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ピンポーン。
真澄「 誰だ こ ん な ド 深 夜 に よ ぉ。」
ガチャッと開きながら文句を言い顔を上げる。
真澄「 あ ぁ ? 馨 ぅ、? 」
馨「 あ、あ の、香 水 の 名 前 っ て…ッ 」
真澄「 は、… 」
それを聞いた瞬間ポカンとしていた。
理解したのかいたずらっ子のような顔でこう言う。
真澄「 気 づ く の 遅 か っ た なぁ、 」
馨「 薔薇の匂いだけの情報で分かるわけがないじゃないですか!」
新種のいじめですか。
真澄「 馨 も ま だ ま だ つ ぅ ー 事 だ よ 」
べしっと叩かれたがただ僕が喜ぶだけなのだ。
分かっててやっているのだろうか、たまにそう思う。
そんなわけないのに。
馨「 …な ん で、馨 に し た ん で す か。」
ポツリと出た言葉。
理由が聞きたかった、僕を試したという訓練の項目でも今更過ぎるのだ。
他に理由を見つけようとしたが、結果なんて。
真澄「 …分 か ん だ ろ 」
不器用な告白、真澄隊長らしい。
馨「 ふ ふ、僕 が 気 づ な か っ た ら ど う し て た ん で す。」
真澄「 ン な も ん 考 え て ね ぇ な ぁ。 」
紫苑に感謝しろ?その言葉で確信した。
馨「 …や っ ぱ り 同 盟 組 ん で ま し た よ ね、? 」
真澄「 な ん の 事 や ら 」
ワカンネェーナァ。と分かりやすいほどの棒読み具合だ。
馨「 結 構 悩 ん で た ん で す よ っ! 」
真澄「 噂 を 信 じ る よ う な 馬 鹿 な 真 似 を す る か ら だ、」
馨「 う” そ れ は 失 礼 し ま し た… 」
「 と い う か な ん で お 洒 落 す る よ う に な っ たん で す か! 」
真澄「 仕 事 だ、ば ぁ か 。」
寒いと手をひらひら振りながら家の中に入って行く。
それを聞いた瞬間気が抜けた。
でも真澄隊長がドアを閉めようとするのでそんな暇も無く。
馨「 ちょ、ッ 」
閉まるドアを足で食い止めた。シンプルに痛い。
でも、今日泊まりますからね!
そう宣言した時の真澄隊長の反応。
真澄「 ド 深 夜 に 家 凸 し て 泊 ま ら し て く れ だ ぁ? 」
馨「 う” 」
正論過ぎてぐぅのねも出ない。
真澄「 嘘 だ ば か。今 か ら 帰 っ た ら 3 時 だ ろ 」
少しは睡眠とれ。6時からだろ、
馨「 ス ケ ジ ュ ー ル… 」
真澄「 …う る せ ぇ 」
馨「 な ん も 言 っ て な い で す。」
真澄「 か お る ? 」
1文字1文字圧を感じる。
馨「 ハ イ…調 子 乗 っ て す み ま せ ん。 」
真澄「 は よ 寝 ろ 」
馨「 一 緒 の 布 団 で す か 」
真澄「 …」
馨「 …い や、冗 談 で す よ 」
真澄「 チッ 別 に、い い。」
嫌そうじゃないですか!
そう思うなら床で寝るかぁ?
有難く一緒に寝ますよ。
そんな会話を続けながら寝ようと布団に入る。
馨「 お 休 み な さ い、真 澄 隊 長 」
真澄「 …ん だ そ の 呼 び 方 」
馨「 え? 」
真澄「 “真澄さん” 」
背中を向けていたが此方に寝返ったが小さくて僕のお腹辺りにスポッと入った。
馨「 … 」
真澄「 小 さ い と か 思 っ て た ら 殺 す ぞ 」
恥ずかしかったのかぐりぐりと頭を擦り付けてきた。
馨「 思ってないですよ 」
思ってない…いや思ってますけど、
馨「 かわぃ…」
真澄「 …殺 す 」
ぐぐぐっと抱く力を強めていく。がそんな事より頭を押し付けて抱きついてる真澄隊長が可愛いくてそっちの方が悶える。
馨「 はは、か わ… 」
真澄「 ッ、」
何回も可愛いと言うから締める事に意味が無いと気づき、イラつきながらも力を緩めた。
馨「 す み ま せ ん、寝 ま し ょ う か。」
真澄さん。
真澄「 …、生 意 気 」
身をよじって余計縮こまる。
馨「 生 意 気 な の は 真 澄 さ ん の 前 だ け で す よ 」
目を瞑って抱きしめた。
真澄「 …そうかよ、」
二人で朝が来るまで一緒に薔薇の匂いを堪能しながら寝た話。
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かおますって書くのムズいけど美味いよな🤤