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水くん...どこを見ているんだい? まぁ、ヤッてくれたからこっちからしたらwin-winなんだけどね★ 白くん...ついでにわれのお支払いも済ませといて★
水黒編 第一話 キミとの出逢い
キミと初めて出会ったのは誘われたないちゃんの家だった。
今思えばあの時の僕は1目見ただけでアニキをどういう人物か判断してしまった阿呆だったのだ。
いれいすのメンバー間の仲を深めようと理由で呼ばれたないこ宅に呼ばれた時間ぴったりに行くと、メンバーは全員が揃っており、それぞれが自由にくつろいでいたりした。メンバーは事前情報で見た通りの見た目をしており、それほど驚く事がなかった。しかし、1人だけ僕が驚くような見た目をしている人が居た。
目元はタレ目気味で、眉毛もまつ毛もハッキリとしていた。髪は少し雑に団子で縛られていたが、光るような髪質がすごく綺麗だった。女のような顔、髪とは裏腹に体格はガッチリとしていて男は皆が憧れるような体だった。僕が見た事前情報から想像されるのはアニキだけだったが、自分の中ではどうも納得がいかなかった。体は鍛えていると聞いていたのでまぁガタイが良いのは納得が行くが、顔の方は理解不能だった。普段ハキハキと喋り、歌声も腹の奥まで響くような力強いのに、どうしてこんなにも華奢で幼い見た目をしているのだろうか。そうやってアニキの方を向いて考えていると、ソファに座っていたアニキは立ち上がりこちらに向かってきた。
「なぁ、ほとけ、、だよな、、俺は悠佑。よろしくな!」
「うん!よろしく、アニキ!!」
「あ、ほとけっちこんちゃっす」
「え、待って冷静に考えてなんでみんな僕の事いむくんって呼んでくれないの??え、僕最初言ったよね?え?ガティ?なんで?」
「んま、それがほとけのいい所やろ、、(笑)」
「アニキまで、!?」
僕は普段からみんなを盛り上げるムードメーカー的な存在で阿呆な子だと思われている。みんなからの僕の印象はバカだとかそんなものかもしれないが、これでも僕はよく考えて行動している。
アニキと話しているとよく分かった。アニキは僕と同じ匂いがしたのだ。僕と一緒で沢山挫折を体験してきた人だ。楽観的な人物を演じているだけだ。
同族嫌悪というやつなのだろうか、、、僕とアニキは動画や配信では仲良くしていたが、プライベートではあまり話さなかった。もちろん、僕もアニキもお互い嫌いあっている訳ではなく、2人きりでは反りが合わないだけだった。他のメンバーが居る所では普通に喋れるのだ。だから、アニキとはレストランや買い物にも2人きりでは行ったこともない。
僕は今日、初兎さんとカフェに行く予定だった。初兎さんとは公式ペアだと言うことで何度もデートだ〜(笑)だなんてよく出掛けたものだ。今日は初兎さんに完全予約制で少しいいとこのカフェに誘われて行く事になっていた。初兎さんは偶にいむくんは子供やからな〜だなんて言って奢ってくれる事もあった、今日も奢ってくれるようだ。僕はウキウキでカフェに行く準備をしていた。
すると、スマホからピロンと音が鳴った。机の上に置いてあったスマホに目をやると、初兎さんからだった。LINEを開き、内容を見ると今日お出掛けに行けないという連絡だった。行けない理由としては緊急の仕事が入ってしまったらしい。何かと忙しくなってくる時期なので仕方ないと思い、僕は納得した。LINEはまだ続き、初兎さん曰く他のメンバーを誘って行けば?という事らしい。
確かにちょっといいとこのカフェなので誰かを誘って行くのもいいかもしれない。しかし、誰と行こうか、、、僕は他メンの今日の予定を思い出した。りうちゃんは確か今日新作の春服を集めるかなんかで旅に出た。ないちゃんは当たり前のように仕事、ほんとにお疲れ様です。いふくんは、、、多分あいているだろうが、、昨日はスタバ、一昨日はコメダ、その前の日はタリーズ。さすがにカフェに行き過ぎだやめておこう。あ、いふくんとは不仲という事なのでカフェに行く話はここだけの秘密な。となると、残りはアニキぐらいだ。
もし、断られたのなら1人で行けばいい。僕はもしもの事なんかを考えながら覚悟を決め、アニキに電話をかけた。
「もしもし、アニキ〜?」
「ん、もしもしほとけ?どしたん急に(笑)お前から連絡なんて珍しいな。」
「アニキ急にごめんね〜突然で悪いんだけど今日、お出掛けしない?カフェで親睦深めよう的な。大丈夫そ?」
