ガシャーンッ
阿「いったぁ…‼︎」
大「ママ?大丈夫⁉︎」
阿「あっ、大介!危ないから近寄らないでね?」
大「えっ、…でもママ手から血が」
大きな音がしたからキッチンに向かうと
床に割れたお皿とママの手からは沢山の血が
溢れている。
阿「大丈夫だよ、ニコッ…絆創膏取ってきてくれる?」
大「わっ、わかったぁ!」
ママの手からは血が沢山出ていてすっごい痛そうなのにママはずっと笑顔で僕に大丈夫だよって言ってくれるの
阿「大介ありがと絆創膏取ってきてくれて」
大「ママっ、大丈夫?」
阿「大丈夫だよニコッ」
大「……ぅん、」
阿「さっ、ママは割っちゃったの片付けるから大介翔太達のこと見ておいてくれる?こっち来ちゃったら危ないから」
大「うん!任せてぇ!」
………………………………………………………
阿部side
少しぼーっとしてたら思わずお皿割っちゃって
しかも大介に心配させてしまった…
結構深くまできっちゃって、めっちゃ痛いんだよね…
これは蓮にバレたらめんどくさいやつだなぁ…
阿「まぁ、言わなきゃいい話か!」
辰「ただいま~!」
目「ただいま」
照「ただいま、お腹すいたぁ」
阿「おかえり!もうすぐご飯できるよ!」
辰「ママ何か手伝うよ!」
阿「本当?じゃあそこからお皿取ってくれる?」
辰「はーい!」
たつやが取ってくれたお皿にお野菜を盛ろう
とした時傷口が開いて痛みが走った。
阿「い”っ、たぁ、…‼︎」
思わず傷口を押さえてその場にしゃがみ込んでしまった。
辰「え?ママ?…って、うわっ!血ぃやばい!」
阿「大丈夫っ、大丈夫だよニコッ」
辰「いや、そんな真っ青な顔して言われても意味ないから‼︎パパー!パパーー‼︎‼︎」
目「なに?どうしたの?」
辰「ママが指切ってる!」
目「はぁ⁉︎亮平大丈夫⁉︎⁇」
阿「大丈夫…ですっ、」
目「嘘、こんな時まで強がらないで?たつやそれ多分あと盛りつけるだけだからひかると一緒にしてくれる?」
辰「うっ、うん!わかった!」
目「で、亮平?いつから指切ってたの?…こんなに血でてるじゃん、」
阿「えっと、…その、」
大「ママは悪くないよ‼︎」
阿「だいすけっ、⁇」
大「大ちゃんが言わなかったのが悪いんだもん!」
阿「だいすけっ、大丈夫だよだいすけは悪くないよ?」
目「とりあえずソファの方でお話聞いてもいい?」
阿「ん、わかった」
ソファにだいすけとママを座らせて温かい飲み物を渡しお話を聞くことにした
目「…話せる?」
阿「えっとね、今日の夕方くらいかな…皆んなが帰ってくる少し前なんだけど、ちょっとぼーっとしちゃってて…それで手を滑らせちゃってお皿割っちゃったんだ」
大「大ちゃん、何もできなかった…」
阿「そんな事ないでしょ?だいすけママに絆創膏持ってきてくれたでしょ?それにしょうた達の面倒見てくれたじゃないそれだけでも十分嬉しいよニコッ」
目「…分かった…とりあえずだいすけ、偉かったねニコッ」
大「えっ、だいちゃん、…でも、」
目「だいすけがママに絆創膏渡してなかったら今よりもっと酷い怪我になっていたかもしれない…でもそれをだいすけは塞いだんだよ!えらいねだいすけありがとうニコッ」
大「…ん!だいちゃんは、みんなのヒーローだもん!」
阿「ありがとう助かったよニコニコ」
目「あと、ママはこれから怪我しても隠さない事、こうやって隠されたら皆んなが心配しちゃうからね」
阿「はい、反省しております…シュン」
目「あとこれから傷が完全に治るまで水仕事は俺と子供達でやるから、ママはしばらくおやすみね?」
阿「え、でも…」
目「俺からのお願い、わかった?」
辰「俺たちも協力するよ!」
照「たつ兄盛り付けセンス無さすぎじゃね?」
辰「うるせぇ!いいんだよこれで‼︎」
阿「ふふっ、うん、わかった!ありがとニコッ」
家族のために沢山無理しちゃうママだけど
たまには家族に甘えてみてもいいかも…ニコッ
しばらく怪我が治っても過保護なパパと息子達でした
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次回作…お花見🌸🌸
コメント
2件
いわふか兄弟の絡みが大好きすぎる、、w大ちゃんまじえらーい!💗めめもやっっっさしーい!
優しい蓮パパ❤️あべちゃんママ💚愛されてるな^_^