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Dom/Sub集

第3話 - 「お前より愛してんだよ、俺は」

141

2025年11月21日

#irxs

#青桃

#BL

#nmmn

#Dom/Subユニバース

ゲストさん@青桃垢

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Look 大活躍回（なにそれ）

ちなみにサブタイトル？というか「お前より愛してんだよ、俺は」なんて言葉作中にいっっっっっっかいも出てこないです 😌💭

ないこが仕事をしている。

…、俺は暇なのに。

そう考え彼に近づく。

ずずずっ…と口に含んだコーヒーをごくりと飲み込みながらこちらを見つめてくれる。

…そうだ、いいこと考えた。

「ないこ、Look《こっち見て》。」

Commandを使うと彼は抗えない、Subの性質。

それを利用していいように扱えるのがDomの特権。…まぁ、Domみんながそこら辺にいるSubを従わせていいわけではない。

そいつにDomの隣がいるかも知れない。そのDomがどれだけランクの高いやつなのかわからない。

…となると自分より強い立場にいるDomだった場合怖いよな。そういうやつに限って大体ガード硬いし。

あぁ、話がズレてしまった。

今回はこのCommandの一つ『Look』を使った面白い遊び。

「ん、このまま10秒間見つめ合おうな。」

10…9…8、7……

俺の心の中で10秒を数える。

そして3、2…１。

ほんのりと赤く染まった頬が可愛らしい。

Commandには解除wordみたいなのはない。が、大体はDomが「もういいよ」と告げるまでSubはそのCommandに従い続けなければいけない。

…か、もしくは別のCommandを出すまで。

つまり俺がここでもうえぇよ、とか言わない限り俺のことを見つめなきゃいけない。

「…っ、いつまで見つめなきゃいけないの…っ、//」

20秒ぐらい見つめ合ったくらいだろうか、ほんのりどころの騒ぎじゃないほど頬を真っ赤に染めて俺に問いかけてくる。

…あぁ、かわいい。本当にかわいい。今すぐに次のCommandを出して俺の欲求を満たしたい。

が、ここは我慢。かわえぇないこをもっと見たい。本当にマジで。

「んー、ないこが俺に堕ちるまで。」

冗談半分でそう告げるとないこは黙り込む。

赤かったその頬と耳は元の白くきれいな色に戻っていて異常を感じ取る。

見つめられているはずなのに俺のこと考えてないだろ、これ。

…いっつも仕事ばかりで俺のことなんてどーでもいいもんな、あーそうですか、そうですか。仕事の方が恋人より優先やもんな。

「…ないこ、もうえ…」

「俺、そんなにまろのこと好きじゃないように見える？」

彼が口を開いたかと思えばそう言ってくる。

…いや、だって明らか彼氏に対してのなんつーか構ってる度が低すぎなんよ。

もっと構ってくれればえぇのに、つかもっと俺にCommand出させろ、欲求溜まりすぎて毎日溜まりそうなんだよ。

これでも他のSubの社員とかに手ぇ出してないんだぞ？？褒めてほしいわ。

「一応これでもまろの1番…いや、オタク用語で言ったら0番としてどやれる立場で居れてると思ってんだけど？」

「つか、なに『俺がまろに堕ちるまで』って…、舐めてんの？？」

少しむすっとした顔を見せてくる。

…びっくりした、正直めちゃくちゃこんな風に愛されてるとは思ってなかった。

青→→→→→♡←←桃くらいの愛情表現だと思ってた。

でも本来は青→→→→→♡←←←←←←←←桃くらいの愛情表現かもしれない。俺が思っているよりも愛されてるし俺よりも自身の恋人のことを好きすぎている。

「普通にショックだわ、…まっ、いいけど。俺がこれから本気でまろのこと堕とすから。」

「意外にも恋人に堕ちていないのはまろなんじゃない？」

にやっと笑われる。

…俺が目を離すとないこも解放されたらしくまた仕事へと戻る。

「…俺のほうが愛してるんだよ、まろ。」

なんて仕事に戻る直前に呟かれるのが耳に入る。

その後すぐに仕事に戻ってしまったが俺は声かけることも出来ず、ただ唖然とするのみだった。

end