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星森 みかは、脳の病気でずっと寝たきりの少
女。6歳。言語障がいもあり、話すこともできな
い。2歳の頃に発病して、ずっと医療ケアが必要な 子供達の施設で暮らしている。
「みかちゃん、お鼻から栄養剤とお薬入れるね」
みかは口から食べることもできない。だから薬も
鼻から入れたり、点滴。「ぎゃー、ぎゃー、やああ あー」鼻の奥までカテーテルを通すのはとてもつ らくみかはいつも泣いてしまう。「ごめんね、もう 少しよ」職員の伊藤 理恵がみかを励ましなが ら、カテーテルを鼻の奥まで進めていく。 「うわああーん」これが毎日朝の日課となっている。
カ テーテルを鼻に通し終わり、ようやく落ち着いた みか。
理恵はそのあとみかのおむつを替え、ベッドを
整え、他の仕事に行ってしまった。