テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
それではどうぞー!
空)ん
カーテンの隙間から差し込む日差しで僕は目が覚めた。
空)寝ちゃったのか……
昨日の嫌なことを思い出し一気に体が重たく感じる。
下に降りたくない。
そんなことを思っていても意味が無いので、重い体を起こして1階に向かった。
ガチャ
空)ぉはよう
小さく挨拶をする。
兄たちが鋭い視線を向ける中、夜兄一人だけが、心配そうな顔をこちらに向けていた。
弟は兄の背中の後ろに隠れこちらを見ている。
僕は”死にたい”と思ってしまった。
この考えが悪いことはよく分かっている。
でも、k
僕はその続きを考えないように、学校に向かう準備をした。
学校に行く準備を早く終わらせ、学校に向かった。
いつも通りの朝
下駄箱を開ける。
そこにはボロボロの上靴。
教室に入ると頭から水を被る。
これも全部同じ。こんなの日常のひとつに過ぎない。
水を頭から被り、着替えに行くために廊下に出た。
急いで更衣室に向かっていた。
その途中誰かが、『今日も屋上な?』
と耳元で囁いてきた。
すごく怖かった。
でも、いつもの事。大丈夫。って自分に言い聞かせてた。
じゃないと自分が壊れちゃいそうだったから。
教室に戻るとみんながこちらを見てきた。
みんなこちらを見るなりくすくす笑って悪口を言っている。
大丈夫。大丈夫。
そう言い聞かせ自分の席に座った。
放課後
僕は急いで屋上に向かった。
そうじゃないと沢山痛い思いをするから。
ガチャ
空)遅れました……
モブ1)まぁいいよw
機嫌がいいのか遅れても殴ってこなかった。
モブ1)今日はね、あんたのために特別なことをすることにしたの。
空)なんですか……?
モブ2)来ていいよー!モブ3くん!モブ4くん!
誰だかわからない人の名前を呼んでいる。
テンションが上がっているのかモブたちでキャッキャ言っている。
モブ3)こんにちはw空くん
空)……?
モブ3)誰だか分からないよねw隣のクラスのモブ3だよ。こっちがモブ4
半笑いで自己紹介をするモブたち。
とても怖い。今にも逃げ出したいくらいだ。
モブ4)じゃあ早速始めようか。
モブ1.2)じゃあ私たちは失礼しまーす。
そう言い残しモブ1.2は去っていった。
モブ3)俺は上着てた方が興奮すんだよねw
よく分からない話をしている。
モブ4)なんでもいいから早くしよ。
そういい僕に近づいてきた。
後退りするが後ろは壁。
モブ3)ほらおいでよ。
そう言われ思いっきり手を引っ張られる。
そして床に押し倒された。
空)え、、何するんですか?
モブ4)まぁまぁ……じゃあ俺は一旦見とくね。あ、押さえとく。
モブ3)助かる
嫌な予感がする。
その途端突然モブ3が僕のズボンをおろしてきた。
そんな嫌な予感が的中してしまった。
空)やっ、やめ、、
モブ3)解さなくていっか。
グッ
空)う”ぁ゛
あまりの痛さに声が出た。
パンパンッ❤︎
空)う”ぅ い”たぁいよぉ”
モブ3)うるさい。
ドカッボコッ
モブ3)次喋ったら同じことするから。
モブ4)じゃあ俺口使っちゃお〜❤︎
そのあとも必死にやめてって痛いって叫んだけど、やめてくれなかった。
それにやめてって叫ぶ度に殴られたり蹴られたり刺されたりした。
そのあとはよく覚えていない。
空)ん”あれ?もう夜?
時間が経ったのか周りはくらい。
空)ゲホッ 気持ち悪い
何回中に出されたのだろう。何回口に出されたのだろう。
頭は痛いし、お腹は気持ち悪い。
手首は血まみれ。
頑張って立ったけど、すごくフラフラする。
フェンスの近くにもたれかかっていた。
そう立つのに、精一杯だった。
ガチャ
突然屋上の扉が開いた
空)誰?
?)空っ!ここにいたのか。
兄たちだった。
心配してくれたんだって!嬉しくなった。
でもそんな気持ちはすぐに潰された。
夕日)は?何してんの?フェンスにしがみついて、まさか自殺?
