二分後。
外に出た俺らは思い思いの移動方法で現場へ向かった。
ちなみに、俺は柊木さんの背中に背負われて移動したので無類の恥ずかしさがあった。
――くそっ、初陣が女性のおんぶだなんて最悪だ。こうなったら、この恥をそそぐ活躍をしてやる。
と、意気込んだ直後、俺はVRアトラクションのようなワンシーンに目を疑った。
俺らが到着した現場は東京のとあるスクランブル交差点だった。
ビルの窓ガラスは全て割られ、道路には無数の廃車が転がり、歩道には逃げ出した人々が落としていったであろう荷物とガラス片が散乱していた。
まるで世紀末映画の世界に迷い込んでしまったような現実味の無さ。だけど、花咲たちのチートと同じだ。
映画のスクリーンやVRゴーグルでは到底再現のできない圧倒的過ぎる立体感と奥行き、燃え盛る車の熱と鼻腔を突く臭い、それに東京都心ではありえない閑散とした無音という名前の異音は、これが現実であることを嫌でも伝えてくる。
ゴーストタウンの静寂を破ったのは、三人の男子の笑い声だった。
「あーおもしろ! 最高だったな。見たかよあの逃げ惑う姿!」
「ほんとだな。でも飽きずに眺めていたら全員逃げちまったよ。どうする?」
「そんなの追いかけるに決まっているだろ? マンハントの始まりだぜ!」
一人は空飛ぶバイク、みたいな乗り物に乗っており、一人は学園の制服を着た剣士だ。三人目は、ゾウのように巨大なオオカミ、たぶん異世界モノではお約束のフェンリルにまたがっている。
昨今、まるで義務のように異世界主人公がフェンリルをテイムしているけど、どうやらリアル異世界転移者もフェンリルをテイムするらしい。
忘れているだけで俺もフェンリルをテイムしていても驚かない自信がある。
一発の発砲音に意識を向けると、柊木さんが空に向けた銃口から白煙が上がっていた。
「悪いがハントされるのは貴様らだ。総員、戦闘開始!」
十人が掛け声と共に戦闘態勢に入った。
会議室の時のように空間からそれぞれの武器を取り出して、体から魔力なのだろう、幻想的な光を放ち始める。
数はこっちが三倍以上、負ける道理がない。
なのに、向こうの表情は余裕そのものだった。
「おいあいつら、数が多いからってハシャいでるぞ」
「お前らが魔神たちの言っていた天界側の帰還者か?」
「悪いけどな、異世界転移者にもランクがある。下等転移者が数で粋がるのはやめとけよ」
空飛ぶバイクにまたがる男子がハンドルを回して、威嚇するように駆動音を鳴らした。
「オレの相棒は完全魔法反射装甲と力場による完全防御と三次元無反動音速飛行、それに最上級魔法を毎秒十発連射できる特別製だ。全属性の魔法を無詠唱で使える程度のチートならやめときな!」
「そうか。じゃあ魔法は使わずにおこうかな……ストレージ・アウト、スーパーロボット・ブレイツァー」
三十代ぐらいのおじさん帰還者が一声出したのを合図に、ビジネススーツ姿が足場を失ったように地面に吸い込まれた。
代わりに、地面が歪んで水面から上がるようにして巨大ロボが姿を現した。
車よりも大きな頭の標高はみるみる上がり、見上げるような体躯を世界に晒した。
俺も、そしてバイク乗りも、目を丸くしてぽかんと口を開けた。
鋼の巨人が、くたびれたおじさんの口調を放送した。
