この小説は一切ご本人様に関係ありません。
新人組
⚠️嘔吐表現⚠️
⚠️自傷表現⚠️
わんく
s「…ッカ”はァ”…ッ」ボタボタッ…
ワイはいつもの様に自分の指二本を喉の奥に突っ込んでトイレで嘔吐する。もういつからやり始めているのだろうか、誰かに教えられた訳でもなくただ好奇心でやった訳でもない。ただ…、” あの思い “を忘れたいが為に、必死に逃げようと…やり始めた気がする。
s「ッおぇ”ッ……っぇ”うッッ…」ビシャビシャッ…
目の前はぼやけていて、涙やら汗やらでぐしゃぐしゃになっていた。もう何度もやって慣れていても可笑しくないのに、どうしてだろう、と未だに疑問が残る。ワイの嗚咽しながら嘔吐する音が個室の中で大きく響き渡る。しだいにぐすぐす、とワイは吐瀉物では無く、涙をぽろぽろと流していた。個室の中も嘔吐する音は響いておらず、嗚咽しながら鼻を啜る音へと変化していた。
s「は―…ッ”……けほッ…、ぉえ…」
涙も段々と収まって行き、胃は未だにグルグルと渦を巻くように気持ち悪さが残っていた。床に付いていた膝を無理に立たせればトイレを流し、個室の扉をガチャ、と音を立てて開ける。すると個室の目の前には心配そうな顔付きをしたチーノが立っていた。ワイが出るなりすぐに抱き付いて来るチーノ。
s「ぇ…あ…、」
c「なにしてんねん…っ!どした?!何か嫌な事でもあったんか?!」
s「ぇ…ぃや…、」
やめてくれ、その自分を思う優しさまでもがワイの胸を痛ませる。ぎゅっ、と圧迫されるような感覚が胸や腹に伝わってくればまたもや吐き気が催してくる。ワイは必死に吐き気を抑えるもチーノは気付いていないのか、抱き付いたり離れたりの繰り返しだった。吐き気の次に罪悪感、その次には涙が、色々な感情が脳内で渦を巻きより一層吐き気が強くなる。
s「ん”ッ…ゲぇ”…ッ…?!ぅ”…ッ」ビシャッ…
c「ッ!?大丈夫か?!ショッピ!?」
ワイは耐えられなくなり、その場で嘔吐する。恥ずかしい、しかもこんな所で。すぐ後ろにトイレがあるのに、何故我慢出来なかったのだろうと自分を責める。好きな人に、恋人に、こんな情けない姿を見して、恥ずかしいよりこんな情けなさ過ぎる自分にもはや笑いも込み上げて来る。ワイは嘔吐としたと同時に腰を屈み、チーノに背中を優しく撫でられていた。
s「ッふ―”…、へはぁ…っ…ふひは…ッ」
c「っ…しょっぴ…、?」
涙と共に出る笑い。ついに可笑しくなったとチーノは思ったのか怯える様にワイの背中を上下する手の動きを止める。もう少しだけそれを続けてくれれば落ち着いたのに、でもこんなワイ見れば手の動き止めんのも当たり前か。相手から見ればゲェ吐いて笑っとる頭可笑しい奴やもんな。は~ぁ~、恥ずかしい所見せてもうたなぁ…。
c「…んふ、片付けよか、笑」
s「っひぃ……笑、……うん。笑」
…やっぱり、こいつと付き合って正解やったな。こんな可笑しいワイの事、笑って一緒に片付けも手伝ってくれるとか…将来はいいお嫁さんになりそうやな。そろそろ俺も将来の事考えてこの癖やめないとな、辛くなったらチーノに癒してもらう。そんな癖…つけたいなぁ。
終わり。
ちょっと色々キツくなった時に書いただけです。だから少し可笑しいかもです。後、題名全然関係なくてすいません、少し紛らわしくしてしまった…。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
80件
あ、最高……
新人組…大好き
ほんと、、、好きです