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あなたは眠らない街だった。
昼間には沢山の人が集まって
夜中は静かに輝いていた
夜中のあなたはロマンチックで
どんな夜景にも勝る美しさだと思った。
昼間の喧騒が嘘のようで
不安を感じずにはいられなかった。
あなたはただ微笑むだけで
わたしはその笑顔に心を奪われた。
あなたの全てがほしいと思った。
両手を大きく広げてみたけれど
あなたの全てが収まるとは思えず
すぐに諦めてしまった。
昼間の日に照らされたあなた
夜中の月に照らされたあなた
どちらも魅力的で、 愛おしいと思った。
わたしは意気地無しだった。
もしも来世があるのなら
次こそはあなたをわたしの腕の中に…
2024-09-20