『君が転移した異世界でどれくらいの強さなのかはわからないけど、手加減はいらないよ。このロボット、国を亡ぼす厄災獣とガチンコできるから』
ブレイツァーが拳を振り上げた。
それだけで、周囲の大気が根こそぎ悲鳴を上げるような振動と圧力感が伝わってきて、俺は身構えた。
バイク乗りが顔面を引き攣らせながら、バイク全体を半透明の球体で覆った。
刹那、鋼鉄の手の平がその半透明の球体をバレーボールのようにアタック、地面に叩き落とした。
俺の視界に影も残さず消えると同時に地面が爆ぜた。
ゼロ秒で穿たれたクレーターではガラスのように割れたバリアの中央で、動かなくなっているバイク乗りがバイクにまたがったまま痙攣していた。
『言っておくけど、火力はこんなもんじゃないから、気を付けて立ち上がってね』
――す、すげぇ……。
俺は圧倒されると、今度は異能学園モノ然とした制服の男子が、ゲームチックな剣を構えた。
「バカが! 油断しすぎだ! 能書き垂れていないでさっさと攻撃しちまえ! なっ!?」
電光石火の勢いで迫る斬撃を剣で受け止め、鍔迫り合いながら剣士は歯を食いしばった。
「それは貴方も同じだよ! 海崎渚砂、ジョブは魔法戦士! 全力で行くよ!」
正々堂々名乗りを上げるのは、最初に俺が目にしたスポーツアイドル然としたあの女子だった。
「自己紹介うぜぇんだよ!」
剣士の全身から衝撃波が放たれると、海崎は跳びあがって回避しながら頭上から一気に剣を振り下ろした。
剣から雷光をまとい、ドーム状の衝撃波上部を穿って貫通。
海崎は自らが砲弾のようにして剣士目掛けて落下した。
「くっ、嘘だろ。オレは御剣学園歴代最強の剣士だぞ! 剣帝にだって、劔の覇王にだって勝ったんだ!」
「貴方が異世界最強なら、私だって異世界最強なんだから! 負ける道理はどこにもないよ!」
「黙れぇ!」
そのまま、二人は廃車の転がる道路の上を縦横無尽に駆け回りながら無数の斬撃を浴びせ合い、互いに相手の斬撃を避け、受け流し、弾きながら絶叫していく。
――あっちもすげぇ……。
少年バトル漫画顔負けの超常バトルに息を呑むと、最後の敵がけだるげな溜息を吐いた。
けれど、大勢に無勢の状況に諦めたわけではないらしい。
「やれやれ、じゃあ残りはオレが相手になるか……もっとも、数じゃこっちが有利だけどねぇ!」
フェンリル使いの顔に獰猛な笑みが広がると、背後の空間から無数の魔法陣が展開された。
「チート能力・百獣王! テメェら全員オレのペットのエサになりな!」
フェンリルに続き、白虎や朱雀、青龍や玄武を思わせるモンスターに巨大なクモ、黒い西洋風ドラゴン、巨大スライム。
他にも、異世界モノ主人公が仲間にしがちなモンスターがこれでもかと現れ、牙を鳴らし咆哮を上げた。
対するこちらも、全員怯むことなく戦闘態勢に入る。
そして始まる異能バトル大戦。
モンスターたちの口から吐き出す炎や雷撃、吹雪をこちらの帰還者たちが武器や攻撃魔法で防ぎながらもある人は果敢に切りかかり、ある人は距離を取りながら魔法で反撃した。
無類錬金術師の花咲も距離を取ると、純白の弓を構えた。
彼女の手から生じた光が収束して矢を構築すると弓に番えるや否や放つ。
反動か、衝撃が大気を賭けぬけて俺の髪が後ろに暴れた。それだけで矢の威力が想像できた。
狙いを付ける暇もなかったように見えるも、矢は自ら意思があるかのように、猟犬よろしく一瞬で空間を駆け抜けながらブラックドラゴンの眼球を撃ち抜いた。
