「ねぇ、木葉梟(このはずく)くん…」
「な…なんだよ」
甘くくすぐるような雲雀(ひばり)の眼差しが累(るい)に降り注ぐ。
『どうしても話したいことがある』と意味ありげに切り出した雲雀は、
口辺に微笑を浮かべたまま話を続けた。
だが――。
「初めて性的興奮を覚えたのはいつ?」
雲雀の口から飛び出したのは、とんでもない言葉だった。
「はぁ!?お前、大事な話がしたいって言ってなかったか?
それなのになんだよ!」
思わず大声をあげる累。
その隣で、あとりが肩をすくめた。
「まさかのセクハラ発言ね…」
だが、雲雀は動じない。
「違うよ、真面目な話」
「どこがだよ…」
「まぁ、少しだけ付き合ってよ」
雲雀は悪戯っぽくウィンクを飛ばすと、
記憶を辿るように中空を見つめた。
「僕ね…小さい頃、異常な数のお稽古教室に通っていたんだ。
例えばそうだなぁ、ピアノに英会話…**********************
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