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大森「やぁっ、、しゃちょさっ、どっかいって…、」
僕は微かに社長さんに聞こえる声で言った。
菊池「…無理かも」
大森「なっ、なんれっ、ひとりにしてくださぃっ、!」
社長さんは俺の部屋のドアをぶち抜いてきた。ドアの縁が残っている状態。
大森「っ、?! はっ、、?ぇ…、ぁ……」
菊池「ほら、鍵開けないからこういう事になる」
菊池「おいで、?」
社長さんが少し離れた所で手を広げている。
抱きつけ、と言うことだろう。社長さんから抱きついてこればいいのに。
大森「…ん、」
俺は自分で小刻みに歩いて社長さんに抱きついた。優しく包みこまれて、頭を撫でてくれる。
ずっと沈黙が続いたまま、時間だけが流れた。 少し落ち着いてきて、涙も止まってきた。
大森「っ…、ごめんなさぃ…」
社長さんはくすっと笑ってわしゃわしゃと頭を撫でてきた。 僕より一回り大きい手。
菊池「…大森くんの好きなトマトパスタ作ってあげるから元気出して~、?笑」
大森「ぁ…、はいっ、元気出します、!笑」
社長さん特製トマトパスタを食べ、俺達はもうとっくに仲直り、なのかな。
前よりさらに仲良くなった。社長さんの笑顔は見てて俺も笑顔になれる。
大森「社長さんっ、 今日一緒に寝ませんか…?」
菊池「い~けど、そろそろその呼び方辞めてよ」
俺はずっと「社長さん」と呼んでいた。契約結婚しても、ずっと社長さんと呼ぶつもりだった。
大森「んぇ…じゃあなんて呼べば…?」
菊池「風磨って呼んでよ~ !笑」
大森「…ふ、ふぅま”…、?」
俺が社長さんに上目遣いをし、首を傾げると社長さんは一瞬で顔が赤くなった。
菊池「っ、それわざと…?/」
大森「ん~、わざとじゃないですよ、?笑」
俺は社長さんの袖を引っ張り、寝室に連れて行った。
もう社長さんのことも怖くなくて、逆に安心する。やっぱり社長さんのことは憎めない。
次回、♡1000
コメント
2件
怖い怖いドア壊すとか何者なんだよww
優しい人だねぇ