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ロマ普短編(リハビリ)

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ロマ普短編(リハビリ)

10 - ヤンデレを書きたかったんだけどヤンデレになりきれないロマ普

2026年01月15日

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注意事項こちら少しだけお兄様が、やんでる気がする雰囲気を醸し出したお話です。

そういうの美味しいですっ人のみどうぞ

何となく、えっちな展開!?って思わせておいて何もありません

[newpage]

視線を意識する様になったのはいつ頃だったか……。

刺さる様な視線を感じる、覚える、ふと、視線の先に目を向ければ重なり合う。その瞬間に満足そうに目を細めるロマーノがいた。

特に何か言うわけでもなく、こちらを見てくる、でも、その視線は確かに熱望してる様で、お互いの目が合えば恍惚とした表情を微かに浮かべていたようなそんな気がしてならなかった。


そんなある日、また、視線を感じたからと目線が重なれば聴こえないくらい小さな声が発せられてたのだろうか?パクパクと口が動いているのが見えた、読唇術を使えってか?そんな気持ちになって唇の動きに合わせこちらも動かして見る。


「後、もう少し」

何となく母音を当てはめればそう言ってるような気もした。

今日はイタリアちゃんちがホストの会議だ。本来俺様はもう行く事なんてしなくていいのだが、ロマーノの口元から読み取った「後もう少し」という意味が気になって堪らなかった。逢えばわかるだろうか?直接聞くべきかと思って本人の元へと足を運ぶことにした。

お兄様のいる待合室、コンコンとノックし「お兄様?」と呼びかけた。

返事なんてもんは無かった。なんならタバコでも買いに行ってたのか?喫煙所か?と思う、不用心にも鍵はかかってなど無かった。

だが、其のドアノブに手を掛け考え事をしていた直後の記憶が、曖昧だった。


……何故かって?強い衝撃を背後から受けて気を失ったからだ。完全な油断だった。無用心なその部屋に気にしようなんて思ってなかったのが仇となった。

それからどれだけの時間がたったのか、そもそも俺は今何処なのか、ただ理解出来た事は思ったよりもキツく、俺様の事を拘束したその縄がやたら可愛らしいピンクをしていて、部屋が鏡張りというなんとも、なんとも言えない空間にいる、床に放り出されてるわけでもなく、ど真ん中にあるベッド。どう見てもこういう部屋っつーのはそういう趣味の部屋、だよな?なんで?

つーか殴られる程俺様そんな思いしなきゃなんねぇの?なにこれどゆこと?

部屋を眺めながら現状を理解しようってフル回転してる頭を使いながらと暫くしていると、シャワーの音がする。

機嫌のいい鼻歌交じりで、浴室が開いたからかこちらに湿気が混ざる。

半分身体が濡れた状態でバスタオルを使って拭きながらその人はこちらに向かってくる、バッと顔を上げたその瞬間、その視線の先には輝かしい男のシンボルが眼前あり思わず俺様は「ぎゃあああ!」なんて情けない悲鳴を上げた。勿論その悲鳴にびっくりするかのように男の方も「ちぎゃあああ!!!」なんて悲鳴が上がる。もう、その悲鳴の独特さにはっとしながらゆっくり相手の方へと視線を向けて行った。下半身、腹部、胸部、そして……顔、に。

「お兄、様……」

「……おう。」

その時のお兄様の視線は普段のお兄様、だった様な気もした。

「なあ、なんでこんな目に遭ってんの。俺様」

何となく、小さい声で恐る恐ると言った感じで聞いてしまった。別にもっと普通の態度取れば良かった気が済んのに。

なんかそういう気分では無かった。どことなくいつもと違うって警戒すべきだと感じ取ってしまったからだ。

……暫く沈黙が続いた。悩む様なそんな態度だ。あー、と、声を出すお兄様が此方を振り返った途端ベッドにぎしっと上がり覆いかぶさってくる。

思わず「ひぇ」なんて声が出たがその時の眼の色は普段の茶色がかった緑とはいかず最初から瞳の色が鮮やかな緑だったからだ。

それが恐ろしいとかそういう事では無いが分からない気持ちでいっぱいだったからか、身構えてしまっていた。艶っぽい様な熱を帯びた声で「お前を捕らえて物にしたかったからよ。じっくり時間掛けてたんだ」と囁かれてはその瞳に見える視線が俺を捉えてるようでまるで目線は空を覗くように何処を見てるのか少しズレていた気がしてならなかった。

「お兄様は、欲しかったのか?俺が。こんな事しなきゃなんねぇ程に?」

「欲しかったよ、裏切られてから、弟に取られて、弟にも取られて、アイツには攫われてさぁ?なんで?なんでこいつってあんなに俺の事お兄様って呼ぶクセに俺の事見えてねぇの?って考えて考えて考えてた。なぁ、プロイセン、俺のものになってくれよ。無理矢理連れてきたのは悪かったけどよ。これからすることを無理させたくねぇんだ、なぁ?」

……何時から、何時から?こんなにこの人は見えなくなってたんだ?見てたのに、見えなくなってたんだ?わかんねえ。分かんねぇ。


俺様に裏切られたって、随分昔の話なんだよな?弟に取られて弟にも取られた。

イタリアちゃん?ヴェスト?そういうことか?……そんなに狂う程俺様が良かったのか?

「なぁ、おにいさま?…ちゃんと教えて欲しいなぁ?俺様逃げたりしねぇからよ」

ゆっくり問い掛ける。見えてねぇならこっちが、見せてやるしかねぇんだよな。

「お兄様は、俺様を支配したかったのか?それとも……」

……俺様に恋してたのか?視線に感じた。その熱望に、応えてくれ。



「……え?」

ロマーノは問い掛けに暫く沈黙した。

それは、伝えてなかったっけ?と言うように。涙を溜め込みながら。

「俺は、さぁ。……お前が、恋しいんだきっと。」

ゆらゆら揺れる瞳が真っ直ぐ俺様を見た瞬間だった。

その恋する目に俺様もいつの間にか充てられて目を閉じて。


「好きに、していいから。このまま2人閉じ込められてても俺様は逃げねぇよ。」

ただその一言だけを伝えて。彼の熱望に溺れる選択をした。

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