テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
365
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
11話…
「だ〜か〜ら!文化祭の出し物はマーメイド喫茶でいいじゃねぇか!!」
「だからそれは却下だって言ってんだろがぁ!!」
「文化祭の出し物決めるのにどんだけんかかってんだよ……」
「確かにマーメイド喫茶は女子の負担が大きく感じるかもしれないが安心しろ!
俺達も着る♪」
「着ねぇし!却下だって言ってんだろ!!」
『もうねぇみいよ…あ、……はい!』
春城は挙手をした
「?どうした春城」
『男装女装メイド喫茶とかは?』
「あ〜…確かにそれなら……」
『マーメイドは俺ら着るのしんどいし、女子にも負担がだいぶかかる、けどメイド服なら正直俺らが着ても面白い範疇だし、女子も男装だから露出しなくていいから、どうだ?』
「確かにありだなそれ」
「なんで春城のはいいんだよ!」
「マーメイドはダメだろうがよ!」
「あ、あとせ、制服喫茶とかはどうかな?」
「「「「「「意味わかんねぇしダッセェ!」」」」」」
「……制服をバカにしたなぁ!?」
「なら、爆発喫茶やるきゃないね!」
『待て待て待て!!柳田!やめろ!』
っと爆発が起き、落ちた先は学園長室だった
「…学園長…」
『…ぁ”っ…』
「…ということで…壊した学園の修理費を稼げと言われたので……
なるべく金になる参加型ゲーム式の出店にしようと思います……」
たんこぶが何段もできた安倍先生が前で告げ、反対するものはいなかった
『……最悪…』
ーそしてついに百鬼学園でも文化祭が始まる……
明日の夜から行われる夜行文化祭の準備に追われ学校はこの一週間お祭り騒ぎ
前日のこの日はラストスパートである…
「お夜食買ってきたよ〜……って…大丈夫?…」
「参組はお化け屋敷やるの?
死体役上手いね〜」
「本当の死屍累々だよ……大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇよ……この一週間準備の毎日……逆になんでお前元気なわけ?」
「楽しみすぎて頭が興奮してるのかも!」
「遠足の前日眠れないタイプだ」
「じゃあ先生にはもっと働いて貰わないと」
「だな、じゃここの壁紙作るの手伝ってよ」
「うん!」
『………』
「春城も!手伝えよ」
『…わかったよ…何すりゃあいいの』
「壁紙作るんだよ」
『OK〜』
「皆さん!明日の衣装出来ましたよ」
蓮浄が腕に服をかけて教室に入っていた
「試着を……ってあなたたちだけですの?」
「部活組はその出店もあるから、今はそっちに行ってるよ」
「困りましたわね……」
「ということで暇な僕らが部活組を呼びに行くことになった!」
「『暇なのはお前だけだ』」
「俺らお前が迷子にならないように付き添いだ」
『佐野だけでいいけどサボりたいから、迷子になった時の、伝達係です! 』
そして3人は体育館へ着いた
「おお!すごい!体育館じゃないみたい! 」
『藤平〜!』
「おぉ!なんだ!様子でも見に来たのか?」
「バスケ部は何するの?」
「うちは食ってばかり部長と大食い対決です」
「バスケ部はなぜこの人を部長にしたんだろう……」
「あ、そうだ!明日マシュマロも挑戦してよ!絶対盛り上がるから!部長!このマンドラゴラもすごい大食いなんだよ」
「でもまぁいうて君ぃ…植物やろ?」
「はは〜マシュマロはそんな挑発に乗るほど低レベルじゃないよ〜
所詮はモブの戯言よ」
「めちゃくちゃイラついてるじゃん……」
『マシュマロ〜落ち着けよ』
