_______はぁっ…はぁっ
横で雲雀の荒々しい吐息が聞こえてくる
数回抜いても雲雀の欲は吐き出し切れないようだ
『雲雀、ッ口開けて、抑制剤!』
「…ッん、あ……」
薬を雲雀の口の中にいれ水を飲ませると
コクンと小さく喉を震わせ、
眠りについた
雲雀の体には、精子がこびり付いており、シーツにも広がっていた。
タオルで雲雀の体を拭き服を着せる
薬も飲ませたし、きっと明日にはいつも通りになっているだろう
『…はあ、』
何故だか行き場のないため息が
口からこぼれた
「失礼します。…雲雀の体調はどんな感じですか?」
『いらっしゃーい。とりあえず抑制剤飲ませたから大丈夫だと思う』
「そうですか、…毎回本当にありがとな」
『やだっ何急に!?アンタってばもう!』
バシンッと背中を叩いて、アキラを玄関に迎え入れる
アキラは何やら苦笑いをして部屋に入ってきた
______________
コーヒーを淹れてアキラの前に置く
ありがとう。と言って飲み始めるアキラを横に未だに寝ている雲雀を見つめる
安心しきって寝ている雲雀を見ていると、愛しさと共にまた別の感情も出てきた
「……奏斗は、辛くないんですか?どれだけ雲雀のそばにいても、貴方は、………」
そう言って、黙り込んでしまったアキラを見つめる
その言葉の先はきっと、
“番にはなれない”
という言葉だろう
『……。分かってる。…僕が雲雀を好きでも、雲雀はΩだし、きっと雲雀には運命の番がいるしね』
今に始まった事じゃない。
そんな事、自分が一番分かっているのだ
『俺は雲雀のそばにいれるだけで、…それでいいから』
「…そう、ですか。」
アキラは スー、ハー…と息を吸って
僕を見た。
「…奏斗に、言わなきゃいけないことがある」
「……雲雀から離れてください」
『は』
_______
アキラは続けて事の経緯を話し始めた
雲雀は番がいないためヒート中に奏斗が付き添う形になっていたが、抑制剤の飲みすぎや性欲が溜まりすぎて、危険と医者が判断したそうだ。
番を見つける必要があると言われたらしい
そこにβの僕は”邪魔”らしい。
雲雀が番を見つけるまで、離れていてくれ
というものだった。
その話を聞いている時、僕はどんな顔をしていたのだろう
『…分かった』
そういう僕の声は酷く、掠れていた。
コメント
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続き楽しみです☺️