この小説は一切ご本人様に関係ありません。
コミケ組
わんく
s「…、」
u「…しゃおちゃん、飲み過ぎやで。」
そう言って鬱は机に突っ伏し軽く潰れているシャオロンの片手にある酒缶を取る。彼も仕事で嫌な事があり、やけ酒でもしているのかと思うほどここ最近は酒を浴びる様に飲んでいた。そんなシャオロンを心配し、鬱は気に掛けている様だ。鬱が酒缶を取ればすぐにシャオロンは鬱の手にある酒を取ろうと身体を起こす。
u「ダメやでシャオちゃん…、これ以上はアカンよ。」
s「…ええから…酒くれよ…、」
もう彼の顔は真っ赤でもう一口飲んでしまえばすぐに寝てしまいそうな程だった。それに加え身体の動きもゆっくりで、まさに酔っ払いの様だった。何があったのかは知らないが、これ以上飲ませてしまえば急性アルコール中毒で死んでしまっても可笑しくないだろう。そう思った鬱はシャオロンにこう口を開く。
u「シャオちゃん、今日から禁酒しよう。」
s「…むり、」
u「いやマジで、これ以上飲み続けても何の得も無いで?」
s「むりやぁ…おれも疲れとんの…、!」
u「やからってお酒に手ぇ出したらアカンやろ?…苦しなったら相談しぃや。」
s「…うん、」
鬱はそう彼を説得する。シャオロンは相槌を打てばこくり、と小さく頷いた。そして少し沈黙が続けばシャオロンは鬱の背中に腕を回し、鬱の胸の中へ顔を埋める。鬱もすかさずシャオロンの背中に片腕を回す。少しシャオロンの肩がヒクつくのが分かれば鬱は彼より少し大きな手で背中をゆっくりと上下に動かす。
u「…辛いよなぁ、世の中、全然上手く行かへんよなぁ―…。」
s「…ぅ”ん…」
ぐす、とシャオロンの方から音がすれば鬱はシャオロンの事にはあまり触れず、鬱の胸の中で小さく声を上げて涙を流すシャオロンの頭を優しく撫でる。鼻を啜る音も聞こえ始め、とうとう声を上げて鬱の胸の中で子供の様に泣き出すシャオロン。そんなシャオロンに鬱はただ優しく抱き締め返した。今は優しい言葉を掛けるより、このままの方が彼も望んでいると思ったのだろう…。
終わり。
一回これ書いてみたかったんですよね…、shaさんが酔っ払うとネガティブになるって事少し思い出したんですよ、あこれ…行けるって思っちゃって…つい…、
では、次の投稿でお会いしましょう。
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