TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

※これはあくまで作者側の見解。受け取り方は人それぞれ。なんでもあり笑



蓮司って何を考えてるの?回。


Q:蓮司って、どうして人をいじるみたいなことするの?


A:面白いからです。


蓮司は他人の感情に共感しない。

だけどその「感情がうごめく様子」には強く反応する。


誰かが黙る瞬間


誰かが何も言えなくなる沈黙


思ってもいない反応が返ってきたとき


それらを「予測不能な生き物としての人間」として、飄々と面白がっている。





Q:でも残酷じゃない?悪いことしてるって思わないの?


A:蓮司にとっては、“それが善悪になる”という感覚がそもそもない。


彼は構造と反応の歪みを愛している。

たとえば——


「なんでそうなるの?」

「じゃあもし、こう言ったらどうするの?」

「へえ、怒るんだ。面白いな、それ」




といった反応を“観察者”のふりをしながら、実際は積極的に歪ませている。

つまり、他人の破綻を“遊んでいる”。





Q:蓮司は意地悪なの?優しさゼロ?


A:いわゆる「優しさ」では動いていないが、悪意だけでもない。


蓮司にとって、人の心の揺れや崩壊は「美術品のひび割れ」のようなもの。

愛でているし、壊すことに「愉悦」すら感じている。

でもそれは、「壊したい」よりも「どう壊れるか見ていたい」に近い。


それを表に出すとあまりに露骨なので、

蓮司はいつも飄々と、ふざけているような態度でそれを覆い隠す。


「いやー、オレほんと悪趣味でごめん」

「けどさ、こうなるの見たかったんだよ、わかる?」




そんなふうに茶化しながら“観察の場を楽しむ”人物。




Q:じゃあ、沙耶香にだけはなぜ本気?


A:沙耶香だけは、“壊れない”から。


蓮司が“面白がる”相手は、壊れる前提の人間。

でも沙耶香は違う。


壊れたふりもできる


壊されたくないときは先に壊しにくる


それでいて、蓮司の「見たいもの」を読んで差し出してくる



つまり沙耶香は蓮司にとって「唯一、対等に演出しあえる存在」。

だからこそ、嗜虐ではなく「共犯的な親密さ」が生まれている。



無名の灯 答えを持たない相談室(遥・日下部・蓮司)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