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『わたしをみて』

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『わたしをみて』

8 - 『わたしをみて』 7話 両思い

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2024年09月28日

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『私を見て』

※本作品はノンフィクション作品です

一部虐待や自傷行為等の表現がございます、見るのがつらい方はそっと閉じて下さい
















では、物語の中へいってらっしゃいませ、、

















____________________


雅side


なんか、八木また大きくなったな

なんて思っていたら



八木

「そいや、話ってなんだ??」


「あ、そうだ、!今日朝来る時に聞いちゃったんだ、、担任と八木で私の話してるの、、」


「っ、、聞くつもりじゃなかったんだけど、!その聞こえたというか、、?なんと言うか、、」


八木

「聞こえちゃってたか、、?なぁ、、北条俺に何があったのか話してくれよ、、」


「けどっ、、きっと聞いたら、、幻滅するよ、、、?」


八木

「そんなことはないっ!!俺、、北条のこと好きだから、、お前のことならなんでも受け止めるつもりだから、、!」


「八木、、?好きって、、言ったの、?」


八木

「そうだよ、、!好きだよ!!きっと北条は友達ぐらいにしか思ってねぇんだろu」


あまりの嬉しさに八木に抱きついてしまった


八木

「おわっ、、ほ、うじょ、、う??」


「あぁ、!!ごめん、、いきなり、私もその、、好きだから、八木のこと、、が」


八木

「は、?えっ、、?そうなの、、?」


「いまこの状況で嘘つく人いる?w」


八木

「まぁ、、居ねぇか、、じゃあ俺ら、両思いなのか、?」


「まぁ、、そういうことでしょ?」


八木

「やべっ、、もう時間だ、一旦教室戻ろう」


「そうだねっ、、あっ、、!」


急いでいた俺はバランスを崩してしまった


八木

「北条っ!!」


そう言って、八木は俺の腕を掴んだ


「ごめんっ、、ありがとう」


八木

「早く行くぞっ、!」


急いで教室へと戻って行った




授業終わり、八木がこっちをじっと見つめてきていた


「ちょ、もう、なぁに??」


八木

「いや、なんか、可愛いなーって」


「は、、?もうー!!アホなのかお前は!w」


八木

「アホじゃないってw」


「あ、それで、朝の続きなんだけど、、」


八木

「忘れてたわ、、北條がいいなら、、」


「八木がちゃんと守ってくれるって約束するならね、?」


八木

「守る!!守るよ!絶対に」


そう言い真剣な眼差しで俺を見つめてきた


本気なんだとその目からしっかりと伝わってきて、恐る恐る今までのこと全てを八木に話した


八木

「っ、、、、思ってたよりも酷いな、、

俺は許せない、、お前をそんなにボロボロにしたヤツらを」

「怒ってくれてありがとう、けど八木はもっと気になってることあるんじゃない?」


八木

「は?気になってることって、、、あっ」


「さすがにここでは脱げないから、昼休み保健室行こっか」


八木

「わ、わかった、、」


「八木、、今まで黙っててごめんね、嫌われたくなくてずっと隠してた、、、」


八木

「そんなことで嫌いになるかよ、仮にもし好きじゃなかったとしても俺は北条を受け入れるよ」


「あはっ、、wもうー、、そうやって泣かせるんだから、泣」


八木

「えっ、、ちょ、、泣かないで、、?北条はよく頑張ったよ、これからは幸せになろう」


「うんっ、、ありがとね」


そう言い俺は八木にハグをした

今までよりも強い力で




そうして午前の授業が終わり、給食の後保健室へと向かった





八木side


なんか、いやらしいことするわけじゃないのに妙に緊張しちゃう、、、



落ち着け俺、、落ち着け、!!



