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ある夏休みのこと。
私は、算数の課題を黙々と進めていた。そんな時にいきなり
「おい、ちょっと来い」
父が呼んだ。私はすぐに父の元へ向かった。
「コレを飲め」
そう言って渡されたのは、得体のしれない謎の白い飲み物だった
「え…なにこれ…」
「つべこべ言わず飲め!!」
「は、はい!」
そして私は白い飲み物を一気に飲んだ。
「ま、まずい…」
まずさに苦しむ私を、父は高圧的に見下している。しばらく立った頃、私の体に異変が起きた。
「う、、急に、、眠い………」
私はその場に倒れ込んだ。
「よし、気絶したな。こいつが起きないうちに早く!」
俺は、気を失っている玲を足早に車に乗せ、走らせた。
ドサッ
「これでよし、帰るか」
俺は、倒れ込んでる玲を崖道の外れに置いて再び車を走らせた。これでクソ妻への対処に集中できる。
「………う?」
起きたら、あたり一面緑で覆われていた。
「ここどこ!?お父さんは!?」
私はとりあえず少し歩き回った。しばらく歩くと、道が見つかった。
「道がある!これに沿って歩いてみよう!」
と道を歩いていたが、崖っぷちに逢ってしまった。
「あ…行き止まり、こんなところから落ちたらひとたまりもなさそう…お父さん見つからなかったし…」
私はお父さんに置いて行かれたのだと思った。そして、私は道の端に座り込んだ。
「……」
どれくらい経ったのか分からないが、お腹も減ってきた。そんな時、誰かがやって来た。
世間は夏休みと言われる長期休暇に入っているらしいが、私は休みなんてなく永遠に仕事をしている。
ある日、こんなことを上司から言われた
「海枝さん、君、仕事遅いし朝の掃除も終わってないからさ、会社に寝泊まりして仕事してくれないか?」
「……」
そして、近くにいた後輩からも
「さんせーい!先輩、説明も下手ですしぃ〜、人間関係も下手ですしぃ、一人で黙々パソコンしててくださいって感じ〜」
周りも、少し頷いているのを感じた。
「…わかりました」
私はとりあえずそう言っておいた。
晴れて社会人になったのにずっとこう。ずっと仕事を押し付けられて自分の仕事が終わらないし、そのくせ給料も少ないし…
そして私は、明日あそこへ行くことを決意した
「…着いた」
私が来たのは、飛び降り自殺の名所として有名な崖。遺書は昨日のうちに書いた
そして、私は早速自殺に取り掛かるために髪を解いたり、靴を脱いだりした。