テラーノベル
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はい、新作です。
全部で4話くらいになるかな〜?
前後する可能性がございますm(_ _)m
ほんとは夏に出したかったんだけどね〜…
シチュエーションが思いつかない!!
m side
久しぶりの夏休み。
最後の夏休みは何年前だったっけ…?
元貴「うーん…」
とにかく、思い出せないくらいには昔だ。
今日と明日は3人で夏の田舎でゆっくりする予定…だったんだけど、涼ちゃんがまさかの体調不良。
若井と僕の2人になってしまった。
若井と2人きりで夏を過ごすのは大分久しぶりだ。
それこそ最後の夏休み以来って感じ。
若井「あっちぃ〜い」
若井が火照った顔を冷やす様に手を仰ぎながら嘆く姿に僕は息を呑んだ。
元貴「今日、40度行くらしいよ」
若井「えぇっ!?嘘でしょ…。」
僕が嘘でしょって言いたいのはお前のエ□さだよ…
若井「俺溶けたらごめん。」
元貴「溶けたら冷蔵庫入れてやるから安心しな」
若井「せめて冷凍庫にしてください…」
元貴「ふはははは笑」
若井「ふへへ笑」
いつもこんなやり取りばっかり。
少しは少しはそういうことしてくれても良いじゃん…?
元貴「まぁ…良いけどさー?」
若井「何がまぁ良いけどさーだよ笑」
元貴「何でもねーよ、笑」
2人で話しながら歩いていると、遠くの方にコンビニ…らしき建物が見えた。
若井「あれっ!?」
若井「あそこ…コンビニじゃないっ!?」
元貴「あ、ほんとだぁ。」
元貴「アイスでも買おっか」
若井「うんっ!」
暑さで火照った顔
汗ばんだシャツ
全てがなんていうか…その…エロい。
しばらく歩いた。
コンビニらしき建物はやっぱりコンビニだった。
若井「うっひょ〜ぅ」
若井「す〜ずしぃい!!」
元貴「冷房に頭上がんないね」
若井「ね、本当そう」
若井「元貴はアイス何にするの〜?」
元貴「う〜ん…俺はバニラかな」
若井「じゃあ俺もバニラにしよ〜っと」
なんか、今日の若井、テンション高い…?
まぁ、夏バテ的な感じかな…?
そんな事考え込んでいると
若井「元貴〜何してんの」
若井「アイス買ったから行くよ〜?」
元貴「あ、買ってくれたんだ。ありがと」
若井「いつもありがとって事よ」
元貴「いつもの感謝がアイス1個かよ!笑」
若井「はは笑たしかに笑」
ギュッ
若井「えっ!?ちょっ…」
元貴「感謝してんならこれくらい許せよー?」
若井「分かったよ…」
若井に暑いからもうだめ。
と言われるまで僕は若井を抱きしめた。
若井「ほ〜ら、アイス食べよ〜?」
若井「溶けちゃうよ〜?」
元貴「そうじゃん!早く食べなきゃ…」
若井「どこで食べる…?」
元貴「う〜ん…」
若井「あ!!」
若井「あそこにバス停!」
若井が指差した先にあったのはこじんまりとしたバス停。
ベンチの上には屋根がある。
元貴「いいねっ!」
元貴「屋根もあるし!」
若井「よし、走るぞー!!」
若井は全速力で200メートル程離れたバス停まで走って行く。
元貴「ちょっ…待ってよっ…!!」
若井「元貴早く〜!!」
元貴「はぁ…はぁ…」
元貴「なんで、急にっ走っちゃうのっ…はぁ…はぁ…」
若井「ほら、!アイス食べよ」
元貴「うん…」
若井に手渡された棒アイスの袋を開け、口に入れる。
元貴「シャリッ」
元貴「!?」
若井「おいしい?」
元貴「めっちゃ美味い!!」
若井「おっ!じゃあ俺も食〜べよっと」
若井「シャリッ」
若井「うわぁぁぁぁあああああ!!!???」
元貴「え、なになにどうしたの?」
若井「頭、キーンってした…」
元貴「シャリッ」
元貴「そうなんd…」
元貴「うわぁぁぁぁぁぁあああ!!」
若井「元貴も!?」
元貴「俺もキーンってした…笑」