「■■■■■■■■■■■■■■!」
五十音では表現できないドラゴンの咆哮に、百獣使いも怯んだ。
「シュヴァルツ!?」
――あの黒いドラゴン、シュヴァルツって名前なのか、なんて安直な……。
「嘘だろ! シュヴァルツに矢が当たるなんて!?」
「無類錬金術師のわたしが錬成した弓は狙った場所に必ず当たる追尾機能付きだよ!」
「そうじゃない! シュヴァルツは矢除けの加護っていう矢を弾くスキル持ちなんだよ!」
「うん! だから矢除け加護無効の矢を放ったよ!」
「軽々しく加護を無効にするなぁ!」
「えっ!? ごめん、これ作ったらダメだった!? 向こうでもよく錬成するたびに怒られていたんだけど!?」
――うわぁ、異世界転生者ムーブぅ……。
敵への同情と名シーンを生で見られた感動がないまぜになりながら、俺は苦笑いを浮かべた。
でも、なおのこと期待が湧いてくる。
俺は、これからあの中に混ざるんだ。
小学生の頃から見てきた少年漫画の思い出が、そして異世界転移作品のネタが、血液も同然に怒濤の勢いで全身を駆け巡った。
花咲の話では、俺のチートは召喚術。
強制詠唱呪文を唱えれば、事前にセットされていた召喚霊が召喚されるらしい。
――バイク相手に巨大ロボ。剣術相手に魔法剣術。
どちらも敵の上位互換だ。
お約束なら、ここで俺がバハムートなんかを召喚して、フェンリルがキャインと鳴いて逃げるんだろうな、と想像する。
――台詞はどうしようか。「また俺、何かやっちゃいました?」「これくらい普通だろ?」「威力がおかしいって弱すぎるってことだよな?」「全力でやれって言うから……」あ~、どれも言ってみたい。
胸をトキめかせながら、意気揚々と両手を前にかざした。
「ディール・サモン!」
ちょっとイケボを意識しながら叫んだ。
すると頭上に赤い光のラインが円を描き、内側に幾何学模様が奔っていく。
魔法陣、いや、召喚陣か。
陣の直径は十メートル以上。そして激しくスパークしている。
とてつもない大召喚に違いない。
その中から飛び出すであろうチート召喚霊を待っていると、やがて何かの切っ先が見えた。
「おぉ!?」
爪か、牙か、ツノか。
そう思った矢先、すぐになにかこう、もふっとしたものが見えた。
「うん?」
召喚陣が消失。
白い毛玉がふわふわと落ちてきて、突き出した俺の両手にぽむんと治まった。
白い毛玉から申し訳程度にとがったものが突き出しぱかりと開いた。
「ちゅいっ♪」
直径十五センチくらいのでかいヒヨコ、いや、最近可愛いと話題のシマエナガが近いだろうか。
それが存在意味を疑う程に小さくて丸い翼をもちもちと動かしながらゴキゲンに体を揺らしている。
手の中でもちもちもふもふしている鳥のヒナを見下ろしながら、俺のあごがかくんと落ちた。
「へ……え……? こんだけ? あ」
チートを使ったせいだろう。
その時、ピキーンと二つの情報が脳裏に去来した。
異世界の記憶、そのほんの一部だ。
突然ステータス画面の開き方を思い出した俺は、慌てて召喚霊の一覧画面を見た。
そして愕然とした。
そこには一言だけ『コットンコック』と書かれていた。
もふもふの羽毛はコットンとは比べ物にならないぐらいさわり心地がいいけれど、大事なのはそこではなく、俺が召喚できるのってコイツだけ?
