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実際のDMあるの尊い…!


12月14日/中学一年生
三年分の想い
その日は
冬の寒さを一段と感じる寒い日だった。
私は茜ちゃんと光に勧められ
さくやくんに連絡をすることにした。
さくやくんと関わるのは8月の夏祭り以来だ。
ともか「これってレア?」
私は当時流行っていたさくやくんの好きな対戦カードゲームのキャラクターについて尋ねた。
さくや「レア」
さくや「うらやましい」
私は驚いた。
彼のことだから なにかしら煽ってきたりすると思っていたので、羨望の言葉を向けられて拍子抜けした。
彼だって一年もあったら変わっているよな。
私は彼からの羨望の言葉に対して返す言葉が見つからず。
茜ちゃんに助けを求める。
茜「取り敢えずうぇーいって煽ってみたら?」
ともか「うぇーい」
さくや「うざ」
ここから私はさくやくんを煽りまくった。
ともか「私よりもこのゲームやってるさくやくんのほうが持ってないんですね」
ともか「対戦しようよ」
さくや「明日ならいいよ」
会話はヒートアップする。
ともか「明日、ぼこぼこにしてやるよ」
さくや「雑魚が」
ともか「せいぜい頑張れ」
対戦は二日間に持ち越しとなった。
12月15日
私は彼と対戦し、負けてしまった。
けなし合いが始まる。
これがお互い一年ぶりの会話だと思うと笑えてくる。
さくや「人って勝てないと思うとなんとしてでも他の関係のないことでプライドを保とうするんだよね」
ともか「しね」
私は意図的に流れを恋愛に持っていった。
ともか「だからモテないんですよ^_^」
さくや「お前だってモテないだろ」
ともか「さくやくんよりはモテてるし」
さくや「誰から?」
ともか「三人くらいからモテてたし」
さくや「誰?」
ともか「◯◯くん」
さくや「他は?」
ともか「◯◯くんと◯◯くん」
さくや「お前は狙ってるやつとかいるの?」
まさか、さくやくんから好きな人聞かれるなんて。
いや、好きな人から好きな人を聞かれるなんて。
ともか「プライバシーがちょっと…」
さくや「ってことはいるじゃん」
さくや「誰だよ」
ともか「言わない」
さくや「たっつー?」
ともか「違う」
さくや「こう?」
ともか「違う」
このラリーがしばらく続いた。
さくや「俺?」
時が止まる。
私がなにも言えないでいると
彼は何事もなかったかのように続けた。
さくや「光?」
焦れったくなった私は
ヒントを出すことにした。
ともか「ヒントは陸上部で2組で身長が私より上で足の速さが6年のとき同じだったかな」
ここで私はヒントを出しすぎてしまった。
さくや「じゃあ俺じゃん」
私は焦る。
アワアワしてなにも言えないでいると
彼は言った。
さくや「寒いから風呂入ってくる」
終わった。確実に終わった。
絶対気まずくて逃げたじゃん。
終わった。フラれた。
私は絶望した。
ともか「違う」
私は今更抵抗した。
光と勇一に通話をかける。
確実にフラれたと告げると諦めんなよ!
と元気づけてくれた。
しばらく彼らに話を聞いてもらっていると
さくやくんから返事がきた。
さくや「たっつーじゃん」
ともか「違う」
さくや「じゃあ誰だよ」
ともか「言わない」
さくや「言え」
さくや「候補に俺がいるだけで緊張してるんだから」
ともか「?」
ともか「どういう意味の?」
その言葉の意味がわかったような、わからないようなそんな気分だった。
さくや「わかるだろ」
さくや「快眠できないって」
ともか「言っても逃げないでね」
さくや「こわいって」
ともか「私もこわいって」
鼓動が五月蝿い。
私は今から三年間の想いを
大好きな人に伝える。
ともか「じゃあ言うね」
ともか「さくやくん」
私は人生2度目の告白をした。
胸の高鳴りだけが、雪が降るぐらい冷たい空気が留まる静かな部屋に響いていた。
さくや「どういう反応すればいいかわからん」
ともか「だよね」
さくや「うれしいけど」
ともか「無理なら無理ではっきり言って」
さくや「自分のことが好きでうれしい」
ともか「どういう嬉しいかわからん」
ともか「好きでも嫌いでもないということ…?」
自分でも何を言っているのかわかっていなかった。
さくや「好きだよ」
私は彼の言っていることが一瞬理解できなかった。
理解をした時
急激に顔が熱くなるのがわかった。
ともか「え」
ともか「えっ」
ともか「さくやくんのことが好き」
さくや「俺もともかちゃんのことが好き」
私はこの3年間の辛い日々は
この時のためだったのだ。
私の全てが報われた気がした。
さくや「五年生のときからずっと」
ともか「私も」
ずっと、ずっとこの三年間
私達は思い合っていたのだ。
今まで陽キャを目指してきて本当によかった。
私は光と勇一に震える声で報告をする。
ともか「さくやくんと付き合った…!」
二人は驚きつつも、祝福する。
光「おめでとう!!ともか!!」
勇一「まさかあそこからいけるとは…」
ともか「やっぱいけないって思ってたんかい(笑)」
ああ、本当に幸せだ。
人生で一番最高の日だ。
あれ、でも、さくやくんは**“五年生”**のときから私のことが好きなんだよね?
五年生のとき私って…
その時の私はド陰キャだ。
なんでさくやくんは陰キャの私のこと好きになったの?
じゃあ私の努力って
まあ、いいや!
今はさくやくんと付き合えた 。
この幸せを噛み締めよう!
最高の人生に乾杯!!
その疑問は静かに私の心に見えない傷として突き刺さった。
↓実際のDM