「あ、藤平くん実はかくかくしかじかで…教室に一旦戻ってきて欲しいんだ」
「わかった、あと十分位で終わるから先戻ってて」
「他に参組の子いるかな?」
「確か演劇部に……」
『あ、富士〜!』
「あれ、なにしてんの?」
「富士くん」
「お前部活やってたっけ?」
「んや、俺は演劇部の助っ人
今男の部員しかいなくてさ、女役が足りないってことで
あ、これが上映する映画な」
『…妖怪キャバクラ物語…蝶と花園……?』
「この映画キャバクラのお話?」
「男ばっかの部で何故これを…つかキャバクラっていいのか?」
「内容は……嫁に逃げられた男が惚れたキャバ嬢をNo.1に導く愛憎劇……」
『内容濃!?』
「高校の文化祭でやる内容じゃないよ」
「富士くんがヒロインなんだ」
「他にも見知った顔が出てくるぜ?」
『凜太郎じゃん』
「なぜ」
『おお、次は紅子ちゃんじゃん』
「女子が足りないって呼んだ女子になぜわざわざ男の子役を?」
「てなわけで明日必ず見に来てよ〜」
「『遠慮しとく』」
『あ、教室一旦戻れるなら戻ってくれよ富士』
「あー!了解!」
「あ、安倍先生ぇ!」
「あ、いつぞやのテレビクルー」
「どうもお久しぶりです!」
「百鬼学園の文化祭で特集を組むことになりましてね
ではまた〜!」
「テレビ中継まで来るなんて……」
「さてと…あとここの部活は…柳田だな…」
『ゲッ……』
「確か柳田は科学部で世界一巨大な花火制作…」
『「柳田はあとだ」』
「だな……」
『じゃあもどるか』
3人は教室へ戻ると女子が衣装に着替えていた
「ちょ、ちょっと短くないかしら…!?」
「ちょー!可愛い!」
「泥田が土下座した甲斐があったな! 」
「紅子ちゃんももうすぐ来るよ」
「紅子にチャイナ服って格闘ゲームのキャラになりそうだな」
「私は隠しキャラがいいぞ」
「おぉ、座敷可愛いじゃん!なぁ?泥田」
「お、おぉ…!まぁまぁだな!」
「と言いつつ乳はねぇけどと思っているな、ありがとう」
『…楽しそうでなによりだ』
「次は男子の番だろ?」
「やっと見つけましてよ春城さん」
『あれ、蓮浄どうしたの?』
「今すぐ化けてくださいまし」
『へ?いいけど?何に化けるの?』
「女の子に」
『えっ、……待ってそれまさか…』
「できますわよね?」
「着替え終わったよ〜!」
安倍がそう言うと男子は出てきた
「きゃーー!2人ともかっこいい!」
佐野と入道に黄色い歓声が上がった
「確かに2人ともよく似合っているがなぜ俺らこんな手抜きなの?」
「ごめんなさい、予算が足りたくて…」
「なんで春城の女の子のは作れてんだよ」
『ッ…僕だってしたくてした訳じゃない!!
女の子の姿なんてそこまでしてないのに…!服何故かぴったりなのが怖いよ!!』
「ふふ、」
「なんで、じゃあ化けたんだよ」
『男のままだと…なんか、…まだ女の子の方がいいと思って…』
「けどまぁ乳でけぇよな」
『嬉しくねぇよ!!』
「やぁ〜呼んだかい?」
「柳田!?」
「先生が呼んでるって聞いて」
「柳田くん、その手に持ってるのって…」
「世界一巨大な花火の火薬だけど調合の途中だったんだ〜」
「やめ!」
『待て!ここでやるな!』
『……』
「なんだ、参組まだ残ってんの?」
「お、弐組…そっちはもう終わったのか?」
「あー……んな事より…お前らって何出店すんの…?」
「へへ、……俺らが聞きたい」
「この泥田んにいい案があるぞ!これでどうだろう!」
「「「「「無理がある!!」」」」」
そこには現代アート展…と描かれていた
『そりゃあ無理だよ…ハァ…』
「衣装や小道具ができても舞台がこれじゃあ…なぁ…」
「舞台……あ!そうだ!」
安倍先生は教室を飛び出しどこかに行ってしまった
