テラーノベル
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あの日から、私たちは曲作りを進めていった。私がデモを作り、それに歌詞をつけて、絵名がイラストを描き、瑞稀がMVを作る。
「やっぱり曲を作るのは楽しいね!奏!」
そう、瑞稀は私に声をかけた。
「うん、そうだね。こんなふうになれたのは、あの時、私の曲にMVをつけてくれて、イラストを描いてくれたからだよ。ありがとう、絵名、瑞稀」
「ふふ、奏の力になれて良かった!」
そう話す私たちは、ナイトコードで話している。なんだかんだ言ってこれが一番連絡を取るのに手っ取り早く、話しやすいから。チャットでのやり取りもできるから、ずっとこれだ。
「でも僕たち、同じ学校でよかったよね。同じ学校だからさ、一緒に集まって作れたりするし、夜にもナイトコードで話せるんだもん。」
「確かにそうだね。みんな神校に来てなかったら私は曲から離れたままだったし、もしかしたら、ここにはいないかもしれなかった。本当に神校に来て良かったよ」
「そうだね。確かにみんなと会ってなかったらまた絵を描こうなんて思ってないから。絵自体は好きだったけど、諦めてたから、ちょうどいい機会だったよ。」
ー絵名が絵を諦めてた?そんな風には見えなかったけどな。何かあったのかな?
そう思って、私は絵名に聞いてみた。
「ねえ、絵名」
「どうしたの?奏?」
「絵を諦めてたって何かあったの?私たちで良ければ聞かせて欲しいな。私だって絵名に聞いてもらって少し楽になれたの。だから、良ければ話して欲しい」
すると、絵名は黙り込んでしまった。絵名が黙り込んで数分後、絵名は小さく口を開いた。
「わかった。話す、よ。笑わない?」
「笑わないよ。人の苦しみを笑うなんてそんなことしないよ。大丈夫。ここにはバカにする人はいないよ」
「そっか。わかった。話すよ。でも、ここじゃなんだし、セカイで話したい」
「わかった。セカイに行こう」
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