになっちゃったから」
深「ちょ、ちゃちゃっ」
7「辰哉くん!?」
目「うん、」
深「それ言わないでって言ったじゃん!//」
岩「いひっ、ふっか耳赤いよー笑」
深「へっ?///」
「えー、ふっかは蓮のことなんて呼んでるのー?笑」
深「俺はめm」
目「“蓮”だけど?笑」
深「それも言わない約束っ!」
目「ふはっ、ごめん笑」
向「なんか、、」
ラ「うん、」
阿「バカップル?みたい笑」
深「はあ!?//」
渡「ふっか、顔赤いよw」
深「え!」
渡「うっそーw」
深「はああゝ翔太マジで、もぅ」
「あれれ、深澤くん、相談に乗ってくれた人にそんな態度とって良いのかなー?笑」
深「はい。すんません。」
岩「はいはい笑、ストップ」
岩「別に付き合ってても良いけど、色々距離感間違えんなよ?外とかも常に」
目「もちろん。」
深「はいっ」
岩「テンションも気をつけてね、特にめめ。」
目「うん」
宮「まぁ、男同士でも撮られたりしたらそれはそれで大変ってことだよね」
阿「そうだね、」
ラ「俺らも外でベラベラ話さないようにしないと、」
岩「2人は今まで以上に気をつけてってことね」
2「はい」
渡「とりあえずおめでとーっ」
「おめでとう!(^^)」
向「よかったなぁ、めめ」
目「うん、(*´꒳`*)」
蓮とふっかが幸せでよかったってゆー感じだね。
俺らも相談に乗った甲斐があったなぁ。
今度3人(💙🧡🩷)で飲み行こーっと。
一応ここで完結ですっ!
長い間お付き合いありがとうございました😊
この後の鉄板焼き屋さんでデートはコメントで多ければ書こうかなって思います!
2人のバカップルぶりがみたい方はコメントお願いします!笑
てか、音 故知新の発売後ちょっとですね!
楽しみです!(≧∀≦)
新しいお話も今考え中ですので、ご期待ください?
他のお話もあるのでぜひ呼んでみてください!
コメント
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面白かったです! ほかのお話の続きも待ってます!