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俺は、いつまで眠っていれば良いのだろう。
もう、さ。
わからなくなってきちゃったよ。
でも、そんな時にきてくれる色_
うたちゃん。
う「差し入れ…って言ったってまた家に置くことになるね。凸さん」
また、くれたのか。ありがとう。
俺の家は物で溢れているんだろうな。
う「…久しぶり。元気にしてた?」
元気にしていたよ。
う「こっちはね〜またおどろくさんがPONかましているよ。」
またおどろくさんか…あの人、書類もあり得ない程、ミスするよな
う「リーダーだと言って、敵と真剣勝負するのだ!!って言ったんだよ?今までセコい手しか使ってない敵にさ?」
おもろすぎんだろw真っ直ぐ勝負っておどろくさんらしいな
う「それで案の定こっちもセコい手を使って始末出来た訳なのよ。」
流石、うたちゃん。いっつもセコい手だけは思いつくよな
う「ほんと‥おどろくさんらしい考え方だよね」
うたちゃんも同じ考えだったか。
するとうたちゃんが_
う「凸さんがいないから私の中では八色しか無いよ…」
…俺が足りないってこと?
う「それなのにさぁ…凸さんが居ないから、いっつも色素が無い感じがするよ」
…ごめんな。うたちゃん。
俺は、もううたちゃんの”色”にはなってあげられない。
起きる方法なんてわからないから。
それに、もうすぐ脳が死ぬらしいんだろ?
そしたらさ、もううたちゃんの言っていることも理解出来なくなってしまう。
…そしたら本格的にお別れだな。
う「…もう、こんな時間なんだな」
そっか、うたちゃんは任務か。
う「…また、来るよ。」
大丈夫、俺の脳が死なない限り_ずっと待ってるよ。
バタン…
その日の夕方_
う「ごめん‥遅くなった」
また、来てくれたんだな、
う「今日は、さ。もう凸さん起きなさすぎじゃん。」
いや…起きる方法がわからないから_
その瞬間_
チャキッ
う「これで、時間内に起きなかったら、殺す」
うたちゃんが銃を構えて来た
…嘘だろ?
う「ご」
…これ、うたちゃん本気だな
う「よん」
…まずいな
う「さん」
起きなきゃ、殺される。
う「に」
…諦めようかな
う「いち」
よし、そうしよう
う「ぜ_
その瞬間_急に目が覚めた
久しぶりに天井が目に入った。
視線をすぐにうたちゃんに向けようとするが_
凸「ゴホッ‥ゲホッゲホッ」
二年と言えど、流石に直後の会話は無理か
凸「うた、ちゃ_
その瞬間_
ガバッ
うたちゃんが飛びついて来て
凸「!?、うお」
う「凸さん!!」
なんか、涙目だ。
う「‥凸さんなら起きるって信じてた」
凸「心臓に悪かったけどな」
いや、あれはガチで心臓に悪かった。
う「いいじゃん。起きたから」
うたちゃんは適当だなぁ
俺は銃を指差す
凸「ちなみに、弾入ってるの?」
う「もちろん」
…こいつ、俺を本気で殺す気か
凸「…うたちゃんって本気で俺、嫌いだね」
う「え!?、そういう訳ではない。本気で起こそうとしただけ」
うたちゃんが遠く_いや近くを見ているのかもしれない。
何処かを見つめる
そして一言。
う「ありがとう、凸さん。これでやっと色が埋まったよ」
俺も、うたちゃんに色を与えられて_良かった。