テラーノベル
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阿部の心を占めているのは、目黒とラウール。
仲良しだけでは済まないくらい目黒がラウールの世話を焼く。
それは今に始まった事ではない。
目黒から付き合ってと言われたのが冗談だと思ってた。
何度も否定したし、ラウールの話もした。
それでも、目黒は阿部を選んだ。
こういう恋愛は初めてで、恥ずかしかったし、どうすればいいか分からなかった。
目黒は阿部を女の子扱いしなかったし、優しかった。
好きになるのに時間は掛からなかった。
ラウールが20歳を迎え、酒を飲むようになり目黒を誘う。
目黒も可愛がってるラウールの誘いは断らない。
3カ月ほど前、ラウールにヤキモチ妬いて目黒を心配させた。
その頃から、阿部は目黒のものになりたいと思うようになる。
最後まで愛して欲しい。
目黒には無理だと言われた。
今のままで充分だと言われた。
でも、不安なのだ。
身体を繋ぐ事が安心に繋がるか分からない。
でも、愛して欲しい。
阿部は何も知らない。
身体を繋ぐ事がどれほどの事か分からない。
目黒は無理だと言う。
だけど、不安は消えない。
自分の身体がどうなるか分からない。
それでも最後まで愛して欲しい。
阿部なりに色々調べた。
必要なものも分かった。
ネットで注文して阿部の手元にある。
心のどこかが怖いと言う。
寝室のベッドの脇の棚に隠してる。
目黒ーごちそうさま。
阿部ーどういたしまして。
目黒ー明日は朝そんなに早くないんだ。
阿部ーそう? ゆっくり出来る?
目黒ーん。
阿部ーじゃあ、お風呂入る?
目黒ー一緒に?
阿部ー・・。
目黒ーうそうそ、無理でしょ?
阿部ー入ってもいいよ。
目黒ーホント?
阿部ー電気は消してね。
目黒ー見えないじゃん。
阿部ーばか。
目黒ー洗面所の電気は付けよう?
阿部ーん〜ん。
目黒ー真っ暗だと危ない。
阿部ー仕方ないなぁ。
洗い物を済ませ、2人は風呂場にやって来た。
阿部が着替えを用意する。
ゆっくり服を脱いでいると、目黒が嬉しそうに阿部の服を脱がす。
手を繋いで風呂に入る。
阿部がシャワーを勢いよく出す。
シャワーの中で2人はキスをする。
阿部ー洗ったげる。
目黒ー後で俺も洗ったげる。
阿部ーんふふ。
目黒ー亮くん、細いね。
阿部ー見ないで。
目黒ーうわっ、いきなり頭に湯をかけた。
阿部ー頭から洗うよ。
目黒ーん。
阿部は目黒の頭から身体まで洗っていく。
阿部ー大きい背中だなぁ。
目黒ーそう?
阿部ー身長があるから何もかも大きいのかなぁ。
目黒ーくすぐったい。
阿部ーちゃんと洗わないと。
目黒ー今度は俺が洗う番ね。
阿部は目黒の身体をゴシゴシタオルで洗った。
目黒は自分の手のひらにソープを落とし、手で洗い始めた。
阿部ーやだ、くすぐったい。
目黒ーどこもかも洗ったげるから。
阿部ーやぁ・・。
頭を洗った後、手で洗う。
首筋から肩から腕を洗い。
胸を撫でる。
阿部は恥ずかしくて背中を向けた。
目黒は背中も優しく撫でて洗う。
脇から手を回し胸を弄る。
阿部が首を振る。
目黒がお尻を撫でた。
その隙間に手を入れ蕾を触る。
阿部はブルリと震えた。
阿部と向き合い抱きしめる。
少し立ち上がりかけているものにたっぷりソープを付ける。
阿部が赤い顔して甘い声を出す。
目黒ー綺麗に洗わなきゃね。
阿部ー・・んっ・・はぁ・・。
目黒ーいい顔してる。
阿部ーばか、見ないで。
目黒ー気持ちいいでしょ?
阿部ーやぁ・・ん・・。
目黒ーちゃんと立ってられる?
阿部ーや・・むり・・。
目黒ー俺の首に腕回して掴まって。
阿部ーはぁ・・はぁ・・や・・。
目黒ーいやらしい音させちゃって。
阿部ーめ・・め・・のせい・・。
目黒ー出していいよ。
阿部ーんっ・・後ろも触って?
目黒ー亮くん・・。
阿部ー平気だから。
目黒ーホントに?
阿部ーめめ、早く。
目黒はソープを足して指に付けそっと後ろに回した。
前を可愛がりながら後ろに指を1本だけ入れてみた。
ソープのおかげですんなり入る。
熱い阿部の中。
キスをして前を可愛がりながら指を抜き差ししてみた。
阿部ーあぁ・・んっ・・。
目黒ー痛くない?
阿部ーだい・・じょうぶ・・やぁ・・。
目黒ー気持ちいい?
阿部ーん・・いい・・。
目黒ー自分で練習した?
阿部ーん・・怖かったけど。
目黒ー今日はここまでね。
阿部ーやぁ・・めめ・・。
目黒ー気持ちよくなって?
阿部ーぁあ・・いい・・出ちゃう。
目黒ーいいよ。
阿部ーめめ・・も。
目黒は阿部の後ろから指を抜き、ソープを自分自身に塗った。
阿部の指が絡み付いてくる。
キスをしながら2人は互いに愛し合い上り詰めて行った。
目黒ーシャワー出すよ。
阿部ー立ってられない。
目黒ー俺にしがみ付いて?
阿部ー腕にも力入らない。
目黒ーのぼせた?
阿部ーかも。
目黒ーじゃあ亮くんだけ先に洗ったげる。
阿部ーごめん。
阿部をシャワーで洗い外に出す。
目黒も洗い風呂場から出てきた。
阿部は出たところで、ペタンと座り込んでいた。
目黒はバスローブを着て阿部にも着せた。
ソファに阿部を下ろし、冷たい水を持ってきた。
阿部ーごめんね。
目黒ー落ち着いた?
阿部ーん。
目黒ー何でしたの?
阿部ーん?
目黒ー練習。
阿部ーダメだった?
目黒ー無理だって言ったでしょ?
阿部ー大丈夫だもん。
目黒ー亮くん。
阿部ーちゃんと出来るもん。
目黒ー・・。
阿部ー必要なものはもう買ったし。
目黒ー考えさせて。
2人はソファで抱き合いキスして目黒の膝に阿部が横になっている。
目黒は阿部の髪を弄りながら唸っている。
阿部が眠ってしまった。
そっと抱き上げ寝室へ向かう。
2人でベッドに入り目黒は優しく阿部を撫でている。
そろそろ本気で考えないとダメみたいだ。
阿部に怪我させる。
最初から気持ちよくなるもんか。
いつまでも眠れない目黒だった。
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