「!? ちゅちゅ!」
「あん? おわぁっ!?」
コットンコック、略してココックの慌てぶりに顔を上げると、一発の爆炎がこっちに飛んでくるところだった。
俺はココックを抱き抱えながら大きく真横にジャンプ。肩を地面に打ち付け転がりながらすんでのところで難を逃れた。
さっきまで自分の立っていた場所を焼き尽くし黒煙を上げる炎を見上げ、熱気にチリチリと頬を炙られながら腰が抜けた。
「あぶ、あぶっ……おおぉあ……」
タイミングが一瞬遅ければどうなっていたか。
それこそ、一瞬で灰になっていただろう。
腕の中でちゅいちゅい鳴いているココック、そして地面に尻もちをついて動けなくなっている自分を鑑みて、俺は最悪の結論に達した。
その事実はあまりに苦く、呑み込むにはジョッキ一杯分の砂糖が必要だろう。
「こんなマスコット的小動物しか召喚できないって、まさか俺ってば……」
数々の名作タイトルが、脳裏を賭け抜けた。
「【●●●ゼロから始める異世界生活】とか【この素晴らしい世界●祝福●】とか【●と幻●のグリムガル】みたいにチート無しの苦労系かそれこそ現代じゃ役に立たない現代知識無双系主人公だったのかぁ!?」
新しい爆炎が飛んできて近くの地面に着弾。
爆風で俺は悲鳴ごと吹き飛ばされた。
「のぎゃあああああああああああああああああああ!」
地面を転がりながら立ち上がり全力疾走。
周囲ではドカーン、ちゅどーん、ボカーンと爆音が響き、破砕音が鳴り、逃げても逃げても破壊の波が押し寄せてくる。
リアル戦場も同然の中を走りながら、俺は涙ながらに叫んだ。
「やってられるかぁああああああああああああああああああ!」
背後で特大の爆発が起こり、背中を焼かれながらぶっ飛んだ。
◆
その後、天神勢と魔神勢、両者が送り込んだ帰還者同士の死闘は果たして、痛み分けに終わった。
戦いは終始、俺ら天神勢が優勢ではあったものの、途中、炎帝と呼ばれる敵のボスっぽい帰還者が登場。
超然とした圧倒的強者感溢れるオーラを身にまとうクールな言動で仲間にすら恐怖を与え、悠然と立ち去る姿にはある種の風格すら感じられた。
奴が最後に残した言葉、
「勘違いするな。命拾いしたのは貴様らだ。忘れるなよ。自分たちが生かされている存在であることを」
敵ながら、カッコイイと思ってしまった。
とはいえ、向こうは部下三人を打ち負かされ作戦途中で退散したのは事実。
一方で、こちらも結局のところ、敵を一人も捕まえられていないのだから、勝利とは呼べないだろう。
という、一連の様子を、俺は路地裏から生まれたてのバンビちゃんスタイルで膝を震わせながら見守っていた。
心を落ち着けるために、ココックを一万回以上もこねくりまわしてしまった。
おかげでココックはマッサージ後の社畜もかくやというぐらいに顔がトロけている。
「ちゅぅぅぅぅぅ……」
あまりの情けなさと期待を裏切られたショックで、俺はヤケになった。
どれぐらいヤケになったかと言えば、警察署に戻るや否や初対面の大人で警察官の柊木さんに組織には入らないと怒鳴るぐらいヤケになった。
みんなには引き留められた。
特に、魔法戦士の海崎には強く引き留められたけど無視してやった。
いくらちょっとおっぱい大きめの美少女の頼みでも、命をかける義務はない。
まっすぐ家に帰った俺は独り、ベッドの上に不貞腐れて寝転がった。ようはふて寝である。
呼吸に合わせて上下する胸板の上では、ココックが憎たらしいぐらい寝心地良さそうに寝息を立てている。
左手でココックを弄びながら、俺はぼんやりと天井を眺めていた。
せっかく勝ち組になれると思ったのに、上げてから落とされるとはこのことだ。
余計に自分が凡人であることを自覚して辛い。
きっと、異世界の俺は良くて現代知識無双か、悪ければ冴えない異世界ライフを送っていたんだろう。
実際、そういう作品はある。
――どうしたのマスター? いくら天井眺めても召喚霊は増えないよ?
