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そのストレス、晴らします。

7 - 第7話 誹謗中傷された男 #4

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2023年03月15日

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サーフィーは視聴者にそう告げると

配信を切った。配信画面には”一時間後に生配信”と

表示されている。配信を切られても尚、コメント欄では

期待の声が絶えず、どんどんと登録者数も増えた。

「兄ちゃんも性格悪いねぇ〜!生配信とか。」

ケラケラと笑うサーフィーに

グルはプイッと横を向いてしまった。

「浮気は一番許せねぇんだよ。

女は男の道具とかふざけんなって感じだ。」

グルが言った途端、サーフィーは

笑うのをやめて言った。

「まぁ。そうだよね。生配信の復讐っていっても

何するのか知らないけど。」

「やっぱ浮気とか許せないよね。」

そう言うとサーフィーが鞄から

スマホを取って電話をかけた。

「クルル。証拠集めた?」

「あぁ。集めたんだね。良かった良かった。

それ、ネットで拡散しといて。

今、俺ら生配信してるから。」

「えぇ?無理?嘘でしょ…?パソコンのデータ重すぎ?」

「誰のせいって…クルルのせいだろ…」

「はぁ?!俺のせい?!触ってねぇーよ!バーカ!」

プチッ…

電話を勢いで切った。

グルが『はぁ〜』と息を漏らす。

「そんな大声出して…見つかるぞマジで。」

「ごめんって。情報拡散は無理っぽいけど。」

サーフィーが小声で言うと

グルが仕方ないなと、皮でできたペストマスクを被り

部屋の扉を開けた。

扉を開けると長い階段があり

隣にはクルルのいる部屋がある。

「クルル。この電話番号に電話し、

『ここまで来てほしい』と伝えろ。」

グルはクルルの居る部屋の扉を慎重に開けて

小声で言った。クルルが頷く。

「じゃ、頼んだぞ。」

ガチャ…扉を閉め、階段をゆっくり降った。

降る度にギシ…ギシ…と音が響く。

その音を隠しながら慎重に下へ降った。

すると、男のいる部屋の扉が見え始める。

「開けるぞ」

小声でつぶやき、扉を開けた。

「動くな!手を上げろ!」

グルが縄を片手に言う。

男たちは戸惑いながらも手を上げた。

「おっ…おまっ…誰だよ?!」

男が聞くと

サーフィーが答えた。

「えっと田中太郎です。今から生配信するんで…

並んでくれません?顔移さないと分かんないですよ。」

サーフィーがしょぼんと

悲しい顔をすると男がオドオドしながら答えた。

「分からねぇって…何がだ?」

「あー…どの彼女かってことです。

何又かしてたよね?」

サーフィーが自分の背中の後ろに盗聴器を隠して

証言を録音した。訴えるためだ。

「な、な、な、何又ぁ?し…してねぇけど??」

「してるだろ。嘘つくなよ。」

グルが男に攻め寄る。

「この写真に見覚えは?」

「あ、そ…それは…仲の良い幼馴染で…」

「へぇ。ハグしてるな。奥さん居るのに。」

「…」

「奥さん居るのにね(2回目)」

「…………………」

「…あぁ。そうだよ。浮気してやった。」

「何か問題でも?女は男の道具だろ!フハハハ!」

とうとう本性を現したかと

サーフィーが満面の笑みで録音を止める。

「はっはっは!実はこれさぁ〜生配信なんだよ。」

「録音機だけ繋げてて、全国配信。」

「可哀想だけど浮気された側のお嬢ちゃんたちも

呼んだから、まぁゆっくりしていってよ。」

「俺は、撮れ高狙うから近くで撮るけど。」

サーフィーはそう言い、カメラを設置した。

グルは玄関までゆっくりと歩いていく。

「元奥さん、元彼女、元妻、元元奥さんたち。

こちらへどうぞ。」

扉を開けてグルが言う。

扉の前には元奥さんたちがズラリと並んでいるのだ。

「あの…クソ男が。」

「メチャメチャにしてやるわ。」

彼女たちが指をポキポキと鳴らす。

グルはそれにニャリニヤリと笑った。

「俺は、別室に行きます。

どうぞごゆっくり。」

ガチャ

扉が閉まり、グルが2階へ戻る。

クルルの様子を確認するためだ。

「クルル。大丈夫か?」

「大丈夫です。」

「なら良かった。ハブ毒あるか?」

「ありますけど…何するんです?」

「注射する。」

「…マジすか。」

「注射したあと、除毒薬を投与する。」

「まぁ、痛みの地獄ってことだ。」

グルが言うと

クルルは震え上がった。

「ひぇ…サイコパスというか…怖いですね。」

「怖くねぇよ。はよハブ毒よこせ。」

グルが手をクルルに向ける。

クルルが除毒薬とハブ毒を両方渡した。

「グルさんだと心配なので俺も行きます。」

そう言うとクルルが立ち上がり

グルの隣に行った。

だがこのとき、すでに下では

大惨事になっているということを

クルルとグルは知る由もない。

そのストレス、晴らします。

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