『……とりあえず、この柳田の爆発で粉々になったヤツかたそうぜ… 』
「「おう」」
そして………参組の爆発はともかく翌日となり…
百鬼学園夜行文化祭が始まった
『なぁ!俺の服装はどうにかならないの!?』
「文句言うな
誰もお前とは気付かねぇよ」
『くっそ…!』
「安心してください、ちゃんとヘアセットもしますので」
「うん!任せて!」
『あっ、…れ、蓮浄さん、?歌川さん…!?ちょっ!!』
「人間迷宮…?」
「私も詳しくは知りませんけど昨日突然ある場所と繋げて欲しいと言われましてね」
『あ!そこのお客さんどうですか…ゲッ』
「あ、満くんじゃーん!何どうしてそんな格好してんの?」
『女子の圧力に勝てなかったんだよ!ジロジロみんな!』
「えーいいじゃん減るもんじゃないし」
『減るわ!金とんぞ!』
「………」
『……何?』
「……いえ、気持ち悪いなと思いましてさっ、入りますよ蘭丸さん」
『は』
「え、わっ、ちょっと!」
学園長と蘭丸は戸を開け中へ入っていった
『泥田ぁ〜!!!客だよ!!!じゃっ!あと頼んだ!!』
春城は強引に戸を強く閉めた
「……」
「お、学園長!いらっしゃいっす!チケット持ってます?
持ってないなら1人300円、友人ペアなら500円っす
カップルなら」
「カップル割もあるの!?」
「いいやぁ?カップルは1人1000円っすね?他にも過去に恋人いた奴700円
運動のエース600円、イケメン2000円、非童貞5000円…」
「色々憎しみのこもった料金設定だ」
「で、……あんたらいい歳だろ?いい経験あんじゃねぇの?」
その時ガラッと戸が開き春城が入ってくる
『泥田、この大人非童貞でもありイケメンだぞ』
「お!なら1人7000円すね」
「あー!チケット持ってました!これでお願いします」
『…それ、偽モンじゃねぇの?なぁ?蘭丸さん』
「…えー!そんな訳ないじゃ〜ん!これは元々あっちゃんが持ってた奴だもん〜」
『…ふーん…残念金取れると思ったのに』
「なー?いい経験とかしてると思ったのにチケット持ってんのかよ〜」
『じゃっ、男釣ってくるから、待っとけよ』
「おう!釣ってこい!」
「あれはいいの?」
「…別に何も思わないですよ」
『弐年参組人間迷宮どうですか……っぷははは!!秦中に神酒!待って時間間に合わなかったのかよ!はは!!』
「笑うな!!」
「ミキティどうしたの?ちょー可愛い!」
「いやぁ〜僕が似合うばかりに君ばっか恥かかしてごめんなぁ?」
『ぎゃははは!!!写真撮らせろよ神酒、秦中!』
「わっ、」
「ちょ!危ないで!」
『ほら!はいチーズ』
スマホを持ち、春城、秦中、神酒という順番で自撮りをした
『さすがに……はは!まさか2人が制服なの…面白い…はは!』
「お前も人の格好笑えねぇけどな」
『僕は変化で化けてるから、今は女の子だもの
何も恥ずかしくないよ?』
「くっそ!」
「学園長たち入ってったから、どっちやろうね?」
『僕は安倍先生の戦略勝ちだと思うね』
「お、賭けるか?」
『いいよ?けど先生、僕に昔から賭け勝ったことないじゃん』
「おい、」
『僕は安倍先生が勝つに1万』
「なら俺は学園長達が勝つに2万」
『出てきてからのお楽しみだな?秦中』
「そうだな春城」
そして30分後……2人が出てきた結果は…
「……マジで最悪だ…」
「似合ってるよ〜?」
『秦中〜!約束通り2万くれよ』
「くっそ!」
「何賭け事してんだ」
『はは〜!臨時収入〜』
「え〜春城くん、僕にもちょうだいよ〜!」
『やだよ、秦中が珍しく賭けたんだから
あげないよ〜』
「…さっきより際どくなってますね」
『…蘭丸さん、もっかい迷宮やんねぇ?』