「うるせぇ」
脳内に響く人気美少女声優ボイスに、俺は悪態を吐いた。
ココックを召喚して俺が思い出した二つのうちのひとつがステータス画面の使い方。
そして、もうひとつがこの脳内アナウンスだ。
ただし、レベルアップ以外でもこうして話せるあたり、どちらかと言うと【転生した●スライムだった●】とか【俺だけ入れる隠しダンジョ●】の大賢者スキルに近い気がする。
た、だ、し、だ。
――まぁまぁ。チートに憧れる気持ちは分かるけどマスターはもふもふスキルしか持っていないんだから潔く諦めて平凡に生きようよ。年齢イコール彼女いない歴のまま高校を卒業して大学を卒業して就職して三十歳で魔法使いに、四十歳で賢者になろう♪
「俺の平凡低く見過ぎだろ! つか召喚術スキルだっつの!」
思わず怒鳴ってしまうも、ココックに起きる気配はない。
こいつ、自然界ではどう生きているんだ?
それでも、起こすのが忍びなくて心の中で呟く。
――あのな、お前俺のサポートナビゲーションなんだよな?
――そうだよ。異世界だとキミ、じゃなくてマスターはサナって呼んでたよ。
――おい今キミって言ったよな? 本音が漏れてるぞ?
――あっれぇ、そうかなぁ?
――おい、声だけなのになんでニヤニヤしているのがわかるんだよ。
――ふふん、ボクとマスターは一心同体だからね。これからマスターはトイレもお風呂もえっちな動画を見ている時もボクに見られていることをお忘れなく。
――マジかよ!?
それはマズイ。
でも、考えてみればそうだ。
異世界転移ではお約束の喋るスキルだけど、あれって常に第三者に監視されているようなものじゃないのか?
ということは、俺のあーんなこともこーんなことも全部こいつには筒抜けなわけで。
――まぁ安心してよ。夜のお供に毎晩ボクがエロボイスを提供してあげるから。これで一生オカズには困らないよ。
――ざけんな! 俺のオカズになりたいなら姿を見せろ! お前の外見に点数つけてやる! ルッキズム上等! 不合格なら俺の中から叩きだしてやる!
――いいよ。
「ほぇ?」
思わず間抜けな声を口から漏らした直後、部屋の天井に赤いラインが奔り、召喚陣を描いた。
そうして、バレリーナのように長く白い足がにゅっと伸びてきた。
スラリと長いために細い印象を受けるも、実際にはほどよく肉付きが良く、むちっとしたふとももと、白い三角系のショーツが見えて心臓が高鳴った。
――ふぉあっ!?
キュッとひきしまり美しい丸みを帯びた大き目のヒップに続けて赤のワンピーススカートがふわりと降りてきて、煽情的な下着と下半身を隠した。
残念なような、ほっとしたような、複雑な思いを抱いた直後、ぐっとくびれたウエストに続き、何かに引っかかるような仕草の後に、たわわすぎる左右のバストがまとめて落ちてきた。
――ぶぉあっ!?
赤いワンピースを大きく持ち上げる悩ましいラインに釘付けになるや否や、彼女と目があった。
燃えるような紅蓮のロングヘアーに太陽のように黄金の瞳はどちらも吸い込まれそうなほどに美しく、魅入られてしまったように目を話せなかった。
絹がかすんでしまうほどに艶やかで光沢すら帯びている髪をまといながら、重力落下してくる彼女を視線で追うと、彼女のお尻が俺の腹を直撃した。
「ぐへあっ!」
反動でココックが打ち上げられて、サナがキャッチ。
下から彼女を見上げる形になった俺は、その圧倒的な量感を誇るバストの南半球を思わず凝視してしまった。
――DE、DEKEEE!?
でも、そんな下半身由来の欲求は、俺を見下ろす彼女と目が合った瞬間に吹き飛んでしまった。
「久しぶりマスター。こうして会うのが久しぶりに感じるよ」
サナは無敵の笑顔で俺に笑いかけてきた。
その笑顔に、俺は一目で恋に落ちた。
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