ん、ここは、
周りを見渡すと、黒を基調としたモダンな雰囲気が広がっている。
家具も必要最低限で、生活感があまりない。
強いて言うなら、モデルハウスのような部屋。
ガチャ
と、部屋のドアが開く。
「あ、起きた?」
片手にコーヒーを持って部屋に入ってきた颯馬。
どうやら、ここは颯馬の部屋らしい。
ってか、私服になると、雰囲気変わるんだな、
「うん、」
もしかしたら、僕が倒れた時に運んでくれたのかも、
「じゃあ、僕帰る、」
ここにお邪魔するのも悪いと思い、帰ろうとする。
「え?無理でしょ。だって、外見てみ?」
え、?外?
窓を見ると、外は土砂降りだった。
っは、?
「お泊まりコースかなー。これは。」
お、お泊まり、?
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