なんとか気持ちを落ち着かせ、北条と二人で保健室へと向かった



「八木、、ちゃんと見てよ、?」


八木

「う、、うん、!」


北条はゆっくりと長袖長ズボンを脱いだ



そこにはあまりにも生々しい数の傷がいくつも刻み込まれていた



腕の内側にはリスカの跡が大量に

足やお腹等には殴られた痣が



とても見るには耐えれない光景だった


「八木、、?大丈夫、?」


八木

「んっ、、大丈夫だよ、あの、さ」


「ん?どうしたの、?」


八木

「そのっ、、触ってもいい?痛かったらすぐにやめるから」


「いいよ、?触りたいだけ触りな?」


八木

「ありがと」


そう言って俺はそっと北条の体に触れた

何度も切ったであろう腕はボコボコしていた



身体中から悲しみが滲み出ていた

あまりの怒りと悲しさで北条をゆっくりと抱きしめた



そうしていたら、北条は俺の腕の中で静かに泣いた



いつの間にか昼休みが終わりに近づいていたため2人で教室へと戻って行った



北条は一体どれだけの期間苦しい思いをしてきたのだろうか



帰る時に言おう北条に、もう泣かなくていいんだよって、俺が北条のこと沢山沢山幸せでいっぱいにしてあげるよって



なんか、、恥ずいけど、今俺が北条にかけてあげられる言葉はこれぐらいだから、、



やっと好き同士になれて、北条は俺もちゃんと頼ってくれてる



もう両思いなんだよな、、俺ら



まだまだ先は長いけれど、北条の祖父がどう出てくるかも分からない、、



話聞いてる限り、俺らの関係バレたら、、どうなっちまうんだ、、、、



怖い、、お互いがお互いのこと好きなだけなのに、殴られるかもしれないって思ってしまう



ずっと北条はこんな思い抱えながら生きてきたのかな、、?



きっと多分、恐怖で震えていたんだと思う

でも、俺が見ることはないんだろうな



そう安心していた、あの日が来るまでは

今でも忘れはしない、冬が来て、とてつもなく寒い日だった









今日は雅と一緒に学校へ 登校する日だ

にしても今日はとんでもなく寒い



雅のために俺の上着1枚持ってこう

きっと可愛いんだろうな、、上着着た雅



早く会いたい、早く会って今日は、、

初めてキスをする日だから、!



胸に期待を踊らせて自転車をいつもより急ぎめで走らせた



雅の家が見えてきた、LINEいれなきゃ




八木

『雅ー!!家ついたよ、起きてー!!』


あれ?おかしい、いつもはもっと早く既読がつくはずなのに、まだつかない



なぜか嫌な予感がした

そう思った俺はそっと雅の家へと近づいた



「ごめっ、、なさいっ、、、ゲホッ、

もっ、、やめっ、て、、、息が、、、」


雅祖父

「なんだあれは!!なぁ、!クソガキが何が死にてぇだよ!じゃあ俺がお前のこと殺してやるよ!!!」


「ごめん、、なさいっ、!」


雅祖父

「はぁ、、もういいわ、てめえ早くどっか行け、話は帰ってきてからだからな、覚悟しろよ」


「わかりまし、た、、」


雅が家から出てきた、何があったのか聞きに行かなきゃ



雅、、??なんだその顔は、、

早くっ、、早く雅の傍に行かないとっ!!!



八木

「雅っ、!!雅、、大丈夫か、??

一旦俺の上着被ってろ、、このまま学校行こう、後ろ乗って、ちゃんと掴まって」


「ごめんなさい、、、ごめんなさいっ、」


八木

「謝んな、お前は何も悪くないだろ

謝るな、、学校行ったら起こったこと全部話してくれればいいから」



そう言い静かに学校へと自転車を走らせた

後ろに乗っていた雅はずっと黙ったまま俺の服を強く握り、泣いていた



そうして学校へと着き、雅を支えながら誰もいない教室へと向かった





____________________














『私を見て』  7話  両思い












いかがだったでしょうか?





6話から7話までは基本的に結構恋愛面多めだったのですがここに来て、少し重くなります



一体八木は何を見たのでしょうか、?

そして雅の身体に起こっていることとは



全てが謎に包まれたまま、7話終了となります



8話もだいぶ長めのストーリーになると思いますので、頑張って読んでください!!















では、次のお話でお会いしましょう、、















次回 『私を見て』  8話  一緒に暮らそう



















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