空)えっ?ちがっ
と言い手をフェンスから離す。
朝日)それにその手首血まみれ、、リスカ?
フェンスから手を離してしまったせいで、上手く立てず尻もちをついてしまった。
兄2人は「心配して損した」と言い屋上から出ていった。
だが、
夜)大丈夫?
と夜兄だけは優しく声をかけてくれた。
夜)一旦帰ろうか。
周りを見渡し状況を理解したのか、僕の体のことには触れずに優しい言葉をかけてくれた。
夜)立てないでしょ?乗りな?
と言い兄は背中をこちらに向けた。
空)ありがと
静かに震えた声で礼を言った。
ガチャ
家に帰ってくるなり夜兄は、すぐにお風呂の準備をしてくれた。
夜)手当する前にお風呂入っておいで。
空)わかった、、ごめんなさい、
夜)大丈夫だよ。
兄の優しい気遣いに僕は泣くのを我慢した。
お風呂に入ると傷が染みた。
痛いのは嫌なので、急いで洗うところを洗いすぐにお風呂から出た。
夜)上がった?傷手当しようか。
と言い救急箱を用意して、待っててくれた。
手当が終わり兄が話しかけてくれた。
夜)話したくなかったらいいんだけどね、学校で助けてくれたり、遊んでくれたりする友達とか先生っている?
兄なりに考えて出た言葉なのだろう。
とても優しさが伝わってくる。
空)……
僕は少し黙って考えた。
これ以上迷惑はかけたくない。
空)うん!沢山いるよ!みんな優しくて一緒にいて楽しいよ!
そんなことを言っていて、とても悲しくなった。
偽りの自分。兄にはとても申し訳ない。
夜)そっか。じゃあさ、どうしてこんなに怪我しちゃうのかな?
空)わかんない……
なんて答えればいいかわからず、濁して答えた。
夜)このままだと空壊れちゃうんじゃない?
空)……、
空)でも、じゃあさ、嫌なことあったら誰に相談すればいい?
何を思ったのか思っていたことが口から次々と出てきてしまう。もう止められない。
空)家でも楽しいことなくて、学校でも楽しいことない時はどうすればいい?
空)頑張ってるのに認めて貰えなかったらどうすればいい?
夜)……、、
兄は黙って涙を流している。
空)弟のせいで怒られたらどうすればいい?迷惑かけないでって言われても何が迷惑か分からなかったらどうすればいい?
そんなことを聞いていると涙が溢れ出てきた。
空)”死にたくなったらどうすればいい?”
その言葉を聞いた途端兄は抱きしめてきた。
夜)死にたくなったら、一緒に死のう。
空)どうして?1人でも悲しくないよ
夜)違うよ。空がいないと生きていけないの。
空)そっか。
夜)わかんないことはいっぱい考えよう。
空)うん、、でもさ、もう死んじゃいたいんだ。
夜)わかったよ。じゃあ行こうか。
空)うん、、お兄ちゃんは後悔しないの?
夜)うん。俺もねこの人生に満足してなかったんだ。
夜)お手紙書いていくの?
空)ううん。きっとみんな気づかないから、、
夜)……そっか
兄たちは外食しに出かけている。
僕と夜兄2人
空)海に行きたい。
夜)分かったよ。
2人で、海に向かった。
空)ついた……!
夜)綺麗だねぇ〜
空)いっぱい迷惑かけてごめんね、こんな僕だけど、この先も一緒にいてくれる?
夜)当たり前だよ。じゃあ行こうか。
そういい2人で、手を繋ぎ海に歩いていく。
2人で海の中に入っていった。
ゴポッ
器官に水が入り苦しくなる。
でも大丈夫。これで最後だから。
僕の意識はゆっくりと薄れていく。
夜と死ねるなら後悔はないかな。
じゃあね。
あぁー!
海に飲み込まれていきました!泣
なんかこの展開に持っていくの、少し雑な気がするけど、お許しください!
私は、Happy end 嫌いな派閥なので
Bad end で、終わりです!
次に、他の兄弟の目線をやって終わります!
それではお疲れ様です!