続きです!
こんな暗い(?)作品でも甘々は欲しいですよね!なので今回多分甘々です、はい
ではどうぞ!
⚠️太中⚠️
bl注意
───ポートマフィアに帰還───
太宰は帰ってきてずっと俺の後をついてきてる、何時もは全然いいんだ、その方が静かで助かる、だが今回はやめてくれ、なぜなら…
俺はさっきの外出で冷や汗をかきまくり、気持ち悪く今すぐお風呂に入りたい、だがこいつは幽霊、いくら家に鍵をかけたってすり抜けてくる、本当に最悪だ、だからさっきから離れるよう促している
中『なぁ、その、ポートマフィア少しは回っていいぞ?』
太『ううん、大丈夫、』
中『いや、だが部下の1人にお前とよく干渉していた奴が居るから思い出すんじゃないか?』
太『今はいいの、』
全然引かねぇ、流石に腹立つ、なんで此奴全然離れねぇんだよ、こうなったら太宰は頑固だし….正直に言うか…..
だが俺は正直に言ったことを後に後悔することになった
中『なぁ….その…俺風呂入りてぇんだけど』
太『で?』
正気か此奴、分かるだろ、ここまで言ったら分かるだろ、プライバシーないのか、….いや幽霊だし関係ねぇのか
中『だから、その….離れろ』
太『なんで?』
中『風呂入ってるとこ誰が見られてぇんだよ、』
太『….なんか面白そうだから嫌だね』
中『はぁッ!?』
駄目だ、これはもう駄目だ絶対言うこと聞かねぇな、諦めよう
中『はぁ….もういい、見たきゃ見ろ』
太『やった』
中『やった….????』
太『なんでもない』
──風呂──
太『…..傷多….』
中『うるせぇ』
任務で傷が沢山あるのは当たり前だが太宰が死んだ後1回ポートマフィア内で暴走してしまった時に少し反感をかってしまい、傷が増えた、
太『….』
太宰はさっきから俺をずっと観察している、正直めっちゃ恥ずいし視線が鬱陶しい
脱ぎ終わって身体を洗い、湯船に入った
太『あったかい?』
中『あ?まぁ….』
太『ふーん』
そう適当に返事されて少しムカついてたら太宰が湯船に手を突っ込んだ
太『なんも感じない』
どうやら太宰が触ってると感じたりするのは俺だけらしい、てか俺も触られてる感覚がある、見えてる人限定なのかもしれない
俺が何やってんだ此奴、と呑気に思っていたら太宰は俺の体に触ってきた
中『ッッ!?』
腰あたりをすりすりと触られて、少し擽ったい、なんか変な感じがする
太宰は無言で俺の身体を触ってる、腹筋にでも興味あんのか?、正直怖い
太宰がお腹辺りを強く押した
中『ん”ん”ッッ!?//』
その途端俺の口から変な声がでてきた、俺ってこんな声出せたか?てかなんで出た、腹ビクビクする、なんで?と混乱しまくっていたら太宰は別のとこを触った、手首だ
太『この穴何…?』
中『は…あッ?….』
太宰が見ていたのは手首の穴だったこれは俺も分かんねぇ、覚えていない
中『分かんねぇっ….』
太『そう….』
太宰はその穴をずっと見ていた
中『見覚えあんのか…?』
太『いいや?』
なんなんだ此奴は本当に…謎だらけだ、長くずっと一緒に居た俺ですら、此奴を全て理解することが出来ない
太『てか中也』
中『ん….?』
太『のぼせてない?』
中『…???』
太『ちょっと、ぽわぽわしたままぼーっとしないでよ』
中『はぁ…?』
太『はぁ….よいしょ』
太宰は溜息をつきながら俺を洗面所まで運んだ、数分経ってだいぶ治ってきた
中『服着たぞ…』
太『そう、もう寝たら?』
中『そうする、お前はいつも通り俺の分まで記憶の手がかり探してくれ』
太『分かった』
ストレスで俺が太宰を無視した出来事がきっかけで、太宰とは夜と昼交代で手がかりを探すことになった
数時間俺は寝ていて目を覚ました目の前の時計を確認したらまだ深夜2時だった、二度寝しようとも思ったけど異変に気が付いた、それはパソコンの音が聞こえない事だ、太宰は何をしている?
振り返って見ようと思ったが身体が硬直して動かない、これは金縛りだ、原因は十中八九太宰だ、だが何故こんなことを?そんな事を考えていたら目の前に太宰が出てきた
太『うふふ、動けないでしょ〜?』
太宰は嘲笑うような顔で俺を見た
太『金縛りってやつ出来るんだよねぇ〜!』
太宰は動けない俺を気にもとめず自慢し始めた、後で殴ってやろう
太『ふふっ、おもしろーい』
よく考えたらこいつは幽霊で金縛りが使える、何時、どんな時でも、俺はもうこの幽霊太宰にはかなわないのかもしれない
太宰はずっと俺の顔を見ている、そして更に近づいてきた、その瞬間唇が触れ合う音がした
太『あはは、キスしちゃった!!』
混乱した、今太宰、俺に何をした?は?なんで?は?
太『なんか反応ないの面白くないから戻そ』
太宰がそう言った瞬間さっきまで重かった身体が軽くなった
中『てめっ!!何しやがっんだッ!!』
太『いやぁ、少し疑問があってねぇ…』
中『はぁ?』
太『前の私の少しだけある記憶から考えたところ中也は私のこと嫌いだよね?記憶の中の態度的にもすぐわかる』
中『ッ….』
その話から太宰が言ってる疑問のことを理解した、確かに前は太宰の事が死ぬ程嫌いだった、だが太宰が死んでからの喪失感と寂しさで俺は太宰が好きだって事に気づいた、だから太宰が覚えてる記憶の中では太宰が言ってるようになるつまり….
太『だが今の中也は違う、あの時私が前みたいに大好きと言った、前の中也なら即答で気色悪いとか言ってるけど、今の中也は顔を赤くしてた、』
太『私がずっと君を観察していたり変なことを言っていたのもそれだよ』
全部、記憶がいくら曖昧でも此奴はすぐに俺を理解し、全部見抜いた、何処までも詮索が上手い男だ
太『中也、もしかしなくても私のこと好き?』
心臓がうるさい、恐怖と不安が入り交じり上手く話せない、確かに俺は此奴が好きだ、不覚にも、だが此奴は俺の事を好いていない、正直に言っても意味などない
太『ねぇねぇ、何か喋ったら?』
中『….俺は….手前が….大嫌いだ….』
終了です!!
誤字や読みにくかったらすみません💦
ではさようなら〜!
コメント
24件
甘々ありがとうございます...拒絶されると分かってたら言えないよね...中也の気持ち分かる......でも、太宰さんは口では嫌いとか言うけど絶対心の中では好きって言ってるタイプだと思う
見る前 『甘々です!』 サブタイトル 大嫌い 私「????????」 見た後 ( ^ω^ )(。・´д`・。)(納得の顔+中也の発言で、うわぁぁんとなった) 拒絶とかされたら怖いから素直な気持ち言えないのかな...悲しい
あらぁ中也ったらツンデレで〜素直に気持ち伝えなさいよぉ〜