三「ドス君!?」
「ドス君!!」
「ドス君が居ない…!!」
「いつの間に…!!!?」
「敵か!?」
ド「あの…、僕を誘拐して何になるんです…?」
✕「五月蝿い、!黙って乗れ!!!!」
ド「…はい」
(見知らぬ車…、見知らぬ男性達、どうやら僕に用があるわけでは無いようですね)
✕「着いたぞ降りろ!!」
ド「…はぁ…。、、」(面倒くさいことになりました…)
✕「溜息ついてないでさっさと降りろ!!!!」
ド「分かりましたよ…、、」ムスッ
トコトコ
ド (…廃工場ですか)
(初めて入ったので凄いです!)
✕「此処に座れ」
ド「…ッ」
✕「…よし、」
「じゃあ俺達は今から行くところがある」
「此処から一歩も動くな」
「お前が逃げようとしても監視カメラで見えている」
「逃げたらどうなるかは…、」
「分かってるな?」
ド「……」
✕「おい聞いてるのか!!?」
ド「…はいはい、動かなければ良いんですね」
✕「嗚呼」
タッタッタ
✕「本当に逃げるなよ?」
ド「…」コクッ
タッタッタッタッタ
ド「…」
ド「ふふふ」
「…逃げるなと言われて逃げない痴人が何処に居るというのです?」ニヤ
「監視カメラだなんて此の部屋に来た瞬間に壊しておきましたし…」
「其れに、最初は良いと思っていたのですが…、此処は埃が立っています」
「何とも息苦しくて厭ですね…」
「…けど」
「もう少し見ていきましょうか」
ド「矢張り何も有りませんね…」
チュー チュー
「…ッ」チラ
「…鼠…?」
「…」ジー
スリスリ
「ッッ…!?」
「ッもしかして…」
「貴方は僕を鼠だとお思いか何か?」
チュ、
「失礼しちゃいますね」
「僕は鼠では有りませんよ」
チュ?
「はい」
「でも見るからに子鼠…」
「母親か父親は居ないのですか?」
チュチュ
「そうですか…」
「では僕と同じです」
「……が、」
「其れは前の僕です」
「今の僕には三島さんが居ます」
チュチュチュ?
「はい」
「拾ってもらったんです」
「なので」
「三島さんが僕を拾ってくれたように」
「貴方を僕が拾ってあげましょう」
「きっと三島さんも良いと言ってくれます」
チュー♡
「ふふ」
「くすぐったいです…w」
三「え、えっと…、どうしようどうしよう…!」
「お、落ち着け、落ち着くんだ!三島由k…」
?「おじさんだあれ?」
三「ッッッ!!!?」
?「誰か探してるの?僕が手伝ってあげようか?」
三「き、君は!?」
?「僕?」
三「うん…」
?「…じゃあおじさんが先に言ってくれたら僕も教えてあげる」
三「え、僕は…、」
「…僕は三島由紀夫」
?「三島さんね!」
「僕は…」
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