『いただきまーす』
7人の家族の声が2人の耳に入り込む。
2人は気まずそうに顔を見合わせる。
今までご飯を食べたことがない為、悪魔の2人は食べても害が無いのか分からないからだろう。
陸海家に養子となった商人…陸海沐は勇気をだして出された料理を1口、口へと運ぶ。
その様子を智恵瑠は心配そうに眺めている。
「…、!」
美味しそうに口に頬張る沐を見ると智恵瑠も1口、口へと運んだ。
美味しそうに頬張る2人を家族の人は眺めている。
『ごちそーさまでした!』
みんなで言ったその声にはいただきますの時にはなかった声が2つ加わっていた。
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「ご飯おいしーね!!」
「わかるー!!紫…お姉ちゃん?が作ったんだってー!」
「まぁそんなことは置いておいて…」
「ご飯の時はついあーなっちゃったけどどうやってお客さんをやるか…」
そう言って智恵瑠は商品ファイルを取り出す。
「適してそうな商品何があるっけ…?」
「使えそうなのかぁ…あ、智恵瑠あれは?」
そう言って沐が商品ファイルをめくる。
「商品ファイルNo.69”音符スナック”!」
そう言って商品を取り出す。
「お客さん食べてくれるかなぁ、?」
「物は試し!やらないよりマシだよ!!」
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「んー?スナック菓子ー?変わった名前だね」
「沐達がお母さんの為に買ったの〜」
「スナック菓子か〜中身何ー?」
「中身はねー味はえびせんだよー?」
「見た目は音符〜」
「あー、ごめーん…ポテチ以外のスナック菓子好きじゃないんだよね…文翔とかにあげた方が喜ぶと思うよ」
「えー…」
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商品ファイルNo.69『音符スナック』
えびせん味で音符の形をしている。
1口食べるとありとあらゆる楽器が弾けるようになったり歌が上手くなる。味はとても美味しく食べだしたら止まらなくなる。ただし2口目からは段々と耳鳴りが増え半分食べ終わる前にはもう鼓膜が破壊される。全て食べ終わると血が吹き出し命が無くなる。
コメント
7件
商品相変わらず物騒で笑った うわ...にう引っかかってくんないね... 次こっそりにうの料理に混ぜてやろうか
陸海家のご飯食べたい|﹃`*)…… oh(´・ω・`)...美味いもんも食いすぎはダメなのね( ᐖ )