第15話
岩本
『ハァッ ハァッ』
“自分の気持ちを隠してばっかじゃ、これから先も関係は変わらないと思うんだよね。。っだから自分の気持ちに正直になるべきだよ。”
佐久間の言う通りだ。
今はまだ……なんて生ぬるい考えじゃダメなんだ。
修学旅行が終わったら、また離ればなれになる
せっかく会えたのに。ずっと想ってきたのに。
俺はもう迷っちゃいけないんだ。
??
『……はーい』
渡辺
『うぉ、岩本くん…』
岩本
『…ども。ふっかまだ寝てる?』
渡辺
『…え?まだ寝てるけど…。』
岩本
『ちょっと悪いんだけどさ、ふっかと二人きりにしてくれない…?』
渡辺
『お、おうっ。全然いいよ、俺出てるなっ。』
岩本
『ごめん、ありがとうっ。』
岩本
『ふっか。』
ふっかは部屋に連れてきたときと変わらず布団で眠っていた。
岩本
『………ふっかあのね。俺、ずっとお前に言わなきゃいけないことがあって。』
俺は寝ているふっかを見つめながら話した。
岩本
『小学校の頃、ふっかが言った何気ない言葉を俺は真に受けて、ずっと筋トレを続けてきたんだ。』
岩本
『中学のときも、高校に入ってからも、ふっかを忘れたことはなかったよ。』
岩本
『俺………っ、ふっが好きなんだ。』
深澤
『…………』
岩本
『5年ぶりにふっかと再会して、全然変わってないふっかに安心して、それと同時にどう接していいか分からなくなった。』
岩本
『小学校の時にふっかに感じていた気持ちと、今感じている気持ちは違うものだから。。』
岩本
『俺はいつも笑ってるふっかの笑顔が好きで、でも分かりやすいから俺にはお見通しのところとか、すごく愛おしく感じる。』
岩本
『ふっかの全部が好きなんだ。』
深澤
『…………』
岩本
『…でもそれをふっかに知られるのが怖かった。』
岩本
『…っでも、隠してるばかりじゃ変われないって佐久間に教えてもらった。』
岩本
『……修学旅行が終わったら、また離ればなれになるだろ…?』
岩本
『俺はもう….、ふっかと離れたくないんだ……っ』
岩本
『…だからね、』
チュッ
岩本
『“愛してるよ。”って伝えたかった。』
俺は眠っているふっかの唇に軽く口づけした。
深澤
『………』
深澤
『……っ////』
岩本
『……ふっか。』
深澤
『……/////////』
岩本
『…ふふっ、キスで目覚めるふっかは白雪姫と同じ?』
深澤
『…ッうっせーよっ…//
…お見通しってそういうことっ…//////』
岩本
『好きだからね。』
俺がふっかに話かけている時からずっと、ふっかが起きてたことも。
俺にはお見通し。
深澤
『……分かってたなら恥ずかしいことするなよぉ…/////』
岩本
『ふふっ、ごめんね。…でも気づいてたんでしょ?俺の気持ち。』
深澤
『……うん…。』
岩本
『今の聞いて、俺のちゃんとした気持ち、伝わった?』
深澤
『…コクッ』
岩本
『そっか笑 良かった。』
深澤
『……返事聞かないの?』
岩本
『聞きたいけど、俺も急に告白したし。ふっかの気持ちが落ち着いてから聞こうかなーって。』
深澤
『……そう…』
岩本
『一応ふっかは倒れたんだから、ゆっくり休んで欲しいし。』
深澤
『……っ…』
岩本
『俺部屋にいるから、何かあったら連絡して?』
そう言って俺は部屋を出ようとした
でも…
岩本
『!?』
立ち上がった俺は後ろから引っ張られてそのまま布団に倒れこんでしまった。
岩本
『いててっ…、ちょ、ふっかなにすん…ー』
チュッ
岩本
『っ!?///』
気がついたときには俺とふっかの唇は重なっていた
俺の視界には目を瞑ったふっかの真っ赤な顔
岩本
『…えっ…///?』
深澤
『お、っ』
深澤
『俺もっ、照が好き…っ!』
岩本
『…!?』
深澤
『俺も照と離れたくない…っ、修学旅行が終わってもそばにいたい…っ!』
岩本
『…………』
深澤
『俺も照の気持ち知りながら怖くてなかなか言えなかった…っ。でも後悔はしたくないから…っ!』
深澤
『照と一緒に幸せになりたい…から…』
深澤
『だから!俺と付きあ…ー モゴッ!?』
俺が言おうとした言葉は照の手によって塞がれてしまった
深澤
『ちょ、ひかっ?////』
岩本
『……そこはふっかには言わせないよ?ニヤ』
深澤
『っ?////』
岩本
『…辰哉。俺と付き合ってください。』
深澤
『っ/////////』
深澤
『………よ…/////////』
岩本
『 “よ”?』
深澤
『よろ”しくお”ね”がいしま”す”ぅぅ~~グズッ』
岩本
『あははっ、ふっか泣きすぎっw』
深澤
『だって、嬉し”くて”~~…!』
俺がそう言うと、照が優しく抱き締めてくれた
その腕のなかは心地よくてとても安心した
深澤
『…ってか初めてその…』
岩本
『ん?』
深澤
『た、、辰哉呼び…してくれたよね…//』
岩本
『ふふっ、何?またして欲しい?笑』
深澤
『えっ?//////////』
岩本
『これから辰哉って呼ぼーか?』
深澤
『べ、……別にそんなことは…っ』
岩本
『辰哉。』
深澤
『……いいって//』
岩本
『たーつーや?』
深澤
『……っやめろよぉ…/////////////』
岩本
『辰哉好きだよ?』
深澤
『プシュ~~~~~~(⁄ฅ⁄⁄ฅ⁄⁄).。:*♡』
岩本
『あははっw顔真っ赤すぎwwリンゴみたいww』
深澤
『調子乗りすぎだっっっっ!///////////』
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NEXT…♡100
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コメント
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やっといわふか- ̗̀꒰ঌ💛💜໒꒱ ̖́- 付き合ったわぁ〜これで残るはゆり組だけやね。はよ付き合えや(੭˙꒳˙)੭
めっちゃ好き!毎日毎日いつ来るかいつ来るかずっと待ってます!続き楽しみです!