「これも無理でしょ…あれもダメ…」
智恵瑠が必死にページをめくる。
「ラメル、ちょっと落ち着こーよ、?」
そう言って沐は智恵瑠からファイルを取る。
「だって早くしないと夜が来ちゃうんだよ…!??」
「んー今日ぐらいは大丈夫でしょ☆」
「…本当に大丈夫かなぁ…、」
「けどほんとにどーすればお客さんh…」
「お客さんがどーしたの?」
後ろからの突然の声。
いきなりの事でファイルを隠すのを忘れていた。
「ん?なにこれ?」
そう言ってファイルをひょいっと取ったのは姉となった明莉である。
「あ、ちょ!?見ちゃダメ!」
沐が急いで取り返す。
「えー…ちょっとぐらい見せてくれたっていーのに…」
「ダメなものはダメですーだ!」
「さっきお客さんって言ってたけどおままごとでもするの?」
「あ、いや、えーと」
「企業秘密だから言わないもーん」
そう言って沐が意地悪な笑みを浮かべる。
「えー…」
「それでどーしたの?明莉…お姉ちゃん。」
「沐達も一緒にゲームしないか聞きに来たんだよ!」
「ゲーム…?楽しそう!」
「!ラメルもやりたい!」
「なら決まりー!リビング集合ね!」
そう言って明莉は去っていく。
「沐…!ゲームならあれ使えるよ!」
「だね!お客さん以外も巻き込んじゃうかもだけど…これは仕方がないことだし」
そう言ってファイルをめくる。
「これだ!商品ファイルNo.27”転送電光”!」
そして商品を持って下へと降りた。
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「あ、来た!」
「お待たせー!はやくやろー!」
待ってる人の中にはしっかりと艿兎がいる。
沐がそう言って智恵瑠をちらっと見る。
「ラメルちょっとおトイレ行ってくるね!」
そう言って智恵瑠はトイレへ向かった。
そしてすぐ、停電になる。
「え、ちょ、停電?」
「モク、ライト持ってるよ!」
そう言って沐はライトをつけるが
「…ぁ」
何も起こらない。
「沐ライトありがと!」
そう言って沐のライトを受け取った。
そしてすぐ電気が着くのだった。
ライトを返してもらうと用事があると言って沐達は部屋へ戻るのだった。
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商品ファイルNo.27『転送電光』
見た目はただの懐中電灯。だがそれを電源が付いているゲームと人に同時に向けるとゲームの中へ人を転送してしまう。転送すると段々とゲームからバグとして処理され存在が消えてしまう。ただし明るい場所で使うと他の明かりと交ざり効果を発揮しなくなる。
コメント
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(」’ω’)」オォオォオ!!!ウウゥゥアアォオ!!!!!! 相変わらず道具の説明エグい( ᐛ )