若井「はは笑」
元貴「あ、若井アイス…」
若井「あっ…」
夏の暑さに耐えられず溶けたアイスの雫を舐め取る若井の仕草はとても妖艶で、夏の爽やかな空気には到底似合わない。
若井「んっ…へ〜ふ」
元貴「シャリシャリ…」
若井「シャリシャリ…」
アイスを食べ終わり、2人でぶらぶら歩いていると
若井「ねぇ…暑いしもう旅館戻らない…?」
元貴「そうだね。今日はゆっくりしよっか」
旅館に着くと、経営している夫婦の旦那さんにコップに入った氷水を出してもらった。
若井「あ、ありがとうございます」
元貴「ありがとうございます…」
元貴「ふぅ…それにしても、結構汗かいたね…」
若井「そうだねぇ…俺も汗だくだよ…笑」
元貴「誰かさんが走ったから汗だくだわ〜笑」
若井「すいませんって笑」
元貴「…」
元貴「若井はさ、今後ミセスをどんなふうにしていきたい?」
若井「急だね笑」
若井「う〜ん、俺は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、〜〜〜〜?」
若井「〜〜〜〜〜〜、〜〜〜!!!〜〜〜〜〜〜?〜〜笑」
俺は昔から若井の事が好きだ。
あの夏から。ずっと。
あの恋はきっと夏のせいだ。
あの恋は夏のせいなんかじゃない。
若井は僕の事どう思っているのかな。
若井「って、元貴!!聞いてる!!??」
元貴「あぁ、ごめん聞いてなかった」
若井「もー、せっかくたくさん話してたのに…」
元貴「ごめんごめん…笑」
元貴「もっかい話してくれる?」
若井「俺は、今後もミセスで音楽をみんなに届けていきたい」若井「元貴の歌も大好きだしね?」
元貴「へぇ〜嬉しい事言ってくれんじゃん、笑」
若井「だから、俺はずっと元貴と涼ちゃんと、ミセスを続けて行きたいな、って」
若井「まぁ…強いて言うならギターフレーズをもうちょっと簡単にして欲しいくらい?最近難しすぎるよ笑」
元貴「ごめんごめん笑」
元貴「もっと難しくするね?」
若井「違う違う!!」
若井「難易度を下げてって言ってるんだよぉ!!」
元貴「ふはは笑」
元貴「まぁ、考えとくよ〜笑」
若井「それ下げないやつだな?な?」
若井はコップを持ちながら笑いかけてくれている。
優しくて、面白くて、僕にちゃんと構ってくれる若井が好き。
元貴「若井、大好きだよ」
若井「えっ…?大s…き…?」
手に持ったコップをだらだら零しながら混乱している。
元貴「中2の夏から、ずっと」
言っちゃった…どうしよ…
若井「俺も…だよ…?」
若井「俺も…元貴の事が大好き」
元貴「俺はっ…!」
元貴「若井がっ、好きなのっ!男としてっ!」
若井「…」
流れる時がとても長く感じられる。
その理由は沈黙だからだけじゃない。
あぁ、やっぱり若井は僕の事、「友達」として好きなんだ。
こんなふうに考えてるのは僕だけだったんだ。
いや、分かっていた。
分かっていたけど、どっかで期待してた。
若井も好きなんじゃないか、って。もう嫌い。
若井なんて大っ嫌い。
悪いのは僕。全部僕のせい。
僕のせいで若井との友情とかバンドとか全部壊れてしまう、そんな気がした。
僕は旅館を飛び出した。
若井「えっ…ちょっ…どこいくの元貴っ…!!」
若井の焦った声が聞こえてくる。
走った。とにかく走った。
汗だくになって、息が苦しくなって、泣きながら。
木の陰で一旦休憩した後、夜になるまでそのへんをブラブラした。
こうなったのは全部夏のせい。僕のせい。
辺りが暗くなってきた。夏だから夜も蒸し暑い。
近くの木の下に座り込み、夜空を眺める。
元貴「若井…」
元貴「ごめんね…」
第2話はこのお話のwki sideを書こうかな!と思っております!
お楽しみにっ
コメント
2件
これは両片思いの可能性特大ですね。めっちゃ好きです。