第3話 裏の顔
玲)さっそくタイトルから不穏ですけども
玲)それではさっそく初めちゃいます?
玲)え?ちょっとグロい表現?ありますよ
玲)物語の都合上ちょっとね…(プロローグから虐待とかリアルなことやりましたけど)
玲)それではさっそくスタートです!
前回のマクドを注文した後から…
ヘル)悠ちゃんはマクドとか食べたことあるの?
悠人)ない…見た目が美味しそう…(雑誌に載ってるマクドの写真を猫のぬいぐるみを膝に乗せて見てる)
ヘル)なんだこの可愛い生物は
悠人)ん?
ヘル)なんでもないよ
ピンポーンと呼び鈴が鳴る
ヘル)はーい
配達員)○ber○atsでーす
ヘル)どうも
配達員)それと…
ヘル)…悠ちゃん、少し目瞑って耳を塞いでて
悠人)?…うん
配達員)死ね、黒魔組の頭領
ヘル)バイトに私情を持ち込むのはよくないぞ
ばんっと銃声がし、配達員の頭から血が垂れている
ヘルが誰かに電話をかける
ヘル)おい、さっさとこのクズ片付けとけ
悠人)…?
ヘル)あ、まだ目開けないで
ヘル)なでなで
悠人)えへへ…
ヘル)リビング戻ろうか、玄関には戻らないでね
悠人)これが…まくど?(袋を開ける)
ヘル)そうだよ、これがハンバーガーっていって、肉がパンで挟まれてるんだ
ヘル)これがポテト、お芋を油で揚げて、塩で味をつけたやつ
悠人)揚げる…?
ヘル)簡単に言えば熱い油の中に棒状に切ったお芋を入れた感じかな
悠人)おいしい?
ヘル)とっても
悠人)本当に…僕食べていいの?
ヘル)うん、いいよ♪
悠人)いただきます…ぱくっ…
悠人)びみ…!
ヘル)お口に合ったみたいだね
悠人)これとっても美味しい…!ヘル…様も食べて!
ヘル)あれ?名前覚えてくれてたの?
悠人)うん…!だめ…だった?
ヘル)むしろ嬉しいよ、でも様は付けなくていいからね
悠人)わかった…なんて…呼んだらいい?
ヘル)好きな呼び方していいよ
悠人)じゃあ…ヘルくん…
ヘル)おにいちゃんでもいいよ
悠人)…ヘルくん
ヘル)はい…
ヘル)ほらほら食べて、冷めちゃうよ
悠人)(こんなにあったかくて…とっても美味しいご飯が…あるんだ)
悠人)(僕にとってご飯は…ゴミ箱から…漁った惨敗を頑張って食べてた…)
悠人)(親に…そうしろって言われたから)
悠人)(ヘルくんは違う…僕にご飯も食べさせてくれるし…温かいお風呂にも入らせてくれる)
悠人)(…そろそろ…信じていいのかも)
また呼び鈴がなる
ヘル)少し見てくるね
悠人)一緒がいい…
ヘル)わかった、じゃあおてて洗ってから行こうか
悠人)うん…
ヘル)はい、どちらさま?
組員A)ヘル様!片付けは終わらせておきました!
ヘル)そう
組員A)組の者もヘル様の帰りをアジトで待っています、今日の午後にでも
組員B)そうです!ヘル様が狙われたということは黒魔組にとって宣戦布告!!
ヘル)うるさいな
ヘル)お前ら、さっさと帰れ。
ヘル)こっちはお楽しみタイムなんだよ、お前らが借金を取ってた狐火夫婦の子供の世話を楽しんでるんだから
組員A)その子供ですか?
ヘル)そうだ、狐火悠人って名前
悠人)ヘルくん…この人は?
組員B)おいおいガキ!ヘル様にくん付けだと!?ふざけんじゃねえぞ!(殴ろうとする)
ヘル)ふんっ(組員Bを蹴り吹き飛ばす)
ヘル)俺の物になにしてくれてんだ
ヘル)A、さっさとこの無礼者連れて帰れ
ヘル)明日の午後には帰ってやる
組員A)はっ!
悠人)…(やっぱり…嫌われてる?)
ヘル)ごめんね悠ちゃん!?大丈夫!?怪我してない!?
ヘル)悠ちゃんがあの人いらないなら、あのおじさん俺が消すから言ってね!?
悠人)そこまでは…いい
ヘル)そう?なら戻ろうか(悠人を抱っこする)
悠人)うん…
悠人)(やっぱり…ヘルくんはあたたかい)
ヘル)(あのクズ、一生悠ちゃんに服従させてやらないと)
——————–第3話 完———————-
玲)いかがでしたか?
玲)いよいよヘルの裏の顔が見えてきたと思います…
玲)それではまた次回お会いしましょう!
玲)おつれい!!
コメント
2件
ヘルくん悠人くんにめちゃくちゃ紳士…イケメン好き… これからももっと仲良くなってくれ〜…