「やらないよ!!内容知ってる人がやっちゃ面白くないでしょ!?」
『はは!それもそっか!つーことで財布貰ってくね〜』
「「あ”っ……!」」
「何スられてんすか」
「あの子ほんま手癖悪くなったなぁ」
「やーーん!ちょっと返してよ!僕のお財布〜!」
『この前の動物誘拐事件、たかはしには黙っといてやるよ』
「ゲッ……」
屋根へと飛び乗り屋上へと移動した春城は学園長と蘭丸の財布を見ていた
『ふふ、臨時収入〜』
「”伏せ”」
『!?』
伏せと聞こえると春城の身体は力が入らなくなり寝そべってしまった
「いい子ですね」
『ッ……急には卑怯だろ…!』
「躾をして何が悪いんですか?」
『まず犬じゃねぇし』
「だからいつも駄狐と言っているでしょう?あと財布は返してもらいますよ」
『蘭丸さんは?』
「”知らない人の財布だから別にいい”らしいです
今偽装したチケットで回ってますよ」
『やっぱあれ偽装なんじゃん!』
「……2、4、6…中身取ってないんですね」
『財布スっただけだし!中身とってると思われてるなんて心外だ!』
「お金に関しては信用してませんよ」
『…はは!何それ〜酷っ〜』
「事実でしょう」
『…ははそうかな〜』
「言いたいことがあるなら言いなさい」
『………なんもないよ』
「そういう時の貴方はだいたいあるんですよ」
『…ないってば、』
「…あっそ、なら私は戻ります」
『…そ、…』
「貴方も戻るなら、その気持ち悪い格好は辞めて学校指定の制服着なさいよ
では」
『るせぇ!!文句は女子に言え!』
飲んでいた缶を学園長がいた方に投げるが消えていた
『……まじ、ほっとけよ…』
「なぁ〜に?どうしたの?」
『…蘭丸さんじゃん、何?』
「いいや?未成年が何が悩み事をしてるみたいだからね、悩みを聞いてみようと」
『…金取られるからいい』
「お金は取らないよ」
『……………』
「悩み事なんてなかった?」
『………気持ち悪いって……言われた…』
「え? 」
『この格好は気持ち悪いんだって……なんか…それで病んできた』
「えぇ〜…ほぉ〜ら!この蘭丸さんが抱きしめてあげるよ!なんと今ならタダ、だ、よ…っと……」
『…ん、…抱きしてよ…』
「だいぶ素直だね〜…」
床に座って手を広げている蘭丸に春城は起き上がり体を預けた
『…あの人にとって僕って何なんだろ…わかんなくなってきた〜…』
「はは!うーんあっちゃんにとってか〜正直僕もわかんないなぁ」
『…このまま消えてやろうかな……』
「悪党の前でそれを言うと本当に消えちゃうよ?」
『…はは…!もうそれでいいかな…』
その時バサッと蘭丸の背後から聞こえた
『…!』
「………」
『…ら、らんま、る…さん……?』
いつもの雰囲気と違う蘭丸に驚いていると突然ドゴッと頭上からなぐる音が聞こえた
「何してんだバカラスに駄狐」
「いっったぁ〜!!!!?殴ることないじゃん!!?」
『ッ〜…!』
「満くんも痛がって声出せてないじゃん!」
「駄狐の方は少し弱めにやりましたよ」
『…うぅ…いった、い…』
「も〜あっちゃんってば凶暴」
「何言ってんだ、ほら早く狐は戻りなさい
安倍先生が探してましたよ」
『まじか!』
春城は立ち上がり、吹き抜けのところから教室棟へ降りてった
「…あの狐は渡しませんよ」
「執着は見苦しいよ?あっちゃん」
「……執着ではありませんよ 」
「そーう?にしては大分焦ってきたみたいだね?」
「……しばらくあの子には会わせませんよ」
「えー!?それはやだよ!?」
「…なら、気をつけることですね」
そういうとまた学園長は消えていった
「…そういうなら全部晒しちゃえばいいのに…」
____________________