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愛梨は廊下の隅っこに座り窓から空を眺めていた
「おい!」
見知らぬ男子が声をかけてくる。
クラスメイトだろうか。
「探したぞ」
「……」
愛梨はなにも喋らずスルーした。
「なんでこんなところにいたんだよ?」
話しかけるが愛梨の視線は空だ。
「授業が始まってるぜ?早く教室行くぞ」
手をつかもうとする男子に愛梨は
ぱしっと手を放す。
「……ないで」
「え?」
良く聞こえなくて聞き返す
「気安く触らないで」
「なんだよ?」
愛梨の方を見ると悪魔のような怖い顔をしていた。
「教室行かない」
「それは無理だぞ」
すると愛梨は呆れたようにため息をつく
「あたしだからいいんだよ」
「は?」
彼にとっては意味が分からなかった
「どいう意味だよ?」
「それと忠告しとく。」
彼の言葉を無視して続けた。
「忠告?なんだよ」
「あたしたちに今後近づかないで。危険だから。」
たち?危険?
「どいう意味だよ」
「さあ?そのうち分かる」
愛梨はおどけたようにはぐらかし立ち上がった
「じゃあ。そいうことで」
愛梨はその場を立ち去った