あるひとりの人生

最悪な人生を送って来ました。

失敗が嫌いで。周りから笑われるのが嫌いで 恥をかくのが嫌いで そのくせに勇気がなくて 大切な人には迷惑をかけた               「現実を見なさい」｢もっとできるでしょ」 うるせぇ。黙れ。知らないくせに。助けを求めても助けないくせに。                 「〇〇くんはできるのに」人と違くていいだろ。 ｢最近彼女とどうなのwwブスのくせによく彼女できたよな｣うるせぇよ。関係ねぇだろ。お前も。人間だろ。同じ。            「夢を持ちなさい。」夢を持つなって言っただろ。なんだよ。                       「辛いなら頑張りなさい」頑張りなさいなんて聞きたくなかった。                    「病んでるアピールキモ 氏ねよ」なんでだよ。

ネットを見ても。現実を見ても。夢を見ても。                                   何をしても。辛い。辛い。                 親友 彼女 からの言葉。惨めでごめん       彼女は好きだし。親友も大切にしたい。     段々と息が苦しい。死にたい。こんなことを思う度。  家族も。友達も。自分自身も。

何もかも闇に葬り去った。

「何をしても。何をやっても。｣ そんな言葉。

捨てろ。捨てちまえばいい。

鼓動は早く。 足も疲れを忘れ。もう止まれない。だけど、もし止まってしまうようなことがあれば。

もう。こんな気持ちになることが一生無くならなくなる気がする。

早く。早く。 耳を通り抜ける風の音。

暗い路地に鳴り響く道路からの車の音。

呼吸の音。鼓動の高まる音。

楽しいと感じる脳内。

真っ暗な路地裏。走り抜けた先には。

何がある。

恥じらいのある人生なんて。

もう                                      思わない。

何を言われようと                                       生き続けてやる。

このクソな世界にこの最悪な人生に

中指立てて。

あるひとりの人生。