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その尻から出たものは、どう見ても金属だった。固く、光沢があり、 触ったところが温かくなっていく。
ありえない話だが、実際に起きてしまっているのだからしょうがない。
純金かなんだかわからないが、これは金属だ。
病院に行くべきか?いや、そんなことしたら、頭の方の検査をされてしまうだろう。
昨日、何食べたっけ?
至って普通のものを食べた。ただ、昨夜のことを思い出している中で、連想の糸が夜に見た夢に及んだ。
女神さまのような綺麗な人。その人がいった。
「今日から100日間、あなたに富を授けましょう。有効にお使いなさい」
まさか、夢が現実に?なら、この金属も何かの授かりものなのか?
これから100日間、毎日尻から出るのか?
謎はつきないが、悩んでいる時間はない。今は朝からの大学の授業に行くことが優先だ。
謎の金属をビニール袋に入れ、ゴミ箱の横に置いて家を出た。