僕は平民のコロニー。
僕人間の国に住んでいます。
今日は王様との面会があるので、城に行きます。
「やっほー。コロニー!どこに行くの?」
朝一番に話しかけてきたのはこの近くに住んでる子供のジョン。
「おはよ。王様との面会があるからお城に行くんだ。」
「いいな~。僕もお城に行きたいよ〜」
「そうだな。」
城に行った者は二度と戻れない。
ジョンの親は先に城に行ったから、ジョンも城に呼ばれるまで一人になる。
「一人でも頑張るんだぞ。」
「困ったら…」
「地下室でしょ?わかってるよ。」
ジョン一人を置いていくのも心細いが
連れて行くよりはマシだろう。
「じゃ、行ってくるな。」
「行ってらっしゃい…」
王様は住民を呼んでは、外界の世界に落とすと言う活動をしている。
それには意味があり、
この世界の成り立ちと関わっている。
そうだな。少し昔話をしよう。
むかしむかしある所に、神様が居た。
神様は白い美しい翼を持ってた。
ある日、世界で謎の怪物が発生した。
神様は大きなルーンという塔を建て、人間をそこに避難させた。
王様は今でもこの塔を守っている…。
というのが、表向きの話。
実は怪物の中には塔の上に来て、普通に暮らす変り者も居た。
そいつが住み込んで、塔の上にはまだそいつらが居ると言う。
神様に作られた人間は、危機的状況になると羽が生える。
なので塔の天辺から落として怪物かを確かめるのだ。
そして、俺の住んでいる4層の住人は
ほとんどがその『怪物』だ。
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