「全然ええで〜。お前からの誘いなんてなんだか嬉しいからな(笑)集合は○○駅で大丈夫そ?」
「うん!それでいいよ!ほんと、急にごめんね。」
返答は思ったよりアッサリしていてすぐOKしてくれた。今思うと2人きりは何か緊張するものだ。僕は緊張でカチコチになりながらもお気に入りの服を着て○○駅に向かった。
○○駅近くの銅像の所で待ちながら、スマホを弄っていると目の前に一人の男が立った。スマホから目を上げ、その姿を見るとアニキだった。
「ほとけ、まった??遅れてごめんな。」
「ん、全然いいよ。僕も今来たとこだし、早速だし早く向かおっか。」
「うん!」
アニキの今日の服は上は白の無地のTシャツに黒の長めの上着を羽織っていて下は灰色のタイトなズボンだった。いつもと違うアニキの大人の雰囲気に押され、なんというか、、、変な気を起こしそうだ。
僕達は2人で早速予約しているカフェに向かった。
店内に入ると、趣味のいいレトロなオルゴールの音楽がなっていた。すると、目をキラキラしているアニキが目に入った。
「お〜やっぱオシャレやな!」
「アニキとかこういうとこあんま来ないでしょ?」
「まぁ、ひとりじゃやっぱ無理かな、、なんか躊躇ってしまうわ。」
「なんで、そんな事で躊躇っちゃうの??」
「いや、やっぱ俺みたいなゴツイ男は目立っちゃうやん?だから、ほとけに誘われてすごい嬉しかったんやで。ありがとう。」
「ん、そんなに喜んでくれてこっちも嬉しいよ。」
初兎さんが予約して支払いまで済んでいるというのは僕と君だけの秘密だよ★
2人でコーヒーやらドーナツやらを食べながら話を沢山した。しっかり2人で話してみると、案外楽しいもので、会話が詰まることなんてなかった。僕の心配は無駄なもののようだった。高校の時の部活やら何やらで会話が繋いで行き、気付いたら3時間ほど喋りこんでしまっていた。
「ん、結構喋りこんでしまったな。そろそろ帰るか?」
「ん、そうだね。じゃ、帰ろっか。」
アニキは机の上にあるこちら側に置いてあったメニュー表を片付けしようとし、アニキは前かがみになり、手を伸ばしてメニュー表を取ろうとした。ふと、アニキの方を見ると前かがみによりなんと服の中が見えてしまったのだ。店内は明るく、アニキのピンクのぷっくりとした可愛いふたつの突起は丸見えになってしまった。
「ん?ほとけどうしたん??」
体勢を元に戻し、首をコテンとして考え事をしているアニキはガチでエロかった。てか、普通の男で真っピンクになることなんてあるのか?僕は今抱いたおかしな感情を押し殺し、さっさと2人で店から出た。
東京の街中を2人で歩いていると、分岐点まで来た。ここでアニキは右に行き、僕は左に行くと自分の家に着く。
アニキは名残惜しい等の言葉を並べていたが、今日は楽しかったらしく、ニッコニコの笑顔だった。
「じゃあ、またな!!バイバイ」
僕はサヨナラを言うアニキの腕を掴んでいた。これが自分の意思なのかもよく分からなかった。
「ほとけ、、?きゅうにどしたん??」
自分でもよく分からない。目の前にいるアニキの腕を何故僕ら掴んでいる?戸惑いながらも誤魔化しをした。
「いや、えとそのうん、ごめん!アハハ僕、なんかおかしくなっちゃった。えへへ、僕何やってんだろ。あ!せっかくだし家まで送るよ。」
「そ、そっか。ま、なんかあったらしっかり伝えてな。じゃあ、家まで行こっか。ほとけとまだ沢山話せて俺嬉しいわ。」
ヘラりと静かに笑い目を細めながらこちらを見つめてくるアニキに我慢が出来なくなってしまった。無防備なその唇に僕は熱い口付けをした。どうやら僕の理性の壁は薄っぺらのようだ。拒まず背中に手を回しキスをしてくれるアニキを見ると僕は抑えられなくなった。
そこからは流れだった。キスをしたあとすぐにアニキの家に向かい、リビングに会ったソファにすぐ押し倒した。もちろん、2人とも興奮しており身体の交え方は本当に野生の獣のようだった。
「ほとけ”ッ♡///お腹”ッッッ苦しい”♡こんな奥まで”はいっちゃ”てるッッッ♡♡♡///デカイ”ッ♡♡♡イック”ッッッ〜〜〜♡♡///♡」
「ハハッ汚ねぇ喘ぎ声ッッッすんごい興奮するッ♡」
アニキはずっと痙攣しており、それに合わせてナカも痙攣していて、すごい気持ちよかった。僕はアニキにフェラやら色々な、エッチなお願いをしたがアニキは全てにOKしてくれた。僕はそれが嬉しく沢山気持ちよくしてあげた。何回か分からないほどイッた後、僕とアニキは倒れるように寝込んでしまった。
次回に続く