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わたし。星乃愛里鈴(ほしのありす)は幼い頃から人見知りでした。そのうえわたしの父親は転勤が多く友達なんてできるわけ無いと諦めていました。でもある日の小さい頃のお話ですが、また引っ越しが決まって行った場所がありました。県庁所在地は賑わっているのに県の隅っこの方は静かでくつろげる「田舎」というものでした。わたしは歌を歌うのが好きでした。いつもの【あの】曲を歌って外で一人。道路を眺めていました。その時。「ねぇねぇ君〜俺莉犬っていうんだ!!引っ越してきた子だよね?仲良くしようね!!」笑顔で声をかけられた。わたしはそれからということ。莉犬とあって毎日が楽しかったのです。「莉犬〜」今日は何しようかな?明日は?あさっては?ずっとこの幸せが続いてほしかった。でもやっぱり父親が転勤をたくさんする。1ねんしかいられなかったけど莉犬と遊んだ日々は消えることのない宝物だ。わたしは莉犬にこのことを言わないで別れた。泣きたくなかった。「ごめんね莉犬。大人になったらいつか会いに来るから、、」一人でぼそっとつぶやいた。ふと莉犬の家の苺の栽培コーナーが車から見えた。「あ、、これ、、一緒に食べたね。美味しかった、、莉犬ってばほっぺにいちごの汁つけちゃって、、(笑)でも、、もう一緒に食べることなんてできないのかな、、?」愛里鈴は気づけば涙が出ていた。「あっ、、泣かないって決めたのに、、やっぱりわたしは莉犬といたいよ、、」でもそんなワガママを聞いてもらえるわけでもなく、ただ莉犬の家が小さくなっていく。
それからの愛里鈴は莉犬のことを忘れたように友達を作った。ホントは忘れることなんてできないけど。いつか忘れて開放されたい。これが愛里鈴の考えだったけど忘れるのは辛かった。でも必死に友だちを作って愛里鈴をしらないどころか嫌いっていうひとなんか一人っぽちもいなくなった。愛里鈴は明るく元気に莉犬なんて考えないで頑張り続けた。ある日一番に声をかけてくれたころんっていう男の子とお弁当を食べていた。「ねぇ。ころん。忘れたくても忘れられない思い出ってどうやって記憶から消していけばいい?」といきなり愛里鈴はつぶやく。ころんは「うーん、、忘れなくてもいいんじゃない?」愛里鈴は驚いた。忘れたいって言ってんのにこう返してくる人は初めてだからだ。「ねぇ、愛里鈴〜俺さ。今度転校するんだよね。愛里鈴がきて3ヶ月しか一緒に入れなかったねごめんね。どうしても行きたい場所があるんだ。」ころんが寂しそうに言った。愛里鈴は悲しくて悲しくて必死になって止めようとした。「なっ!!なんで!!絶対なの!?何があるの!?愛里鈴をほおっておいて何処に!?」と早口で言うのに対してころんは怒りっぽく、、「僕の夢のためなんだよ!!どうでもいいの?愛里鈴は応援してくれないの!?行く場所なんかどうでもいいでしょ!!それに、、、これに受かれb((パァン「え?」いきなり投げられてきた愛里鈴の弁当のふた。ほっぺがヒリヒリして喋りきれないころんに対して愛里鈴は「どうでもいいなんて一言も言ってないじゃない!!わたしはっただ、、ころんと、、一緒にいたかっただけなのに、、震えながら喋って愛里鈴はペコリと頭を下げ弁当のふたを拾い上げどこかに行ってしまった。そしてころんは転校していった。その後からは愛里鈴は莉犬ところんを思い出すようになった。もう会えないじゃない。わたしが会いに行けばいい。愛里鈴はころんとのプリクラを握りしめ。今日も二人を探した。